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英検とは将来使える英語力に直結する資格|受験に有利なだけじゃない!

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英検とは、読む・聞く・話す・書くの4技能をバランスよく測れる日本最大級の英語資格試験です。

2024年度第1回検定から、3級以上の出題形式をリニューアルし、より「使える英語力」を証明できるようになりました。

英検は大学受験に有利といわれていますが、このリニューアルで、今後ますます活用する大学の増加が予想されます。

さらに、現在の社会情勢に添う試験内容の英検は、大学受験だけでなく、将来社会に出てからも役立つ英語力の証明が可能です。

この記事では、英検がなぜ大学受験で有利なのかについて説明します。また、目指すべき級や勉強法も解説します。

読むことで、英検が大学受験に有利な理由が理解できるでしょう。

英検リニューアルってどういうこと?

英検とは、正式名称を「実用英語技能検定」といいます。文部科学省が後援している信用度が高く、国内最大級の英語検定試験です。

大学受験に活用されている英語の外部検定試験(外検)はいくつかありますが、現在最も多く活用されているのが英検です。

その英検が、2024年度からリニューアルされました。以下に詳しくみていきましょう。

2022年度から高校の学習指導要領が変わった!

学習指導要領とは、文部科学省が定めている「授業内容や授業時間数などの基準」です。

高校の学習指導要領は、2022年度から改定されました。特に、英語については知識(どれだけ英語を知っているか)を重視する内容から、運用能力(英語を使って何が出来るか)を重視する内容に変わっています。

4技能(読む、聞く、話す、書く)をバランスよく身につけることが重要視され、改定によって学習すべき単語がさらに多くなりました。

これには、日本の大学生の英語力を世界水準まで引き上げようとする狙いがあります。

2024年度から英検問題の一部がリニューアルされた!

高校英語の学習指導要領の改定を受けて、英検は、よりバランスよく4技能を測る試験になりました。

なかでも、今まで配点の低かったライティングの問題が1題から2題に増え、Eメール(3級、準2級)や要約(2級以上)の問題が追加されています。これは、英語で「読み取った内容に基づいて自分の力で書く」能力が測られる内容です。

英検が大学受験で有利になるのはなぜ?

高校生の英語レベルは、在籍校で差があります。そのため、英語の4技能をバランスよく測れる基準として、外部検定試験を利用する大学が増えています。

英語力を測れる外部試験はいくつかありますが、おすすめなのが英検です。理由は主に以下の4つです。

英検は最も多くの大学入試で採用されている

英検協会の「英検・TEAP・IELTS活用校検索」によると、それぞれの外部試験を活用する大学は482校※です。なかでも英検の採用校が最も多いのが現状です。

※2024年6月現在

資格情報
英検
  • 多くの大学で受験の際に採用
TEAP
  • 英検協会と上智大学が共同開発した大学受験用試験
  • 上智大学を含め上位校で採用
  • TEAPのみの採用は上智大学だけ
IELTS
  • 海外留学向けテスト
  • ヨーロッパを中心に採用
  • 日本での利用は少ない
GTEC
  • ベネッセが実施
  • 団体受験(高校)が主
  • 採用大学は少ない

このように、ほかの外部試験は英検と比較して採用実績が少ないといえます。

英検の問題は高校の学習内容に合わせて作られている

英検が、高校の学習指導要領に合わせて試験内容をリニューアルしたことからも分かるように、英検の問題は高校の学習内容に添って作成されています。そのため、高校英語の学習がそのまま英検の試験勉強につながるのです。

また、準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度と、各級の目安が学校英語と直結しているため、取得級を英語力の参考にしやすいのも特徴です。

英検は合否だけでなくスコアも利用できる

英検は合否の出る試験なので、不合格の場合は受験に利用できないのでしょうか?実は英検には、「英検CSEスコア」という、世界基準のスコア表示があります。

英検CSEスコアを出願条件にしていたり、合否よりもスコアを優先していたりする大学もあります。そのため、もし不合格であってもスコアを提出すれば優遇されるケースもあります。チャレンジが無駄にならないのは嬉しいですね。

英検は受験料が安く受験機会も多い

受験料、受験機会を比較してみましょう。

検定試験情報
検定名受験料(税込)受験会場実施回数
(本会場受験・個人)
準2級 8,500円
2級 9,100円
準1級 10,500円
全国各地 従来型→年3回
S-CBT→毎週土日
4技能受験
15,000円
TEAP→26都道府県
TEAP CBT※→12都道府県
年3回
25,380円 ペーパー版→全国主要都市
PC版→全国4力所
ペーパー版→毎月4回
PC版→ほぼ毎日

ここでは主なものを記載していますので、詳細は公式サイトを確認してください。

英検は大学入試でどんな風に活用される?

英検2級以上が対象になる「大学入試優遇制度」には、学科試験免除、加点、得点換算、出願資格、合否判定への参考などさまざまなメリットがあります。主なものを見てみましょう。

英語の学科試験が免除される

指定以上の級の取得で一定の英語力保有を認められ、英語の学科試験(もしくはその一部)が免除されます。受験勉強の時間をほかの科目に割けるだけでなく、受験当日の負担が大きく減るのもメリットです。

条件は大学により異なりますので、志望校の条件を確認してみましょう。

加点される、得点換算される

「加点」は、入学試験の総合点に、取得級に応じて点数が加算されるものです。これはかなり有利な制度なので、志望校で採用していれば、ぜひ取得しておきましょう。

「得点換算」は、取得級に応じて、英語学科試験の得点に決められた点数が換算されるものです。また、英語の学科試験も受験でき、よい方の得点で合否を判断してくれるを行う大学もあります。どちらで高得点が取れるか分かりませんから、この場合は両方受験しておくと、一発勝負での不安を軽減することができます。

出願資格として求められる

指定級を持っていなければ、出願そのものが出来ないケースです。総合選抜や学校推薦に多く見られますが、一般入試で出願資格に英検を求めている大学もあります。

志望校で出願資格になっている場合は、合格のために数回の受験が必要になる可能性も考え、早めの準備が必須です。

大学受験で有利になるのは英検何級?

英検レベルの目安は、準2級で高校中級、2級で高校卒業・大学入試レベル、準1級では大学中級程度です。

準2級も入試の参考にしている大学はありますが、優遇措置を受けられる大学は2級から大幅に増えます。大学受験で英検を有利に活用するためには、2級取得を目指しましょう。

さらに準1級を取得すれば、難関国公立大学の総合型選抜の受験資格も得られます。準1級取得には、実際の社会生活で使える英語をしっかり理解し、ある程度使いこなせるレベルの英語力が必要です。準1級取得は、大学入試はもちろん、入学後の単位認定や、将来の就職・転職にも有利になるでしょう。

英検合格に有利な勉強法は?

英検合格に有利な勉強法は、過去問を解き、出題傾向、自分の英語力、得意不得意を見極めることです。英検公式サイトから過去3回分の問題と解答、リスニング音源が無料でダウンロードできます。2024年度第1回からがリニューアル後の問題です。

こちらでも詳しく勉強法を紹介しています(情報はリニューアル前のものです)。

技能別に比較【英検のレベル&勉強方法】

リニューアル後の問題形式は、リーディング問題が一部削減され、ライティング問題が1題増えました。時間配分が変更され、ライティングの配点が上がっています。

ライティングには「模範解答」しかないため、自分がどのくらい出来ているのか、どうすれば合格点に近づけるのかを自力で判断するのは難しいかもしれません。英検の採点基準に詳しいプロに教わることで、短期間でのスコアアップが期待できます。

まとめ

英検は、世界基準で英語力を示すことが出来る「英検SCEスコア」によって、読む・聞く・話す・書くの4技能をバランスよく証明できる日本最大級の英語資格試験です。

高校の学習指導要領改定を受けて、2024年度から英検の試験内容もリニューアルされました。「大学入試優遇制度」に積極的に英検を活用する大学も増えていますので、入試に向けて、少しでも早い時期に英検2級以上を取得しておけば有利になります。

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英検の単語を効率よく覚える方法

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英検を受験する際にまず取り掛かるのは「英単語」という方が多いと思います。
同時に、「全然覚えられないし、つまんない!」と初っ端から躓いてしまう方も多いでしょう。

ただ、英単語の習得は英検に限らず、「読む」「書く」「話す」「聞く」どの技能にとっても、何をするにも必要不可欠な要素です。

この記事では、英検各級の語彙数やレベルについて紹介し、効率のいい英単語の覚え方を解説しています。
スケジュールの組み方も紹介しているので、ぜひ参考にしながら計画を練ってみてください。

英検の単語数とレベル(級別)

まずは英検の各級にどのような英単語が登場するのか見てみましょう。
(レベルと語彙数の目安は英検が運営する「英ナビ」を参考にしています)

語彙数
単語例
レベル
5級
約600語
  • this(これ)
  • where(どこ)
  • morning(朝)
  • town(町)
  • park(公園)
中学初級程度
4級
約1,300語
  • say(言う)
  • think(考える)
  • people(人々)
  • one(1つの)
  • tea(お茶)
中学中級程度
3級
約2,100語
  • introduce(〜を紹介する)
  • worry(心配する)
  • as soon as possible(できるだけ早く)
  • be surprised to do(〜して驚く)
  • Why don't you 〜?(〜したらどうですか?)
中学卒業程度
準2級
約3,600語
  • hide(~を隠す、隠れる)
  • empty(空の、空いている)
  • eventually(結局は)
  • on purpose(わざと)
  • Neither did I(私もです)
高校中級程度
2級
約5,100語
  • discuss(〜について話し合う)
  • resign(辞職する)
  • adore(〜を敬愛する)
  • with regard to~(〜に関して )
  • neither A nor B(AもBも〜ない)
高校卒業程度
準1級
約7,500語
  • irresistible(抵抗できない)
  • mandatory(義務的な)
  • notorious(悪名高い)
  • mediate(〜を仲介する)
  • take advantage of ~(~を利用する)
大学中級程度
1級
約10,000~15,000語
  • astound(仰天させる)
  • integrate(積分する)
  • trigonometry(三角法)
  • potassium(カリウム)
  • synthetic fibers(合成繊維)
大学上級程度

【参考】 英ナビ!

