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英検突破に効く!コーチングの3つの強み|対策塾との違いも解説
// 記事タイトル「英検コーチングって、英検対策塾とどう違うの?」
英検対策のスクールにはさまざまな種類があり、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。英検の取得は勉強方法と計画が大切であるため、これらをサポートしてくれる英検コーチングを活用すると、学業や仕事を両立しながら短期間で合格を目指せます。
この記事では、英検コーチングとはどのようなサービスであるか、対策塾と比較しながら解説します。メリット・デメリットについても紹介するため、確実に最短で英検を取得したい方はぜひ参考にしてください。
英検コーチングとは何か?
英検コーチングとは、できるだけ短期間で英検合格のスキルを取得するためにコーチがマンツーマンで学習をサポートするサービスです。英検はしっかり対策しなければ合格が難しいため、計画的な学習が大切です。英検コーチングは、自分に合った学習方法や計画で勉強できるため、英検対策で利用したいサービスの一つといえます。
対策塾にはないコーチングならではの利点3つ
英検対策塾にはない、英検コーチングならではの利点は以下の3つです。
1. 専属コーチがマンツーマンで手厚くサポート
2. 生徒の目標と特性に合わせた最適な学習プラン
3. 自分のペースでじっくり取り組める柔軟性
それぞれ詳しく紹介します。
1.専属コーチがマンツーマンで手厚くサポート
英検コーチングは、一人ひとりに専属のコーチがつき、日々の自習を手厚くサポートします。コーチが相談に乗りながら学習プランを作成するため、勉強法に迷わず毎日自習に取り組めます。
対策塾でも個別型のところはありますが、基本的に授業時間内のみの学習指導で、自習スケジュールの詳細管理まで実施されているところはほとんどありません。また、英検コーチングは、レッスン以外の時間でも英語学習に関する質問がすぐにできるところも魅力です。
2.生徒の目標と特性に合わせた最適な学習プラン
英検コーチングでは、コーチが一人ひとりの目標や特性に合わせて最適な学習プランを作成します。現在の英語スキルのレベルや、学校・仕事などの生活リズムも考慮し、無理なく学習できるプランです。
一方で対策塾では、学力に合わせてクラスが分かれ、決められた幅の学力レベルの生徒と一緒に授業を受ける場合が多いです。そのため、ほかの生徒と学習ペースを合わせる必要があります。
英検コーチングは目標や自分の苦手な分野に焦点を当てて学習できるため、効率的に英検対策を進められる点がポイントです。
3.自分のペースでじっくり取り組める柔軟性
対策塾は、基本的に授業時間内で勉強する学習形式です。英検コーチングでは、プランにより毎日数時間は自習するため、積み重ねの学習を進められるメリットがあります。
対策塾に週1回、1時間通った場合の学習時間は1ヶ月で4時間です。「短期間で合格したい」と考えている方にとっては、対策塾だけの学習では不十分といえるでしょう。英検コーチングは毎日2〜4時間ほど計画に沿って学習するため、1ヶ月(30日)当たりの学習時間は60時間以上です。日々の積み重ねによる圧倒的な学習量の多さが特徴といえます。
英検コーチングの仕組み
英検コーチングは、サービスによってさまざまな種類があります。自分に合ったコーチングを利用するためにも、どのような種類があるか把握しておきましょう。
ここからは、英検コーチングの仕組みについて対策塾との違いと合わせて解説します。
通学かオンラインか?受講スタイルが選べる
英検コーチングの受講方法には、通学型とオンライン型があります。通学型は対面で説明してもらえるため、学習に関する悩みを相談しやすいです。しかし、忙しい方にとっては通学時間の確保が難しい場合もあるでしょう。一方で、オンライン型は時間と場所に縛られず、どこでも受講できるメリットがあります。
エイゴバは、オンライン完結型の英検に特化したコーチングで、全国どこからでも受講できます。通学を学習時間に充てられるため、部活や塾、仕事が忙しい方にぴったりです。
英検対策に特化した充実のカリキュラム
英検コーチングはスクールによってカリキュラムが異なるため、目的や対策したい分野に合ったコーチング選びが大切です。
エイゴバは、英検で必要なスキル「読む・聞く・話す・書く」をすべてサポートしており、苦手な分野に焦点を当てて学習できます。英作文添削や模擬面接のサポートもあり、独学では対策が難しいライティングやスピーキングも丁寧に指導します。
英検コーチングと対策塾の料金体系の違い
英検コーチングの料金は、受講期間や目指す級数に応じて料金が異なります。対策塾の料金も同様で、レッスン回数によって異なる場合もあります。英検コーチングと対策塾の1ヶ月あたりの料金相場を以下にまとめました。
料金表英検コーチング受講料金 | 英検対策塾受講料金 |
---|
5~15万円程度 | 3~7万円程度 (1週間に1~2回のレッスンを受ける場合) |
英検コーチングのメリット・デメリットは?