準2級くらいまでは日常で登場しそうな単語が並んでいます。

2級になると「あらら、ちょっと難しいかな?」となり、準1級で「日本語も難しい……まずいぞ」と感じ、1級に関しては「????」という感覚ではないでしょうか。

英検準2級くらいまでは、特別なにもせずとも合格する方は多いです。
準2級までは英単語そのものが少し怪しくても、リスニング等で点が稼げてしまったりします。リーディングの話の内容も難しくはないため、意味の推測は容易です。

その後、2級、準1級……と難易度がぐぐぐっ、と上がり「(実は)覚えていなかった準2級までの単語」+「新たな難解単語」のコンボで苦しむ方は非常に多くいます。

英単語の覚え方

級が上がるにつれ単語の難易度が上がるはもちろんですが、単純に各級の語彙数だけ見てもあまりの量にクラクラしてきます

そんな英単語を、それでもどうにかして私たちはモノにしなければなりません。

ここからは、英単語を効率よく覚える方法を解説していきます。

初級から英検1級の受験をするような上級者の方まで、どんなレベルの方でも使えるのでやってみてください。

音読をする

単語学習の際、英単語は全て声に出してやっていきましょう。

音読をするというのは「目で見るだけ(=黙読)」に、「口で発声して」「耳でその声を聴く」という作業が追加されることになります。

脳というのは、刺激が多いほど記憶してくれるものです。
「見る」「発声する」「聞く」の3つの刺激で、こうかはばつぐんです!!

ついつい気にしてしまうのですが、発音は完璧にできる必要はありません。きれいにæの音が出せなくても大丈夫です。

ただ、例えば「relative」を「リレイティブ」等のように全然違う読み方で覚えないように注意してください。(せっかく覚えたのに、リスニングの時に「レラティブってなんだ?」と混乱する原因になります)

発音記号を読めるようにしておくと安心ですが、最近の単語帳はアプリで簡単に音声も聞けるようになっていると思いますので、読み方が分からなければ聞いてみましょう。

単語帳には例文も付いているはずですので、そちらも音読します

単語だけよりも、「どういう時に使うのか」「どのように使うのか」が理解でき、覚えやすいはずです。
お得情報として、例文ごと記憶に残っていれば、英作文パートでそのまま使えることもあります最も難しいと言われている大問1(穴埋め)で似たような文章が出題されることもあります

ぼそぼそと言うのではなく、しっかりと声に出して音読してください。恥ずかしくない!

※親御さんは、お子様が音読しているのを聞いても決して茶化したりせず、もし声をかけるなら「いいね」「上手になったね」とほめてあげてください。

日本語をチラ見し、イメージを思い浮かべながら、単語と例文を音読してどんどん進んで行ってください!

全くイメージが思い浮かばない単語はどうする?

日本語からして難しい単語もたくさんありますよね。例文もちょっと小難しかったりして、全くイメージがつかめず音読する気が失せてしまうこともあるでしょう。

「dog」と聞いて犬を想像するのはカンタンです。でも例えば「integrate(積分する)」のイメージってどうすればいいんでしょうか?

日本人はあまり日常の会話で「積分する」って言いません。数学の授業中くらいですかね。
ネイティブでもそんな感じなのか、意外と日常で使う機会があるのか……。級が上がれば上がるほど付きまとう悩みです。

そんなときはPlayPhrase.meにアクセスして、英単語を入力してみましょう。

その単語が使われている、映画のワンシーンがいくつか再生されます。聞くだけでなく、映像をよく見て「どんな人が」「どこで」使っているのか観察してみてください。
国語辞典で「積分する」を調べるより、ずっと理解しやすいはずです。

全部の単語でやっていたらキリがないですが、モヤモヤして進めなくなったときや気分転換したいときに、PlayPhrase.meはオススメです。

復習する

英単語を覚えていて、ふと2ページほど前を見返す。昨日覚えた単語を見てみる。 すると

全然覚えてないじゃん!

となることも多いですよね。

そして「あんなに頑張ったのに!」「やーめた!」というのが最悪のパターンです。

気持ちは分かります!
でも、実際は忘れてしまうことをそんなに気にしなくても大丈夫なのです。

英単語は、覚えて→忘れて→覚えて→忘れて→覚えて……の繰り返しで覚えるものだと思ってください。数日前の英単語を「忘れて」いるのは、この流れの一部だと思って受け入れましょう。

エビングハウスの実験について

エビングハウスの忘却曲線」というものをご存じでしょうか?

覚えたことを○分後に復習したら、初めて覚えた時に比べて〇%早く記憶できる(時間の節約ができる)、という感じの曲線グラフです。 ドイツの心理学者、エビングハウスさんが発表したので「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれています。

例えば、昨日覚えたことは今日、ほとんど忘れてしまいます。皆さんが「全然覚えてない!」と絶望するタイミングです。

でも、ここで「やーめた!」とあきらめるのって、すごく勿体ないことなんです。「全然覚えてない!」と思っていても、実は最初に覚えた時よりは覚えやすい状態だからです。

また、エビングハウスの実験は「意味のない単語」で行われたことにも注目です。

意味のない単語だから忘れやすい。つまり逆に考えれば、「意味のある単語」なら人はもっと覚えていることができるのです。

特に英検準1級以上を受験するあなた。あなたにとって、初めて出会う難解な英単語は「意味のない単語」と等しいかもしれません。(だから覚えにくいんですよね) そこで、例文です。例文を読めば使い方が理解できるのと同時に、その単語を「意味のあるもの」として処理できます。

英単語は忘れてしまうことを恐れず、何度も何度も「例文で」復習していきましょう!

日本語訳はどれを覚える?

様々な日本語訳が書いてある英単語もありますよね。
基本的には、最初に書いてある1つだけを覚えてしまえばOKです。「英検●級用」という単語帳を使っていると思いますが、最初の訳があなたの受験する級で一番「出る」使い方です

余裕があれば2つ目や3つ目を覚えてもいいですが、それよりは例文を覚えてしまう方が「こんなニュアンスで使う単語なんだな」というのが分かって効率がいいです。

英単語を覚えるスケジュールの組み方

次は、英単語を覚えていくスケジュールの組み方を解説します。

①的を絞る

まず、単語帳を買って来たら「すでに知っているもの」は除外します。
チェックを付けたり、マーカーで塗りつぶしてもいいです。これから覚えなければならないものだけに的を絞ります。

②1日に覚える単語数と復習のタイミングを考える

例えば3日で30個単語を覚えるとして、ありがちなのが「1日10個ずつ」やっていく、というものです。でも、それだと復習の時間がとれません。

この例の場合だと「1日10個ずつ」ではなく、

  1. 1日目に「30個」とりあえず覚える
  2. 2日目に「同じものを30個」覚え直す
  3. 3日目にまた「同じものを30個」復習

というスケジュールの方が、効率よく覚えることができます。

「たった1日、1時間お話した人」よりも、「3日間、ちょっとでも毎日お話しした人」の方が覚えていますよね。それと同じです。

もちろん、「トータルで5000語覚えたいから→毎日5000語やる」というわけでもありません。
ある程度区切ってやる必要はありますが、「覚えた!→この単語、終わり!」ではなく、何度も何度も同じ単語を学習することが大事です

「ちょっと忘れてしまったかな?」というタイミングで復習をしてあげるのが、効率のいいスケジュールです。具体的には、1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後、30日後に同じ単語を覚え直すのがおすすめです。

2日後と3日後は何もしないの?」と思ってしまった方、そうではありません。その日はその日で、新たな単語を学習してください。
単語セットがいくつかあるとして、

  1. 1日目:セット1
  2. 2日目:セット2セット1の復習
  3. 3日目:セット3セット2の復習
  4. 4日目:セット4セット3の復習
  5. 5日目:セット5セット4の復習セット1の復習
  6. 6日目:セット6セット5の復習セット2の復習
  7. (この後も続く)

という感じで、常に復習しつつ同時進行で新たな英単語を学習していきます。1セットの単語数は、これから覚える単語の数や、試験までの時間、そして上記のように復習をすることを考慮して決めてください。

毎日復習分が積み重なっていくので、最後の方はどうなるのかちょっとドキドキしてしまいますね。でも、これだけ復習をすれば結構自然に覚えてしまえるものです。

最初の数日は「昨日のほとんど覚えてないや、まぁいいか!」くらいの気持ちでいてください。

また前述のとおり、復習の段階に入ると少しずつ「覚えるのに必要な時間」は短縮されていきます。むしろ楽しみになってきませんか?

まとめ

効率よく英単語を覚える方法をご紹介しました。

覚えるときは常に例文もあわせて音読し、また何度も復習することが大切です。
まずは単語帳を開き、覚えるべき英単語がどれだけあるか把握するところから始めましょう。

英単語の音読も、毎日の習慣にしてしまえば苦にはならなくなるはずです!

単語学習のスケジュール作成もトレーナーにお任せ!

エイゴバでも、この記事で紹介したように音読をしながらの学習を推奨しており、何度も復習することを前提にスケジュールを組んでいます。

自分で管理できそうにない」「というか、まずタイミングを計算に入れて計画を練るのが面倒だな……

といった心配をしなくてもいいように、トレーナーがしっかりとスケジュールを作成・管理します!
もちろん、単語だけで終わらないよう、他の技能もバランスよく伸ばせるようになっています。

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【TOEICのリスニング対策】でスコアアップ!

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TOEICのリスニングパートは、コツを掴めばすぐにスコアアップすることが可能です。

この記事では、TOEICリスニングパートの構成や、進め方のコツを紹介しています。
また、英語が聞き取れないという方のための対策方法も取り上げていますので、参考にしてみてください。

とくに「TOEIC600点に届かない!」という方は、まずはリスニングの進め方を見直し、スコアを上げてみましょう!
これから初めてTOEICに挑戦しようとしている方も、ぜひ目を通してみてくださいね。

TOEICリスニングパートの構成

TOEICのリスニングはPart1からPart4まであります。
全体的にはこのような問題構成です。

  1. Part1:写真描写問題(6問)
  2. Part2:応答問題(25問)
  3. Part3:会話問題(39問)
  4. Part4:説明文問題(30問)

では、パートごとにどんな問題が出題されるのかまずはざっと見てみましょう。

「TOEICは受けたことがあるしそれは分かるよー対策を教えて~」という方はココまで飛んでください

Part1:写真描写問題(6問)

Part1は短い説明文が放送されるので、写真の様子を表すものとして適切なものを選びます。
問題用紙には以下のような「モノクロの写真」のみ印刷されていて、英文は音声のみです。

TOEIC サンプル問題 Part1より引用
TOEIC サンプル問題 Part1 より引用

実際の音声は公式サイトで聞いてみて欲しいのですが、ここにもスクリプトを記載します。

  • He's shoveling some soil.
  • He's moving a wheelbarrow.
  • He's cutting some grass.
  • He's planting a tree.

TOEIC サンプル問題 Part1 より引用

文字で見ると簡単ですね。答えはAです。

ややこしい引っかけ問題は出ないので、見たまま答えます。「よく見えないけど、もしかしたら木を植えているのかもしれないな……」なんて深読みしなくても大丈夫です。

写真の問題は6問出題されます。

Part2:応答問題(25問)

Part2は、聞かれたことに対して適切な返答を選ぶ問題です。会話形式の穴埋めというイメージですね。
パート1のような写真もありませんし、会話文・問題文・選択肢のいずれも印刷されていません

問題用紙はこのような感じで、「答えをマークせよ」とだけ記載されています。

印刷されているものから得られるヒントはありませんので、ただただ音声に集中します。

この形式の問題は、全部で25問です。

Part3:会話問題(39問)

Part3では、2~3人の会話が流れるので、その後の質問に答えていきます。各3問ずつです。
表や図が一緒に示されることもあります。

TOEIC サンプル問題 Part3より引用
TOEIC サンプル問題 Part3 より引用

Part1~2に比べると、流れる音声は長いのですが設問などの印刷もありヒントも多いです。一部聞き逃してしまったとしても前後で把握できることもありますのであきらめず最後まで聞いてみましょう。

Part1~2のように「それぞれ1問解いて終わり」ではなく、一気に3つの設問に答える必要があります

Part4:説明文問題(30問)

Part4に関しては、Part3とほぼ同じです。話し手が複数ではなく、1人になるというだけです。

TOEIC サンプル問題 Part4より引用
TOEIC サンプル問題 Part4 より引用

どこかに電話をかけている様子だったり、社内で従業員たちに呼びかけているような場面が多いです。

この後くわしく解説しますが、できる限り先読みをして、「こんな場面なんだろうな」とイメージを沸かせてから音声を聴くようにすると知らない単語が出てきても推測できることが多いです。

Part3と同じく、設問は3つずつです。

TOEICリスニングの対策①<先読みのテクニック>

ここからはパート別に解き方・進め方をみていきます。

【Part1:写真描写問題】の先読み

構成
  • 【設問数】6問
  • 【出題形式】4択
印刷
  • 【問題文】放送のみ
  • 【選択肢】放送のみ
  • 【その他】モノクロ写真1枚
時間配分
  1. Directions:約60秒
  2. 設問:約5秒
  3. 選択肢読み上げ:約15秒
  4. 無音時間:約5秒
  5. 次の設問

まず、リスニングが始まる前に説明(Directions)が約60秒入ります。「この問題では写真が載っていますよ。音声が流れますよ。写真にぴったりの説明はどれか考えてくださいね」というようなものです。例題も流れますが、聞く必要はありません

この時間を使って、最初の問題だけでなくできる限り先の問題の写真も見ておきます。

慣れている人はここでPart3~4あたりの文章も先読みします。ただ、初心者の場合は早く先読みしすぎても忘れてしまったり混乱するだけなので「Part1の写真を全部見る」くらいを目標にするのがおすすめです。

Directionsの後は設問が読み上げられます(約5秒)。これもすべて同じ「No.● Look at the picture...」というものなので聞く必要はありません。
Directionsの間に色んな箇所を見ていたと思いますが、この読み上げを合図に第1問目の写真に視線を戻しておきましょう

選択肢の読み上げは約15秒、その後の無音時間は5秒です。
正解だと思う選択肢の読み上げが終わったらすぐにマークします(「これだ!」と思ったら、あとの選択肢は聞かないくらいの気持ちで即決してください)。無音の時間は次の写真を見るのに使います。

何を「見る」の?

「写真を見る」というのは、何をしているか・何があるか等を確認することなのですが、そこでさらに、具体的にどんな単語が使われるだろうかと予想してください。

不正解選択肢はこういうものだろうな、音の似ているあんな単語が流れるかもしれないな……というのも考えます。カードゲームで相手の手札を読むような気持ちで挑んでください。

【Part2:応答問題】の先読み

構成
  • 【設問数】25問
  • 【出題形式】3択
印刷
  • 【問題文】音声のみ
  • 【選択肢】音声のみ
時間配分
  1. Directions:約30秒
  2. 設問+選択肢読み上げ:約15秒
  3. 無音時間:約5秒
  4. 次の設問

Part1と同じく、初めにDirectionsが入ります。約30秒です。
ただ、Part2は先に説明した通り先に目を通すものは全くありません

TOEIC慣れしている人は先ほどと同じく、この30秒もPart3~Part4の先読み時間にあてます。
そして、今回はあなたが初心者であっても、Part3に少し目を通してみてください。最初の1問だけでも大丈夫です。30秒、何もしないのはちょっともったいないです。
最初の「No.1...」が聞こえたらすぐに戻ってきてください。

設問+選択肢読み上げは約15秒、無音時間は約5秒です。(ここで言う「設問」とは「No.●」という問題番号の読み上げのみです)

Part1と同じく、英文は短くシンプルです。ただ、そのぶん前後での意味の推測が困難です。
「目で見て得られる情報」もゼロなので、他のどのパートよりも集中力が必要となるでしょう。

このパートでは「お決まりの返答」を待たない、というのがポイントの一つです。
つまり例えば、Yes/Noで答えられそうな質問の答え(正解選択肢)は、Yes/Noで始まることはとても少ないということです。
"Sure."や"I don't know."で始まったり、質問を質問で返したり、「○○さんに聞いてみてよ」のような返答だったり、全体を聞いて判断しなければならないものがほとんどです。

【Part3:会話問題】【Part4:説明文問題】の先読み

Part3は複数人の会話、Part4は1人でのスピーチです。その違いがあるだけで、進め方は同じですのでまとめて解説します。

構成
  • 【設問数】Part3:39問/Part4:30問
  • 【出題形式】4択
印刷
  • 【問題文】音声+印刷
  • 【選択肢】印刷のみ
  • 【その他】表など
時間配分
  1. Directions:約30秒
  2. 設問:約5秒
  3. 会話/スピーチ:約30秒
  4. 質問読み上げ①:約5秒
  5. 無音時間①:約8秒
  6. 質問読み上げ②:約5秒
  7. 無音時間②:約8秒
  8. 質問読み上げ③:約5秒
  9. 無音時間③:約8秒
  10. 次の設問

Part1~Part2との大きな違いは、それぞれのトークにつき3問ずつ質問がされるという点です。
質問の音声はありますが選択肢の音声はありませんので、TOEICを初めて受験する方はうっかり読み上げを待たないよう注意してください。

質問と選択肢に関しては、嬉しいことに印刷があります。これは「会話を聴きながら」読んでください。
答えが分かったら、会話の終わりや質問が読み上げられるのを待たず、マークしてしまいます。

多くは会話の流れに沿って質問がされていきますが、全体を聞かないと分からないものが1問目に来ることもあります。そこで焦らず、分かるものからマークしてください。

少しでも時間が余ったら次の設問・選択肢に目を通しておきましょう。
Part3とPart4では「会話/スピーチ」が終わった頃には3つ分のマークも終え、次の問題の質問&選択肢に目を通し始めるのが理想です。

表や図がある問題はチャンス!