ここからは、英検コーチングのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
英検コーチングだからこそ得られるメリット
英検の1〜3級は「読む・聞く・話す・書く」の4つの技能を測定するため、それぞれ自分に合った学習方法を見つけ出す必要があります。そのため、ポイントをおさえた効率の良い学習が大切です。
英検コーチングは、一人ひとりの英語スキルに合わせた学習方法やプランを組むため、効率的に短期間で合格を目指せるメリットがあります。毎日やることが決まっており、学習につまずいた際はすぐにコーチに相談できるのも魅力です。
英検コーチングならではの注意点とデメリット
専属コーチが一人ひとりについて手厚くサポートするため、対策塾やほかの英語学習スクールに比べて費用が高いことがデメリットといえるかもしれません。また、毎日の自宅学習の習慣が身についていない方にとっては、ハードルが高く感じる場合もあるでしょう。まずは無料カウンセリングを受けて、継続できるかどうか判断するのがおすすめです。
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英検コーチングはこんな方におすすめ!
英検コーチングは対策塾と違い、自宅学習がメインです。基本的に、授業を受ける学習スタイルではないため、対策塾との違いに戸惑ってしまう方もいるでしょう。ここからは、英検コーチングはどのような方に向いているのかを紹介します。
短期集中で一気に英検を制覇したい方
英検コーチングは、一人ひとりの目標や英語スキルに合わせて学習プランを作成するため、最短距離で英検合格を目指せます。指定テキストや、毎日の学習方法、内容が決まっているため、迷うことなく学習を進められるでしょう。スキルによって期間は異なりますが、英検準一級は3ヶ月、2級は2ヶ月で合格を目指すことも可能です。受験や仕事の昇級など、明確な期日が決まっている場合は、英検コーチングを利用して短期集中で英検を取得しましょう。
忙しい日常と両立しながら着実に学びたい方
受験や転職などのために英検の取得を目指す方が多くいます。しかし、学業や仕事が忙しく、なかなか学習を進められない方もいるでしょう。
英検コーチングでは、コーチが学習内容やスケジュールを管理します。毎日コーチからのサポートがあるため、怠けずモチベーションを維持できるでしょう。独学ではなかなか成果がでなかった方にもおすすめです。
まとめ
英検コーチングは、英検取得に向けて専属のコーチが学習をサポートするサービスです。対策塾と違って、自分に合った方法やプランで毎日学習できるため、短期間で英検合格を目指せます。
英検コーチングには、受講スタイルやカリキュラムなどに違いがあるため、無料のカウンセリングを利用して自分に合っているか確認するのがおすすめです。
エイゴバのご利用案内エイゴバは英検特化のコーチングで、英検1級保有のプロが最短での合格に向けてサポートします。短期集中で確実に取得したい方や、学業と仕事を両立して取得したい方はぜひ利用をご検討ください。無料カウンセリングの申し込みはこちらからどうぞ。
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英検とTOEICの違いは?ハイスコアにつながる学習のコツを解説!