なんらかのリストが一緒に印刷されている問題は答えやすいものが多いです。
たとえ設問を先読みする時間がなかったとしても、図は見るだけですので一瞬です。その一瞬で、

  • 「時間が書いてある」→スケジュールの変更・調整についての話だろう。
  • 「値段が書いてある」→この価格は安い・高いといった話だろう。

という予想をしてみましょう。
イメージが湧けば、内容も聞き取りやすくなります

TOEICリスニングの対策②<シャドーイング等の練習>

さて、ここまでは「ちょっとしたテクニック」で点を伸ばす方法をご紹介しました。
次は「弱点を克服していく」方向での対策をチェックしましょう。

そもそもTOEICのリスニングで点を取れないのは、以下のような原因が考えられます。

単語・文法は中学校で習う物を完璧にしていれば、TOEICのリスニングでそこまで困ることは無いでしょう。
ただ、単語はせっかく覚えていても変な読み方で覚えてしまっていた場合は聞こえていても何かわからないのでだめです。例えばですが、begin・began・begunをビギン! ビギャン! ビギュン! なんて覚えていませんか?(begunのuはアの音で読みます)

前後で音がつながって聞こえる(リエゾン)パターンもありますので、そこは慣れが必要です。

日本語に訳しながら聞いている場合は「英語の語順のまま理解する」よう、これも慣れる必要があります。

これらへの対策としておすすめの練習が「シャドーイング&ディクテーション」です。

とくに、スコア600を超えられない場合はテクニックだけに頼っていても限界がありますので、このような練習でリスニング力を強化してみましょう。

シャドーイング&ディクテーションのやり方

シャドーイングというのは、英語の音声を聴いて1秒ほど遅れて同じように言う練習です。まるで影のように付いていくのでシャドーイングといいます。
どんな風に行うのか、見てみましょう。

こちらはかなりうまいというか、慣れている人ですね。
そもそもシャドーイングが完璧にできるまでにはかなりの時間を要します。なので「『練習』すらできない!」と落ち込む必要はなく、特に初級~中級の方は「そこそこ付いて言えるようになるまでやる」というのを目標にしましょう。

そしてディクテーションは、聞こえたものをそのまま「書き取る」という練習です。
こちらもやってみるとかなり難しいですが、「書き取るためにしっかり聞かなければ」という意識が働くようになります。
「(正解はこうだけど)自分にはこう聞こえてしまっているんだ」といった発見もあるでしょう。そうして繰り返し練習しているうちに、着実に聞き取る力がついてきます。

シャドーイングやディクテーションで練習をしていると、自然と「日本語に訳す癖」もなくなっていきます。あまりに忙しくて、そんな暇はないからです。
最初はどちらも大変だと思いますが、スピードを落としたり、小刻みに一時停止したりしてやってみてください

TOEIC専用の教材の他、映画やドラマの音声でも練習できますが、「正解」のスクリプトがあるものにしてくださいね。やりっぱなしでなく、答え合わせしつつ練習してください。

エイゴバではシャドーイング・ディクテーションの練習がたっぷり!

エイゴバでは、リスニングの学習に「シャドーイング」「ディクテーション」を多く取り入れています。
毎日の学習ではもちろん、定期的に行われるチェックテストにも登場します!

まとめ

TOEICのリスニングパートの対策方法をご紹介しました。 構成を知り、しっかり対策すればリスニングは案外かんたんにスコアが上がります。

説明(Directions)などの「聞く必要がない部分」は、あらかじめ知っておくことで先読みの時間が稼げます。 何度も練習問題を解いたり受験したりして慣れていくと、テンポよく進めることができるようになります。

ただ、先読みのテクニックだけでは限界があります。シャドーイングやディクテーションで英語を正しく聞き取って理解する練習も行いましょう

リーディングのスコアアップもしたい!」という方はこちらの記事も読んでみてください↓

もっとスコアを伸ばしたいあなたへ

エイゴバのTOEIC対策プログラムには、リスニングの対策もしっかりと組み込まれています。こちらで紹介した先読みテクニック等も、より細かく学ぶことができます。

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【TOEICの長文対策】Part5~Part7を効率よく進めるコツ

// 記事タイトル

TOEICのリーディングはスピード勝負です。

時間配分がとても大切になってきますので、問題形式や傾向をしっかりと把握し、効率よく進めることが高得点取得への近道です

この記事では、リーディングセクション全体の時間配分や、どのような形式の問題がどれだけ出るのか、よく取り上げられるジャンルは何なのか等を紹介しています。

特に、Part7(長文)を苦手とする方は多いかと思いますので、Part7については他のパートよりも詳しく説明しています。

コツをつかんで、スコアアップを目指しましょう!

TOEIC リーディングの問題構成・時間配分

まず、リーディングセクション(Part5~Part7)全体の問題構成を見てみましょう。
全体で100問あり、75分で解きます。

1問1分では間に合いません。Part5と6の問題をぱぱっと済ませて、Part7にかける時間をなるべく多く確保しましょう。

公式サイトからサンプルを引用しつつ、パートごとに見ていきます。

※画像の文字は小さくて読めないと思います。この記事上ではあくまで問題形式や文章量を見ていただくのが目的なので、実際に読んで解いてみたい方は公式サイトへ飛んでください。

Part5の問題

まずは短文の穴埋め問題です。

TOEIC サンプル問題 Part5より引用
TOEIC サンプル問題 Part5 より引用

これが30問あります。1問、だいたい20秒以内に解くのを目標にしてください。
このパートは10分で終わらせます。

時間の感覚を身につけよう

「1問20秒」は短いと感じますか? 試しにタイマーで測りながらこちらを解いてみてください。

Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ------- .

  • complication
  • complicates
  • complicate
  • complicated

TOEIC サンプル問題 Part5 より引用

たとえ知らない単語が含まれていても、落ち着いて文の構成を見れば解ける、比較的簡単な問題です。正解はDです。

実際やってみると分かるように、「20秒」は意外と長いものです。焦ってケアレスミスをしないようにしましょう。

普段からタイマーを使っていると「今、10秒くらいだろうな」「そろそろ進まないとまずいな」と、そのうち感覚で分かるようになります

本番で時計をチラチラ見るのは時間の無駄です。時間の感覚は体に染み込ませておきましょう。

Part6の問題

次に、長めの文の穴埋めです。

TOEIC サンプル問題 Part5より引用
TOEIC サンプル問題 Part6 より引用

全部で4つの長文があり、設問は各4つです。(合計16問)
イメージ的にはこのような感じです。

TOEIC Part6の問題イメージ
TTOEIC Part6の問題イメージ

こちらのPart6も、10分で終わらせるのが理想です。
全部で16問あるので、単純に計算すると1問につき37.5秒です。長文は全部で4つなので、「1つにつき約2分半(150秒)」と考えてもいいでしょう。

Part7の問題

続いて、今回メインで取り上げるPart7です。

設問は全部で54問あり、これらを残った55分で解きます。
数字だけ見ると「1問1分だ!」と思うかもしれません。ですがPart7では、出題される形式や難易度によっては、20秒程度で解くべきものもあります。余った時間は難易度の高い問題や見直しにあてます。
(難易度や進め方については次の項で説明します)

Part7には、「シングルパッセージ」「ダブルパッセージ」「トリプルパッセージ」と呼ばれるものが出題されます。

シングルパッセージは広告など1つの文書のみを参照しますがダブルパッセージは2つ、トリプルだと3つの文書を同時に参照しながら回答していきます。

TOEIC サンプル問題より引用
TOEIC サンプル問題 Part7-1 / Part7-3 / Part7-4 より引用

シングルパッセージが10コ、ダブルパッセージが2コ、トリプルパッセージが3コ出題されます。設問は各2~4問です。詳しくは以下の表を参照してください。

種類
個数
設問数
イメージ
シングル
パッセージ
10コ
各2~4問
(合計29問)
ダブル
パッセージ
2コ
各5問
(合計10問)
トリプル
パッセージ
3コ
各5問
(合計15問)

Part7に限らず、設問数の割り振りや形式は今後変更される可能性もありますので、受験前には公式サイト等で最新情報を確認しましょう。

全体像が見えたところで、次はPart7をそれぞれどのように解き進めたらいいかを見ていきます。

TOEIC Part7でスコアを落とさないコツ

Part7は、リーディングセクション全体の半分以上(全100問中54問)を占めています。
そのため、初級・上級問わずPart7の対策は必須です。

まず頭に入れておきたいのは、TOEICでは

  • 「難しい問題=配点が高い」ということない
  • かんたんな問題を間違うと、スコアがガクンと落ちる

ということです。
これはTOEIC独自の採点方法が関係しているためです。

詳しくはこちらでも説明していますので参考にしてみてください。
TOEICの点数について

とにかくスピード勝負のPart7においては、時間のかかりそうな問題は後回しにし、かんたんに解けるものから解いていくことがとても大切です。

以下の点を頭に入れて進めていきましょう。

  • 【全問共通①】絶対に空欄を残さない
  • 【全問共通②】設問&選択肢を先に見る
  • 【シングルパッセージ】上から順に答えが登場
  • 【ダブルパッセージ】上から順に答えが登場
  • 【トリプルパッセージ】答えの位置はバラバラ

1つずつ解説していきます。

全問共通① 難しい問題に出会ったとき

後回しにした問題を残したまま、気付ば残り時間はあと2分……ということもあるでしょう。
そんなときは、勘でいいので必ずどれかにはマークしてください。未回答で終わらせるよりはましです。

TOEICでは、間違えた問題はその分の点が入らないだけで、さらに減点されるということはありません。当たっていればラッキーです。

後回しにする問題については、マークシートの欄を空欄にするでもなく塗りつぶすのでもなく、「選択肢Aに×印だけ付ける」などしておくと分かりやすいです。
(とりあえずの選択肢はBでもいいですし、印はチェックマークなど好きなもので構いませんが、その場で迷って余計な時間を使わないようあらかじめ決めておきましょう)

※セクションに関係なく、TOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されています。問題用紙の方に〇などは絶対につけないでください。

全問共通② 本文を読むタイミング

どの問題においても、先に問題と選択肢に目を通してください。

例えば国語のテストでも「次の文章を読んで後の問いに答えよ」とあったら、いきなり本文を読み始めるのではなく、問題を見ながら読み進めますよね。それと同じで、何を聞かれるのか意識しながら本文を読む方が効率的です。

問題だけではなく、4つの選択肢も見ておきます。

選択肢が人名や地名などの場合は高確率で「かんたんな問題」です。
人名・地名は先頭が大文字になっていて本文中でも見つけやすいはずですから、すぐに回答して次に進みましょう。

シングルパッセージの進め方

シングルパッセージの最初の4問はかんたんな場合が多いです。確実に解きましょう。
設問の順番通り、上から順に答えとなる言葉や文が出てきます

シングルパッセージも後半になると難易度が高くなりますので、時間がかかりそうだと思ったら早めに見切りをつけて先に進んでください。(その際、とりあえずの印をつけるのも忘れずに!)

ダブルパッセージの進め方

ダブルパッセージも、シングルパッセージと同じく上から順に問題の答えが出てくるようになっていることが多いです。

読んでみても答えが見つからないな、と思ったら「今(その長文の)何問目か」確認してみましょう。少し手前で見落としているかもしれませんし、最後の設問なら最後の方を中心に探してみましょう。

トリプルパッセージの進め方

前の2種類と違い、答えの位置がバラバラです。それを前提に、常に全体を見て答えを探します。

文を読むというより、キーワードを探す謎解きゲーム感があります。同じように、「1問目だから最初の方に答えがあるはず」というような考えは捨てましょう。泥沼化します。

トリプルパッセージは、物理的に広くスペースを取っているので見た目で怯みがちです。
ですが、実際はシングルパッセージの設問よりもかんたんなものも含まれています。とくに、チャット形式の問題は一文一文が短く、読みやすいのでチャンスです。

TOEIC Part7によく出る問題

TOEIC Part7のシングルパッセージに多いのが、以下のような「記事」です。

TOEIC サンプル問題 Part7-1より引用
TOEIC サンプル問題 Part7-1 より引用

書き出しにはもっと複雑なつづりの単語がいくつも並んでいることもあり、最初はびっくりするかもしれません。でも、ほとんどの場合は単に人名や地名をカンマで区切っているだけなので深く考えなくて大丈夫なのです。

ダブル・トリプルパッセージでは、Eメールのやりとりの様子が頻繁に出題されます。

TOEIC サンプル問題 Part7-3より引用
TOEIC サンプル問題 Part7-3 より引用

件名はもちろん、送信日や宛先などもヒントになることがあります。
「このメールの目的はなんですか?」という設問があったら、件名の部分を見るだけである程度答えの予想が付きます

また、問題文は何秒もかけて読むものではありません。基本は「チラっと見るもの」と思ってください。 多くはパターンが決まっているので、「ああ、メールの目的ね」「このあと○○さんがどうするか聞いてくるやつね」と一瞬で判断し、キーワード探しに取り掛かりましょう

初めてTOEICを受ける方で、「問題集、買ったはいいけどやる気が起きないな~」という場合、ぱらぱらと全体に目を通しておくだけでも効果的です。よく扱われるジャンルや質問のフレーズは、知っているだけでスムーズに解き進めることができるからです。
こちらにもいくつかまとめてみました。

Part7の頻出ジャンル&フレーズ

よく出るジャンル
  • 記事
  • 広告
  • 看板
  • 請求書
  • 報告
  • Eメール
  • Webページ
  • オンラインチャット
よく出るフレーズ
  • What is suggested /indicated / implied / mentioned about ~?(~について何が述べられていますか?)
  • What is the purpose of ~?(~の目的は何ですか?)
  • What most likely is true about ~?(~について正しいと思われるものは何ですか?)
  • Who most likely is ~?(~は誰ですか?)
  • What will ~ most likely do next?(~はこれからどうするでしょうか?)

くれぐれも本番で、「indicateってどういう意味だっけ?」なんて、止まらないようにしてください。

語彙問題はチャンス!

この他に、

the word ○○ in paragraph X, line X, is closest in meaning to...
(X段落のX行目にある、○○という単語と最も近い意味なのは……)

という問題もよく出題されます。「語彙問題」と呼ばれるものです。

問題文が長いので一見複雑そうですが、実際難易度としてはそれほど高くありません。指定されている場所付近だけ読めば答えられますので、ボーナス問題だと思ってチャレンジしましょう。

まとめ

TOEICの長文パートについてご紹介しました。
とくにPart7は様々な形式・ジャンルが出題されるため、全体像を把握しておくだけでも対策になります

落ち着いて見渡せば、意外と終盤にもかんたんな問題が出題されていることに気付けるはずです。そのような問題は確実に解答し、序盤でも難しいと感じるものは後回しにしましょう。
練習すればするほど「たぶんこの辺りに答えがある」と瞬時に目星も付けられるようになります。

長文が苦手な方も、ぜひゲーム感覚でやってみてくださいね。

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高校生がTOEICを受けるとどうなる? 平均点やメリットを紹介

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大学入試を見据え、TOEICに挑戦する高校生も最近では珍しくありません。
とはいえ、高校生にとってのTOEICは英検に比べるとまだまだ「よく分からない」試験ですよね。

TOEICは英検とどんな部分が主に異なるのか、高校生の平均点やスコアによるメリットも気になるところでしょう。

高校生でTOEICに興味を持ったけれども、どのくらいを目指せばいいのか、そもそも英検でなくていいのか迷っている」 というあなたは、この記事の情報を参考にしてみてください。

高校生にとっての、TOEICと英検

まずは、学生にとっておそらく一番なじみのある英語検定試験「英検」と比較しながらTOEICがどんなものなのか確認しましょう。

TOEICには級がない

TOEICは、英検と違って「級」というものがありません。
全ての人が同じ試験を受け、そのスコアが何点だったかで自分のレベルが分かるようになっています。

英検のように級を選ぶ必要がないので、ある意味シンプルですが「英検5級レベルの人が受験した場合でも、英検1級レベルの問題が出される」ということでもあります。中学生レベルの基礎ができていない場合は受験自体を苦痛に感じるでしょう。

TOEICは内容がビジネス寄り

英検は、各学年の学習内容に沿ってうまく級分けして作成されている試験です。
扱うトピックも準2級~2級くらいまでは日常生活で出会うものがメインです。準1級~1級になると、学術的な内容や社会問題に関するものも多く登場します。

一方でTOEICは、もともと学生向けに作られたものではなく出題内容はビジネス関連に偏っています
リスニングでは「取引先からの電話」「社内でのミーティングの様子」といったシチュエーションが頻繁に出てきます。

英検の勉強は学校での学習内容とかぶっている部分が多く高校生にとっては学習しやすい試験です。
TOEICに挑む場合は、それとは全く別の勉強、具体的に言えばビジネスの場で使用されるような単語やフレーズをたくさん覚えることが必要になります

TOEICは「一度に4技能」の試験ではない

英検は基本的に4技能(読む・書く・聞く・話す)を一回の試験で扱いますが、TOEICはそうではありません。

TOEICには、実はいろいろな種類があり、一般的にTOEICというと「TOEIC L&R」を指します。
L&R、つまりListeningとReadingだけです。
英検のようにマイクで声を吹き込んだり、自由英作を求められることはありません。

「TOEIC S&W」という試験も別にあり、こちらはSpeakingとWritingのみの試験です。

TOEICのスコアを学校などに提出する場合は、「どの試験のスコアなのか」をよく確認する必要があります。
TOEICの種類について知りたい場合はこちらの記事を見てみてください

就活で使う場合はL&Rのみで大丈夫な場合がほとんどです。
ですが、特に大学受験で活用する場合は「4技能の試験結果」が求められることが多く、つまり「TOEICの場合はL&Rだけでなく、S&Wも必要」になることもあります

TOEICの受験料

英検は級によって値段が異なりますね。
一方、TOEICは級分けはされていません。ただ、先に紹介したようにL&RかS&Wか、「種類」によって値段が変わってきます

英検
S-CBT
従来型 / 個人
従来型 / 団体
3級
7,200円
6,400円
4,300円~
準2級
8,500円
7,900円
5,300円~
2級
9,000円
8,400円
6,000円~
準1級
9,900円
9,800円
9,800円
1級
実施なし
11,800円
11,800円

(税込)
参考: 検定料(英検S-CBT) 検定料(従来型)

TOEIC
L&R
7,810円
S&W
10,450円

(税込)
参考: 受験料(TOEIC L&R) 受験料(TOEIC S&W)

英検も試験会場によって値段は異なりますが、準1級や1級を受けるよりはTOEIC L&Rの方が安いです
ただし、S&Wの方も受けるとなるとかなり高額になります。

TOEICは年間10回開催

英検は年3回、TOEICは年10回開催され、ほぼ毎月受験ができます

思い立ってすぐに申し込み・受験ができるのがTOEICの良いところで、英検のように「次の試験、結構先だなあ」とモチベーションが低下することも防げます

何度も受験をすることで試験自体に慣れることもできます。

大学生や社会人になると、思っていた以上にやることが多くなります。まだ時間のある高校生のうちに、何度か挑戦するのもいいでしょう。

TOEICの平均点

次に、TOEICのスコアはどのくらいとればいいものなのかを考えてみましょう。
全体の平均と、高校生の平均を見てみます。

全体の平均スコア

iibc(TOEIC運営)の調査によると、2021年度のTOEIC平均スコアは公開テストが611点IPテストが498点です。

それぞれのスコア分布をグラフで見ると、このような感じです。

スコア分布 公開テスト 全体
4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

スコア分布 IPテスト 全体
2.11% 895-
2.28% 845-
3.19% 795-
4.10% 745-
5.38% 695-
6.73% 645-
8.51% 595-
10.26% 545-
11.66% 495-
12.16% 445-
11.85% 395-
11.02% 345-
9.00% 295-
6.64% 245-
4.57% 195-
2.24% 145-
0.44% 95-
0.05% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