// 記事タイトル英検とTOEICは、日本国内で知名度の高い「英語力を測る試験」です。英語力をアピールする資格として、その違いや、どちらを受験すべきかを知りたい方も多いのではないでしょうか。
英検とTOEICでは、測れる技能に違いがあります。目的やキャリアに合わせて受験することで、より効果的に英語力をアピール出来るでしょう。
本記事では、英検とTOEICについて、試験の目的やスコアの比較、測れる英語力の違い、ハイスコア獲得のコツまで解説しますので、参考にしてください。自分に合った試験とその対策を知り、今後の英語学習にぜひ役立ててください!
英検とTOEIC、何が違うの?
英検は、日本英語検定協会が実施する日本最大級の英語資格試験です。2024年現在、7つの級が中学・高校・大学の学習レベルに添って設定されており、読む・聞く・書く・話すの4技能のバランスを重視しています。社会で通用する実用英語力を測る試験です。
一方、TOEICは、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施する、世界160カ国共通のテストです。合否ではなくスコアで、ビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測る試験です。
ここからはその違いについて、具体的に解説します。
英検は社会で通用する総合的な英語力を証明する資格
英検は、7つの級(2025年度より8つに増設)から自分の英語力や目標に合った級を選んで受験します。中学初級レベルの5級から大学上級レベルの1級まで、取得すると現在の英語力を正確に把握できます。さらに上の級を目指して学習することで、社会で通用する英語力を伸ばすのが目的です。
各級のレベルが学校英語に対応しているため、受験者の8割が中高生です。高校や大学の受験で優遇される、大学の単位認定に利用されるなど、総合的な英語力の証明として広く活用されています。
学校以外では、準1級以上の取得で教員採用試験や国際ボランティア、通訳ガイド試験等で優遇されるケースもあり、社会で通用する高い英語力の証明として認められています。
TOEICはビジネスコミュニケーション能力を証明する資格
TOEICには聞く・読む力を測るListening&Readingテストと、話す・書く力を測るSpeaking&Writingテストがあります。現在日本国内でTOEICというと、L&Rテストを指すことがほとんどです。
世界共通のテストなので、設問・解答はすべて英語。受験者は自分の英語力に関係なく、全員同じ問題を解きます。結果は合否ではなく、スコアで出ます。
ビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測ることを目的としているので、内容もビジネスに特化しており、受験者の9割近くが就職活動中の大学生や社会人です。就職、転職、昇給、海外勤務などの場面で、英語でのコミュニケーション能力の証明として活用されています。
英検とTOEIC|実施概要の比較
各試験の実施概要をみてみましょう。
検定情報検定名 | 受験料(税込) | 会場(全国各地) | 実施回数 |
---|
英検 | 準2級 8,500円 2級 9,100円 準1級 10,500円 | ・本会場(英検協会指定の小中高校など) ・準会場(団体受験の小中高校や塾など) ・S-CBTテストセンター | ・従来型 → 年3回 ・S-CBT → 毎週土日 ※従来型 + S-CBTで各回3回、年間9回受験可能 |
TOEIC | 一律 7,810円 リピート割引 7,150円 | ・高校・大学など(IIBC指定) | 年間10回以上 ※受験地により回数に大きく差がある |
英検S-CBTはパソコンを利用して受ける試験で、内容や難易度は従来型と同じです。
英検とTOEICでは受験料や実施回数に大差はありませんが、実施会場は英検の方が多いといえます。詳細は公式サイトをご確認ください。
英検とTOEIC|スコアの比較
英検とTOEICでは、測れる技能や採点基準などが異なり、単純比較はできません。ここではCEFAR(セファール:ヨーロッパ言語共通参照枠)を基準として比較してみます。
レベル対応表CEFR | 英検級 | 英検CSEスコア | TOEIC L&Rスコア |
---|
C2:最上級レベル | ※該当無し | 3300〜 | ※該当無し |
C1:上級レベル | 1級 | 2600〜 | 945〜 |
B2:中上級レベル | 準1〜1級 | 2300〜 | 785〜 |
B1:中級レベル | 2〜準1級 | 1950〜 | 550〜 |
A2:基礎レベル | 準2級〜2級 | 1700〜 | 225〜 |
A1:初級レベル | 3級〜準2級 | 1400〜 | 120〜 |
参照:英検CSEスコアとは|英検公式ウェブサイト
参照:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表|TOEIC公式ウェブサイト
CEFARは、外国語の習熟度を示す世界共通の指標で、4技能すべての測定が必要です。TOEICの場合、正確にはL&RテストとS&Wテスト両方の受験、合算スコアでの換算が必要ですが、今回はL&Rテストのスコアで換算しました。比較のため英検CSEスコアも記載しています。
英検とTOEICでは測れる技能が違う!