IPテストというのは団体受験のことで、塾や学校、企業などが主催し、自分がそこに所属していれば手軽に受けることができる形式です。受験料も安いです。
難易度は変わりませんが、「ちょっと受けてみようかな」という、あまり本気でないタイプの人も受けるので分母が大きく、その分平均は下がります。IPの場合は100点ほど下がっているのが分かりますね。

「全体の平均と同じくらいを目指したい」という場合は600点を目標にするのがいいでしょう。

この600点というのは、大学生・社会人になってからも履歴書に記載できるスコアで、英検では2級くらいのレベルと言われています。

高校生の平均スコア

さて、高校生の平均スコアも見てみましょう。
同じ資料によると、高校生の平均は公開テストが513点IPテストは437点です。

IPテストに関しては、学年別の平均も確認できます。グラフで見てみましょう。

高校生 IPテスト 学年ごとの平均スコア
397点 高校1年生
427点 高校2年生
449点 高校3年生

参考:TOEIC Program DAA2022

先ほど述べた通り、IPテストのスコア平均は低めに出ます。なので、先ほどと同じく「100点くらい低めに出ている数字なんだな」と思いながら見てください。
要するに、このIPテストの平均スコアを目標にはしないでください。低すぎます。

続いて、高校の所属科別平均スコアも見てみましょう。

高校生 IPテスト 所属科別の平均スコア
420点 普通科
506点 英語科
国際科
396点 進学科
445点 商業科
337点 工業科
411点 その他

参考:TOEIC Program DAA2022

やはり、英語科・国際科コースの平均は506点と他よりも高めです。平均を引っ張り上げている生徒たちですね。

彼らは他の科の生徒よりは英語に力を入れており、IPテストとはいえ分母に「英語は苦手だしTOEICにもあまり興味はないけれど、なんとなく受けた」人は少ないと推測します。公開テストを受ける人たちと同じくらい本気で挑んでいるはずです。

そのため、506点という平均点は素直に受け取っても良さそうです。最初に紹介した高校生の"公開テストの"平均も513点なのでほぼ同じですね。

「高校生の平均を目指したい」という場合、まずは500点くらいを目標にしてみてはいかがでしょうか。

高校生でTOEICを受けるメリット

英検を受けるかTOEICを受けるか、どちらかといえば「英検」の方が高校生にとっては役には立ちます。
大学入試での優遇措置は英検の活用が最も多く、また学習範囲も授業とかぶるところが多いため無駄なく学習ができます。

ただ、TOEICを受けるメリットももちろんあるので、それについて見てみましょう。

大学受験での活用

英検の活用が最多ではありますが、TOEICを活用する大学も多くあります。
志望校が決まっている場合は、募集要項を確認してみましょう。

目安として、多くのTOEIC活用校では500~600点、難関大学では700点ほどで優遇措置が受けられるようです。稀に800点以上を求める大学もあります。
(L&RだけでなくS&Wもセットで必要な大学も多いため注意してください)

今のうちから慣れる

TOEICにはTOEICの形式があります。
英語が得意であっても、やはり初めての試験は戸惑うこともあります。

とくにリスニングパートは、慣れればなれるほど「こういうことを聞いてくるんだろうな」という予測をしながら聞くことができるようになります。

将来、就活をする時期になって大急ぎで受験するよりは、今から少しずつ慣れておいた方が有利です。

多くの中での自分の位置を知れる

英検に比べ、TOEICは大学生・社会人の受験者が多い試験です。級も分かれていないため、同じ条件で自分と比較ができます。

様々なフィールドにいる人たちの中で、自分の英語力がどのくらいに位置するのか知ることができるのは、ちょっとワクワクするのではないでしょうか。

モチベーションになる

これまでTOEICを受けたことが無い場合、初めての試験は緊張もする反面、勉強にも気合いが入るでしょう。

学校や英検の勉強で出会うのとはちょっと違う雰囲気の英語も面白いかもしれません。気分転換にもおすすめです。

TOEICと英検、高校生ならどっちがいい?

今あなたが高校生で、まだ志望校が決まっていない場合は英検の方がおすすめです。理由は先ほども述べた通り、活用校が最も多い、汎用性の高い試験だからです。
特別TOEICに受験に興味がないのであれば、今は無理に受ける必要はありません。

志望校は決まっていないがTOEICにも興味がある場合や、志望校が決まっていて、TOEICも活用されているのであればTOEICを受験するのもいいかと思います。後者の場合は募集要項で、取得すべきスコアもよく確認してください。
ただしS&Wも必要な場合は、受験料のことを考えると英検に絞った方が安いためその辺りもよく考えましょう。

受験の時期に注意

あなたが現時点で高校に入学したばかりだという場合、「今とったスコアは受験では使えないかもしれない」ことも頭に入れておきましょう。

英検と同じくTOEICも、スコア自体は生涯有効です。
ですが、TOEICは「2年以内に取得したものに限る」と言われることが多く、とくに大学の募集要項ではそのような記載が多く見られます

就活の時期にも提出先によっては使えない、というか、その頃にはあなたの英語力も今より上がっているはずなので、頃合いを見計らって再度TOEICを受けましょう。

まとめ

TOEIC受験について、高校生向けにまとめました。

高校生にとっては、やはり英検の方が向いてはいます。ただ、TOEICを受けることにもメリットはあり、興味があれば申し込みをしてみても良いかと思います。

行きたい大学が決まっている場合は、募集要項を確認しそれに合わせて目標を立てましょう。
「志望校は決まっていないけど、受けてみたい!」という場合は500~600点を目安に勉強を始めてみてもいいかもしれません。

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TOEICの点数と英語力の目安 【評価されるスコア】とは?

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TOEICの点数は、資格として履歴書に書くことで英語力のアピールになります。

ただ、初めて就職・転職活動をする場合、どのくらいの点数を書けばいいのか悩みどころですよね。
あまり低い点数を書くと「英語力が無いこと」の証明になってしまい逆効果です。

この記事では、公式サイトのデータを元に、TOEICの平均スコアや企業側が期待するレベルなどを紹介します
スコア別にどの程度の英語力なのかも解説しています。

スコアを上げたいけれど、TOEICの点数についてよく分からないから目標も決められない」というあなたは、目安にしてみてください。

※こちらの記事内では、「TOEIC L&R」を指してTOEICと記載しています。TOEICの種類について先に知りたい場合はこちらの記事へどうぞ。

TOEICの点数

TOEICは、リスニング495点・リーディング495点の合計990点満点のテストです。
スコアは5点刻みですが、1問=5点という単純なものではなく、また満点=全問正解とも限りません

これは、難易度によってTOEIC独自の処理で点数が調整され、算出されているからです。

具体的に言うと、全体の正答率があまりに低い問題を間違えても点数に影響はありません。
正答率が高い、だれでも解けるような問題を間違えると一気に減点されます

つまり、TOEICでは難しい問題に時間をかけるよりも、分かるものを確実に解いていくことが大切だったりします。

もちろん満点を目指すような人は全問正解するつもりで挑むべきですが、500点~600点あたりを目指す場合はこのことも頭に入れておいてください。

そして、この「500~600点」がどのような点数なのかも見てみましょう。

TOEICと就職・転職

TOEICの点数を履歴書に書くなら、600点~が一般的です。
「英語の基礎ができているレベルだから」というのが表向きの理由です。ただ実際、就活・転職活動をする方に直結する理由としては「多くの企業が平均以上の点数を求めているから」です。

TOEICの平均スコア

こちらは、2021年度のTOEIC公開テスト受験者のスコアを表したものです。

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

最も多いのが「595点~」で、この年の平均スコアは611点です。

そして、iibc(TOEIC運営)の調査によると新入社員に期待するTOEICのスコアは平均535点だそうです。中途採用の場合はもう少し上がって560点、海外部門では690点です。

新入社員
535点
中途社員
560点
技術部門
560点
営業部門
575点
海外部門
690点

参考:英語活用実態調査

スコア分布のグラフの、最も多い部分とほぼ一致しています。 つまり、企業側からすれば、TOEICの点数は「平均くらいはほしい」「海外部門なら、ちょっと上回っていてほしい」のです。

エントリーする企業にもよりますが、やはりTOEIC600点程度のスコアは取得しておいた方がいい、というのがこれらのデータからも分かると思います。

TOEICスコア別 それぞれの特徴

TOEICのスコア別にどのくらいの英語力を持っているのか、英検の級とも照らし合わせながら確認してみましょう。
500点未満+それ以降の100点ごとに分け、6段階で解説していきます。

TOEIC500点未満の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC200点台までは英検4級~3級程度の英語力で、まだコミュニケーションができるまでに至っていません。中学レベルの基礎があやふやな状態です。

TOEIC300~400点台で英検3級のレベルになり、多少の基礎ができた状態です。
高校英語の基礎にはまだ穴があり、語彙・文法ともに不足している部分が多いため、とくに長文読解ではTOEIC受験自体を苦痛に感じるレベルです。
リスニングでも簡単な単語やフレーズのみ聞き取れる状態です。

TOEIC500点未満の点数を履歴書に書くと、英語力があまりないことを証明してしまうため、書かない方が無難です。

TOEIC500~595点の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC500~595点は、英検だと準2級~2級程度のレベルです。

身近な話題についてかんたんな会話ができ、自分の意思も伝えることができます。

ただ、まだ不正確な部分が多くTOEICのリスニングでは細かい部分を聞き取ることができません。
リーディングも複雑な文は混乱してしまいます。

履歴書に書いてもマイナスにはなりませんが、とくにプラスにもならない点数です。
エントリー先の企業の基準を確認し、記載するかどうかを判断しましょう。

TOEIC600点~695点の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC600点~695点は、英検2級程度の英語力があります。

高校までの基礎は網羅しており、長文であっても複雑すぎないものであれば理解できます。
リーディング、リスニング共にビジネスにおける英語でのやり取りに慣れが必要です。

TOEICのデータによると、「業務上のコミュニケーションが英語で出来る」レベルで、履歴書に書いてアピールができる点数でもあります。
ただし、外資系企業ではもう少し点数があった方がいいかもしれません。

TOEIC700点~795の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

英検では2級~準1級にあたります。

リーディングにおいては分詞構文や仮定法など、複雑な形の文も落ち着いて考えれば理解できるレベルです。ただ、時間がかかるのでより高得点を目指すためには慣れが必要です。
リスニングでは聞き取ったものを日本語に翻訳せず、そのまま理解することができます。

履歴書に書くと英語が得意だというアピールになります。

TOEIC800点~895の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

Non-Nativeとして充分なコミュニケーションがとれるレベルです。英検では準1級くらいです。

英字新聞や洋書なども抵抗なく読め、分からない単語も前後で意味を推測する癖がついているためTOEICの長文読解でもそれが活かされます。
リスニングも正確に聞き取りができ、ネイティブ独特の言い回し以外はほぼ問題ありません。

800点以上であれば履歴書に書くとかなり強くアピールができます
外資系企業へのエントリーでも、条件を満たせず引っかかることは少なく、入社してからも英語力を活かして働けるでしょう。

TOEIC900点~990点(満点)の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

900点以上を取得する人は全体の3~4%しかおらず、非常に高い英語力を持っています。
英検では準1級~1級のレベルです。

業務において、英語で困ることはないでしょう。

リーディングもリスニングも、ほぼ正確に回答することができ、満点近くまでくると英語力と言うより注意力の差になってきます。

英語力を求めている企業からすれば、このスコアを持っている人はとても魅力的です。
履歴書には必ず記載しましょう。

まとめ

TOEICの平均スコアや、履歴書に記載する点数の目安をご紹介しました。

英検では2級から履歴書に記載するのが一般的なのと同様に、TOEICでも、ほぼ同じレベルの600点以上を記載するようにしましょう。

600点台を目指す場合、まずはしっかりと英語の基礎を学び土台を作ることが大切です。
中学・高校の英語をおさらいして苦手なポイントを見つけ、無くしていくところから始めるのがおすすめです。

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// ここまで // この中で記事を出力します。

TOEICはどれを受けたらいい? 種類と違いを解説!

// 記事タイトル

TOEICを受験しようと、まず公式サイトに行ったら種類がたくさんあって、初めてだと戸惑ってしまいますよね。

一般的にTOEICといえば、「TOEIC L&R」を指すのですが、他にも「Bridge」「S&W」「IPテスト」など気になる用語がたくさんあると思います。
どれもTOEICの仲間ではあるのですが、スコアの提出先によっては「それはうちでは認めていないよ」となるケースもあるので、申し込みの前にしっかり確認しておくことが大切です。

この記事では、それぞれの違いを分かりやすく説明しています。
記事を読み終わるころには、今あなたが申し込むべきなのはどれなのか、分かるようになっているはずです。

TOEICの種類

最初にざっくり説明します。

  1. TOEICには、まずTOEICとTOEIC Bridgeがあります。
    前者がいわゆる普通のTOEICで、後者は初級者向けです。
  2. TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&R、S&Wといった種類があります。
    英語のどのスキルを測るのか、という違いです。
  3. さらにまた、それぞれIPテストと公開テストがあります。
    前者は団体受験、後者が個人受験。主催の違いです。

この1~3の順番で受験するものを選んでいくのが分かりやすいと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう。

1. レベルの違い【TOEIC/TOEIC Bridge】

TOEICとTOEIC Bridgeは別の試験だと考えていいでしょう。

2つの試験は英検と英検Jr.のような関係です。英検Jr.同様、TOEIC Bridgeの点数を履歴書などに書くことはありません
(中学受験など、子供の場合は受験の際のアピールになるかもしれません)

履歴書やエントリーシートに書くのに使いたい場合は、TOEIC Bridgeではなく、TOEICを受けてください。

TOEIC Bridgeは、TOEICを受験するのがまだ難しい小中学生を対象にした試験として2001年に誕生しました。
内容は、ビジネスに関するトピックの多いTOEICとは違い、日常生活に関するものとなっています。受験料もTOEIC Bridgeの方が安価で、問題数も少なく短時間で終わります。 そのため大人の方でも、長らく英語から遠ざかっていて英語力に不安のある場合は一度腕試しで受験してみてもいいでしょう。

表にまとめると以下のようになります。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
出題内容
ビジネス・日常生活
日常生活
受験料
7,810円(税込)
4,950円(税込)
試験時間
120分
60分
問題数
200問
100問
スコア
10~990点
30~100点

【参考】 【公式】TOEIC Program

そして、こちらがTOEIC・TOEIC Bridgeのスコアの関係です。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
点数
610
91~
点数
605
90
点数
490
80
点数
400
70
点数
325
60
点数
265
50
点数
210
40
点数
~120
30

【参考】 Bridge L&R-TOEIC L&R比較表

履歴書に記載するTOECIのスコアは一般的には600点~です。
TOEIC Bridgeを受験してみて90点以下であれば、受験料がもったいないのでTOEICを受けるのはもう少し先にしましょう。

いずれも、公開テストのL&Rで比較をしています。この「公開テスト」「L&R」といった記載については、この後説明します。

2. 測るスキルの違い【L&R/S&W】

TOEICを受けるか、TOEIC Bridgeを受けるか決めたら、次は「どのスキルを測りたいか」を決めましょう。受験する試験が変わってきます。

TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&RS&Wがあります。
L&Rはリスニングとリーディングの試験、S&Wはスピーキングとライティングの試験です。

元々、TOEICというのはリスニングとリーディングのみの試験でしたが、「それでは4技能を測れない」という問題があったため、新たにできたのがS&Wです。

一般的に「TOEIC◯点」と言ったり、履歴書に書いたりするのはTOEIC L&Rのことです。
もちろん、S&Wのスコアも持っていれば一緒に記載しておくと、とくに外資系の企業ではプラスのアピールになります。ただ、現時点では大学入試や就職の際に求められるのはTOEIC L&Rのスコアであることが多いため、興味が無ければ無理に受験する必要はないかもしれません。

L&Rはセットで受験し、「L&Rのリスニングだけ受験」というのはできません。

S&Wも基本的にはセットですが、TOEICの「スピーキング単体」の試験はあります。TOEIC Speakingという試験です。(TOEIC Bridgeにはありません)
また、次に紹介する「IPテスト」の場合はTOEIC・TOEIC Bridgeともに「(スピーキングは無しで)ライティング単体を受験」ということも可能です。

3. 主催者の違い【公開テスト/IPテスト】

次は、主催の違いで選びます。「TOEIC 公開テスト」か、「TOEIC IPテスト」です。
(TOEIC Bridgeの方の、公開テストとIPテストもあります)

「TOEIC 公開テスト」は、申し込みから結果の受け取りまで全て個人で行うものです。公式サイトから誰でも申し込みができます。
受験当日は、大きさ等の規定を満たした写真を持参する必要があります。

一方、「TOEIC IPテスト」は団体受験です。IPはInstitutional Programのことです。
大学や企業などが主催するため、申し込みが簡単です。公開テストのような写真の持参も不要です。 申し込み方法がよく分からなくても、大学なら大学の受付などで「受験したいんですけど~」と言えば案内してもらえるでしょう。

また、IPテストの方が受験料も少し安く、通っている大学等で開催されているのであれば受験するのがおすすめです。
結果が出るのも早いです。

公開テストとIPテストに難易度の違いはなく、どちらも履歴書等に書くことができます。

ただ、公開テストと違いIPテストでは公式認定証が発行されません。スコアレポートという形での受け取りになります。

大学入試で活用したい場合は募集要項をよく見てみましょう。TOEIC●点以上、といった記載の傍に「IP不可」や「公式認定証が必要」の記載はありませんか?

そのような場合は、公開テストを受験する必要があります。

種類
TOEIC L&R 公開テスト
TOEIC L&R IPテスト
メリット
  • 公式認定証がもらえる
  • 受験料4,230円(税込)
  • 通いなれた場所で受験できる
  • 申込が簡単、当日写真は不要
  • 結果は5営業日目に発送
デメリット
  • 受験料7,810円(税込)
  • 受験地は選べるが、試験会場は選べない
  • 申込が面倒、当日写真が必要
  • 結果は30日以内に発送
    (TOEIC Bridgeは35日以内)
  • 公式認定証がもらえない

【参考】 【公式】TOEIC Program

そもそも所属する団体がTOEICをやっていない場合、個人申し込みのできる公開テストの受験をするしかありませんが、やっている場合は「公式認定証が欲しいかどうか」でIPテストを受けるか公開テストを受けるか選択しましょう。

IPテスト オンライン版

IPテストにはオンライン版があります。自宅などでも受験可能な形式です。
(オンライン版ではない方のIPテストは、会場に行きマークシートで回答します)

このテストを受験できる環境にいるあなたは、とてもラッキーです!
難易度は公開テストや通常のIPテストと変わりませんが、問題数が半分になり、受験時間も半分の1時間になります。
これは、受験者の能力をリアルタイムで測り、それに応じた難易度の問題を出すシステムを使っているからです。

スコアの意味は通常のIPテストと同じなので、こちらのスコアも履歴書などに記載ができます

ただ、これも団体受験となるので個人での申し込みはできず、所属する学校や企業が主催する場合のみ受験が可能です。

スキル単体の受験

IPテストのオンライン版に限りますが、TOEICもTOEIC Bridgeも「Speakingだけ」「Writingだけ」と、スキル単体での受験も可能です。
(TOEIC Speakingのみ、公開テストでも単体受験可能)

※TOEIC L&R/TOEIC Bridge L&RについてはIPテストでも単体受験ができず、リスニングとリーディングは常にセットで受験します。

まとめ

レベルの違い測るスキルの違い主催の違いでTOEICの種類を紹介しました。

表にまとめると以下のようになります。

種類
公開テスト
IP(マークシート)
IP(オンライン)
TOEIC
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC L&R
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC Writing
TOEIC Bridge
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge Speaking
  • TOEIC Bridge Writing

TOEICかTOEIC Bridgeか、という分け方なら「TOEICには2種類ある」と言えますが、L&R・S&W、公開テストかIPテストか等細かく分けてみると全部で15種類もあることが分かりますね。

この記事が参考となり、あなたの受験すべき試験が明確になったなら幸いです。

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// 記事本文
// ここまで // この中で記事を出力します。

パイロットの英語力はどのくらい必要? 私大の養成コースも紹介!