英検とTOEICでは、測れる技能に違いがあります。英検は、日常会話から専門分野まで幅広い内容から出題されており、4技能をバランス良く測る試験です。TOEICはビジネスシーンに特化した大量の英文を時間内に理解する能力が試される内容で、一般的なL&Rテストは読む・聞くの2技能を測る試験です。詳しくみてみましょう。
英検は英語力の4技能をバランスよく測る
英検は、準2級は高校中級レベル、2級は高校卒業レベル、準1級は大学中級レベルとなっていますが、同時に「英検CSEスコア」という詳細なスコアでも判定されます。3級以上は1次試験のリーディング・リスニング・ライティングと2次試験のスピーキングのスコアが技能ごとに均等に配分されています。例えばリーディングが満点であっても、ライティングが0点であれば不合格となり、合格するためには4技能のバランスが重要です。
内容は、5級~3級までは主に身近な話題、準2級からはアカデミックな内容が加わります。2級以上は幅広く社会問題や専門分野からも出題され、準1級以上では難解な英文を正確に読みこなし、英語で自己表現もできる、熟達した英語力が問われます。
CEFARでも求められる4技能のバランスと高い英語力の評価となる英検は、海外事業で重要なポストに就く場合など、実社会で通用する英語力そのものの証明になるのです。
TOEICはビジネス英語の処理能力を測る
TOEIC L&Rテストは、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)の合計約2時間で200問に答えます。受験者全員が同じ問題を解くので、英語学習初級者には難しい問題も含まれています。合否は無く10点~990点の5点刻みのスコア評価で、マークシート方式のテストです。ライティング力とスピーキング力を測りたい場合には、別途W&Sテストを受ける必要があります。
内容はビジネスシーンに特化しているので、学生にはなじみのない単語も出題されます。英検に比べて時間内に解くべき問題数が多いので、じっくり考える時間はほとんどありません。限られた時間で大量の英文を読んだり聞いたりして解答する、集中力と即解力が試される試験です。
すべてマークシート方式で、記述問題はありません。穴埋め問題も多いため、直感的に英語を素早く処理していく能力が問われ、スムーズなコミュニケーション能力の証明になります。
英検・TOEICでハイスコアにつながる学習のコツは?
まず、ポイントになるのは中学文法です。英検3級レベルの中学文法は基礎中の基礎なので、すべての項目が正確に身についていないとハイスコア獲得は厳しいでしょう。基本的な文章の構造がしっかり身についていれば、単語力を磨くことでスコアアップを目指せます。
英検2級レベル以上を目指すには、高校文法を身につけ、必要な単語を習得していきます。基本的な文法事項は高校英語までで網羅できるので、さらなるレベルアップには専門的な単語を含む長文を読んで、単語力と場面に応じた文法の応用力をつけていきましょう。
就職の際に履歴書に書けるTOEICのスコアは600点以上とされており、英検2級以上に相当します。まずは英検2級レベルのバランスの取れた高い英語力を身につけたうえで、TOEIC特有のビジネス英語やリスニング、速読の練習をするのが早道です。TOEICには、文法を正確に理解していれば全文を読まなくても解ける問題もあるので、文法を習得してから実践形式で多くの練習問題をこなすと効果的です。
まとめ
英検とTOEICは試験の目的や測れる技能に違いがあり、英語力のアピールとして認められるレベルは、英検2級以上、TOEIC600点以上とされています。このレベルの英語力を身につけるには、まずは英検2級取得に向けて4技能のバランスの取れた英語力を確実に身につける学習をすることが大切です。
現在の自分の英語レベルを見極め、目標とするスコアに向けて正しい方法で学習したいと思ったら、プロの手を借りることもおすすめです。最短距離での英検合格に向けてコーチングをするエイゴバなら、高い英語力を効率的に身につけることができます。
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英検合格に要する勉強期間はどのくらい?|各級ごとの対策も紹介!
// 記事タイトル英検取得を目指している皆さん。目指す級を取得するまでにどのくらいの期間が必要なのか、どのような対策が必要なのか、知りたい方は多いのではないでしょうか。
英検合格に必要な勉強期間は、現在の英語力や毎日の学習にかけられる時間など個人差があり、一概に「〇ヶ月」とはいえません。ただ、目標の級と取得したい時期が決まっている場合は、なるべく短期間で合格したいですよね。
この記事では、各級ごとの対策と、短期集中で合格するためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
英検合格までにかかる期間は一般的にどのくらい?
まず、英検公式(準2級プラス特設サイト)掲載の「2級合格までにかかる期間」からのデータがこちらです。
ピンク色を使った表 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 |
---|
5級~2級合格者 | 6.8ヶ月 | 8.8ヶ月 | 13.6ヶ月 | 18ヶ月 | データ無し |
5級~1級合格者 | 5.2ヶ月 | 6.4ヶ月 | 8.8ヶ月 | 13ヶ月 | 27ヶ月 |
参照:準2級プラス特設サイト|英検公式ウェブサイト
上段は5級~2級、下段は5級~1級までの全級合格者が、各級に合格後、一つ上の級に合格するまでの期間の平均値です。あくまでも合格までの期間のデータであり、その間常に英検の勉強をしているとは限りませんが、2級以上は合格までに1年以上かかっています。
次に、「英語学習ひろば」が600人にアンケートを行った「英検学習時間の目安」がこちらです。
学習時間と期間目安学習時間目安 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
---|
学習時間目安 | 170時間 | 170時間 | 340時間 | 450時間 |
学習期間目安 | 5ヶ月 | 5ヶ月 | 11ヶ月 | 14ヶ月 |
参照:【英検学習時間目安】英語検定学習者600名を対象に調査|英語学習ひろば
同アンケートから1週間の勉強時間を約7時間と算出し、学習期間を割り出しています。上位級になるほど勉強時間が増え、毎日学習しても準1級以上は1年前後かかることが分かります。
英検各級ごとの対策と必要な勉強期間は?
ここからは、具体的に各級の合格に向けて必要な対策と、必要な勉強期間を解説していきます。希望の時期までに目標級に合格するためには、勉強期間を決めて、毎日の勉強時間を割り出すことがポイントです。
英検5級・4級:基礎固めの期間と試験対策
英検5級は中学初級程度、4級は中学中級程度のレベルで、試験はリーディングとリスニングのみで構成されています。高校生以上の方なら、英検の受験が初めてでも難しくはないでしょう。
英検公式サイトから過去3回分の問題と解答がダウンロードできるので、数回解いてみてください。自己採点で70%以上安定して正解できるなら合格レベルと判断し、その上の級からの受験でも問題ないでしょう。
合格までの標準的な学習時間は、英語学習初級者が5級に合格するまでが10~15時間、5級保持者が4級に合格するまでが15~20時間とされています。
英検3級:中学英語総まとめの期間と試験対策
英検3級は中学卒業レベルで、中学英語がしっかり身についているかを確認するのにおすすめの級といえます。3級からは、リーディングとリスニングに加えてライティング(英作文)が2問出題され、2次試験(スピーキング)もあります。
文法は、中学で学習する比較表現や受動態、仮定法などが出題されています。高校受験をクリアしていれば理解できる内容なので、過去問を解き、分からない問題やミスの多い問題を解き直してみましょう。必要であれば単語集や問題集も利用してください。
英検4級保持者が3級合格までに必要な勉強時間は15~20時間とされており、1日1時間の勉強時間でも20日前後あれば対策できます。
英検準2級:高校英語の基礎を固める期間と試験対策
英検準2級は高校中級レベルで、高校英語の基礎がしっかり出来ているかを確認するのにおすすめです。
3級と比べると語彙数が増え、単語の難易度も上がります。専門的な内容が増え、大学入試と同様の問題も出題されるため、まずは準2級の頻出単語をしっかり覚えましょう。リーディングもリスニングも、知っている語彙が多ければ問題内容の推測が可能で、正答率が上がります。