// 記事タイトル

エアラインパイロットを目指すにあたり、気になることの一つに「英語力」があるかと思います。
ネイティブ並みの英語力はなくても大丈夫ですが、ある程度のレベルは求められます。

どのくらいの英語力が必要かは、「どのような進路でパイロットになるか」「就職したい航空会社はどこか」によって異なります。また、操縦するのが国内線か、国際線かによっても変わってきます。

この記事では、パイロットになるにあたり英語が必要になる場面とレベルをそれぞれまとめました
最近人気のある「私大のパイロット養成コース」への出願要件も大学ごとに記載しています。

パイロットに憧れている方は、進路の参考にしてみてください。

パイロットになるまでの主なルート

パイロットになるには主に、以下の3つのルートがあります。

  1. ① 航空会社に就職⇒自社養成でライセンス取得⇒パイロット
  2. ② 航空大学校でライセンス取得⇒航空会社に就職⇒パイロット
  3. ③ 私大のパイロット養成コースでライセンス取得⇒航空会社に就職⇒パイロット

①は会社に入ってからライセンスを取得しますが、それ以外はライセンスを先に取得してから航空会社に就職します。

この記事では触れませんが、他にも、

のようなパターンもあります。

英語力はいつ、どのくらい必要か【パイロットになる前】

パイロットになる前、つまり大学等に入る際の試験で必要な英語力を先ほど挙げたルート別にまとめました。

①就職⇒自社養成の場合に必要な英語力

3つのルートの中では最も高い英語力が求められます。

大手航空会社のJALやANAの応募資格に「TOEIC●点以上」等の記載はありませんが、選考ステップの中に英会話の試験があります。

そして、「自社養成」ですから合格して終わりではなく訓練が始まります。この訓練は海外で行われ、教官とのコミュニケーションも英語で行われることから高い英語力が必要です。

②航空大学校に行く場合に必要な英語力

航空大学校への出願資格に、英語に関するものはありません。

入試には英語もありますが、そこまで高いレベルは求められていないようです。
過去問も公式サイトで閲覧できますが、英検3級を持っているようなレベルであれば難しいとは感じないかと思います。

航空大学校入学第一次試験の過去問題より引用
航空大学校入学第一次試験の過去問題より引用

自社養成ルートだと入社後に海外での訓練がありますが、こちらのルートの場合、ライセンスは学校で取得しているのでそのような訓練はありません。(訓練自体はありますが日本語です)

③私立大学のパイロット養成コースに行く場合に必要な英語力

私大のパイロット養成コースというのも最近は増えてきました。東海大学や桜美林大学が有名です。
航空大学校と同じく、在学中にライセンスを取得するパターンです。

私大のパイロット養成コースを受験する場合、出願条件として何らかの英語資格が必要な学校がほとんどです。
ここでは、以下の7校を紹介します。

  • 東海大学
  • 桜美林大学
  • 崇城大学
  • 千葉科学大学
  • 法政大学
  • 第一工科大学(旧名称:第一工業大学)
  • 工学院大学

"英語についての"出願条件を見てみましょう。

※掲載している情報は、あくまで2022年7月時点で確認できたものです。志望校の最新情報や詳細は必ず公式サイト等で確認してください。

東海大学

└ 工学部 航空宇宙学科航空操縦学専攻

英検
CSE 2050点以上
2級受験のスコア。CBT・S-CBTでも可。
TOEIC L&R
600点以上
TOEIC L&R IPでも可。
TEAP
245点以上
CBTの場合は460点以上。
GTEC
1010点以上
検定版・CBT可。
TOEFL iBT
48点以上
IELTS
4.5点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
145点以上

参考:東海大学

桜美林大学

└ 航空・マネジメント学群 航空・マネジメント学類 フライト・オペレーション(パイロット養成)コース

英検
2級以上(またはCSE1980点以上)
「S-CBT」「CBT」「英検2020 1 day S-CBT」「英検S-Interview」「英検2020 2days S-Interview」も可。
TOEIC L&R
550点以上
TOEIC L&R + S&Wの場合は790点以上。IPは不可。
TEAP
225点以上
CBTの場合は420点以上。
GTEC
960点以上
検定版・CBT可。
TOEFL iBT
42点以上
MyBestスコア・ITPは不可。
IELTS
4.0点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
140点以上
合否は問わない。Linguaskillは不可。

参考:桜美林大学

崇城大学

└ 工学部 宇宙航空システム工学科 航空操縦学専攻

英検
2級以上
CBT・S-CBTも可。
TOEIC L&R
450点以上
IPも可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
820点以上
CBTも可。アセスメント版は不可。
TOEFL iBT
32点以上
ITPの場合は400点以上。
IELTS
4.5点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
140点以上
合否は問わない。Linguaskillも可。

参考:崇城大学

千葉科学大学

└ 危機管理学部 航空技術危機管理学科

英検
2級以上
CBT・S-CBTも可。
TOEIC L&R
450点以上
IPも可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
-(記載なし)
TOEFL iBT
32点以上
PBTも可。ITPの場合は400点以上。
IELTS
-(記載なし)
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:千葉科学大学

法政大学

└ 理工学部 機械工学科 航空操縦学専修

英検
準2級以上
CBTも可。
TOEIC L&R
430点以上
IPは不可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
-(記載なし)
TOEFL iBT
32点以上
MyBestスコア・ITPは不可。
IELTS
-(記載なし)
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:法政大学

工学院大学

└ 航空理工学専攻

英検
CSE 1800以上
TOEIC L&R
400点以上
TOEIC L&R + S&Wの場合は575点以上。
TEAP
186点以上
GTEC
850点以上
TOEFL iBT
38点以上
PBTの場合は425点以上。
IELTS
3.5点以上
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:工学院大学

第一工科大学(旧名称:第一工業大学)

└ 航空工学部 航空工学科

英語に関する出願資格の記載なし。
(ただし、持っている資格によっては英語試験の加点になる)

参考:第一工科大学

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パイロットになってから必要な英語力

晴れて航空会社への就職が決まっても、特に国際線のパイロットの場合はずっと英語と付き合っていくことになります
また、国内線のパイロットであっても会社の方針によっては英語を勉強し続けなければなりません。

国際線パイロットの場合

国際線のパイロットには「航空英語能力証明 レベル4以上」の資格が必要です。レベル3以下では国際線を操縦することができません。
また、レベル5以下の場合は有効期限もあり、都度更新も必要です(レベル6の場合は生涯有効)。

管制官との無線でのやり取りも原則英語です。

基本的には決まった言い回し(=航空英語)を使用します。

航空英語とは

無線では、聞き間違いを防ぐため、使用する英語のフレーズというのが決まっています。
英語として正しくても、「きまり」なので別の言い回しをしてはいけないのです。

航空英語自体は覚えてしまえば難しいものではありません。
ですが実際飛行中にトラブルが起きた場合、「別の単語に置き換えながら慎重にやりとりし、確認を取る」といった能力が必要となります。そのため、航空英語だけを暗記すればいいというわけでもありません。

国内線パイロットの場合

国内線のパイロットであっても、一定の英語力を維持する必要があります。

まず、使用するマニュアルは英語で記載されていることが多いです。

そして先に記載したように、無線でのやり取りは英語で行うのが原則です。国内線で、通信相手が日本人であっても同様です
近くを飛んでいる他の(海外の)飛行機にも情報が伝わるようにするためです。

また、例えば、LCCには外国人パイロットが多く在籍しているため一緒に運航することもあるでしょう。
業務に支障をきたさないようコミュニケーションを取る必要があります。

まとめ

エアラインパイロットとして働くために必要な英語力や、そのタイミングについてご紹介しました。
「まだ進路は悩んでいるけれども、パイロットへの憧れはある」という方は、英語の基礎となる英検2級/TOEIC600点はいつでも取れるようにしておいた方が良さそうです。

ここではあくまで英語についてのみ触れたため、かんたんそうに見えるルートもあったかもしれません。ですが、実際は英語よりも他の部分の条件が厳しく、クリアできず断念してしまう人は少なくありません。

だからこそ、もしあなたが「英語だけが不安だ」という状態であるなら、それはちょっともったいないかなと思います。
最初から高い英語レベルを目指すのではなく、まずは基礎から固めてみてはいかがでしょうか。

基礎固めならエイゴバの英検対策!

英語の基礎を固めたい方におすすめなのが、英検2級の勉強です。
大学入試では他の英語資格(TOEIC等)と比べ、圧倒的に英検の採用率が高く、高校生には特におすすめです。

大学により異なりますが、パイロット養成コースの場合は英検2級以上が出願資格となっているところがほとんどです。

「今から2級を目指すだけの英語力があるのか、不安がある」という場合も、ぜひカウンセリングでご相談ください。(これまでにパイロット志望の方も数名いらっしゃいました!)
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