2024年度のリニューアル後に問題数が増えたライティングは、英作文のなかで文法力を測る狙いもあるため、問題文の指示通りに正しい英文が書けるまで練習しましょう。作成した英文は、第三者に添削してもらうことが重要です。問題集などでは模範解答しか載っていないので、先生や添削サービスなどにアドバイスを依頼しましょう。
英検3級保持者が準2級合格までに必要な勉強時間は170時間とされ、1日1時間の勉強なら5ヶ月、1日2時間なら2ヶ月半かかります。
英検2級:大学入試レベルを目指す期間と試験対策
英検2級は高校卒業レベルで、高校英語の総まとめとなります。大学入試での優遇は2級以上で大幅に増え、大学の単位認定や海外留学にも活用できる級です。
医療やテクノロジー、ビジネスなど専門的な内容が多くなるので、難易度の高い単語を多く覚えると同時に、高校英語の文法を完全に理解することが必要です。ライティングや2次試験のスピーキングでも、環境問題やオンライン会議など、社会性のある話題が出題されています。実用的な英語を使いこなせる力も試されるため、自分の考えを英語でしっかり説明できる力が必要です。
現在の準2級と2級の間には大きなレベルの差があり、2025年度からその間に「準2級プラス」が新設されることになっています。英検準2級保持者が2級合格までに必要な勉強時間は170時間、期間は約5ヶ月とされていますが、英検サイトには13ヶ月かかるというデータも出ています。短期間での合格は難しいレベルといえるでしょう。
英検準1級:高度な英語力を磨く期間と試験対策
英検準1級は大学中級程度です。大学の授業や研究で活用できる英語力が試されるので、英語力に自信があっても「準1級のための対策」をしなければ合格は難しいとされています。
単語は日常的には使わない高難度のものを覚え、長文はエッセイ、英字新聞、小説など幅広いジャンルを時間内に読みこなす練習が必要です。
リスニングはスピードが速く、長い文章が一度しか読まれないため、高い集中力とリスニング力が試されます。
ライティングは、序論・2つの段落・結論の構成で書く必要があり、時間内に正しい構成で書く練習の繰り返しが必要です。
スピーキングでは、社会的なトピックについて自分の意見とその理由を述べるだけでなく、細かい心理描写なども求められます。
英検2級保持者が準1級合格までに必要な勉強時間は340時間、期間は約11ヶ月とされていますが、英検サイトのデータでは2年以上かかると出ています。かなりの勉強時間の確保と、プロのアドバイスが必要なレベルといえるでしょう。
目標達成に向けた効果的な学習計画と期間設定
英検各級の試験対策と、合格までに必要な勉強時間・期間をそれぞれ解説してきました。英検を大学受験優遇制度や単位認定、就職活動や職場の昇給などに利用したい方は、取得希望時期が決まっている場合も多いでしょう。合格までの準備期間が足りない場合には、1日の学習時間を増やす必要がありますが、ただ学習時間を増やしただけでは、必ずしも短期間で合格出来るとは限りません。
目標が上位級であればあるほど、今の自分のレベルと合格レベルとの差を正確に測り、苦手分野を明確にして、正しい方法で勉強することが大切です。加えて、ライティングと2次試験のスピーキングは、自分では気付けない間違えや癖を修正するために、英検に精通した第3者からのフィードバックをもらうことが効果的です。
英検対策を短期集中で!英検専門のコーチングを検討してみよう
できるだけ短い期間での英検取得を目指すなら、正しい勉強の仕方で計画的に学習することが大切です。英検は試験なので、英検特有の採点基準、効果的な対策を熟知したプロにコーチしてもらうのが早道です。
オンラインコーチングのエイゴバは、英検に特化しているので合格レベルへの到達が早く、準2級に1ヶ月で合格、2級に2ヶ月で合格などの実績もあります。まずは無料カウンセリングで現在のレベルと強化すべき学習箇所を見極めて、専属トレーナーが専用プランを作成。基本的にはそのプランに沿って自宅で学習していきますが、合格までにやるべきことが明確なので、迷うことなく学習が進められます。さらに、毎日の進捗チェックに加え、電話やLINEでのサポートで学習意欲を維持してくれるので、挫折することなく合格を目指せます。特に、プロの指導が効果的なライティングやスピーキングには丁寧な添削指導があるので安心です。
まとめ
目標時期までに狙った級に合格するためには、現在の自分の英語力を確かめ、目標との差を明確にし、学習すべき内容を計画的に勉強することが大切です。自分一人の力で進めていくのは難しいと感じたら、英検指導のプロの力を借りることも検討しましょう。正しい方法で効率よく学習を続けることが短期合格につながります!
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高校生必見!夏休みの効率的な英語勉強法とは?|英検取得が有利!
// 記事タイトル高校生の皆さん!長い夏休みを有意義に過ごしたいと思っていませんか?「夏は受験の天王山」といわれていますが、受験生である3年生はもちろんのこと、1・2年生も夏休みは将来の受験に向けて学力アップのチャンスです。
特に英語は、文系理系を問わず必須科目としている大学がほとんどです。さらに英語は学力の積み上げが必要な科目なので、長期的な継続学習でスキルアップを目指していく必要があります。受験直前ではなく、早い時期からの学力アップが大切です。
そこで、この夏を利用して、短期集中で基礎力を固める勉強法を紹介します。中学~高校基礎レベルまでの学力をしっかり固めておくことで、今後の継続的な学習がスムーズになっていきます。受験直前の負担も大きく減らすことができるでしょう。
英語を得意科目にすれば、志望校の選択肢も大幅に広がります。今年の夏休みは、集中して英語を学習して、将来の自分のために頑張ってみましょう!
夏休みの集中学習で英語力がアップするって本当?
高校生になると、授業の難易度が上がり、学習量も増えるので、授業の進みが早くなります。授業が一旦止まる夏休みは、毎日の宿題や予習復習に追われずに、今の自分に本当に必要な学習にまとまった時間が取れます。
英語が苦手、授業について行くのが大変、という状態であれば、今までの復習から始めましょう。教科書や、学校で配布されたプリントなどを見返し、分からなかったところを分かるまで繰り返し解きます。学年が進むとどんどん難しくなっていくので、早いうちに弱点を克服しておくことが大切です。
今までの学習に自信があれば、予習をするのもおすすめです。まとまった時間の取れる夏休みだからこそ、普段は忙しくて出来ない先取り学習にも取り組むことが出来ます。自分に合った目標と、達成するためのスケジュールを立てて、取り組んでみましょう。
高校生に合った夏休みの英語勉強法とは?
ここからは、この夏を有意義に過ごすための目標の立て方、そして目標を達成するためのスケジュールの立て方を解説します。始めに計画を立てることでやるべきことが明確になるので、勉強の効率もアップします!
目標を立てる
大学受験を目指す高校生なら、受験に有利になる目標がよいですね。ただ、1・2年生は志望校が決まっていない場合もありますし、大学受験の過去問に挑戦しても分からない箇所が多くて勉強がはかどらないかもしれません。
まずは、夏休み終了後にどこまでできるようになりたいかをイメージしてみましょう。「覚えていなかった単語を全部覚える!」「文法の苦手な単元を克服する!」など自分に合った目標を考えましょう。
ただ、目標だけでは結果が分かりにくいので、夏休み終了後にどれだけできるようになっているかを確認するため、外部試験を受けてみることをおすすめします。〇月にこの試験を受ける!と具体的に決めることで、より集中して学習できるようになります。
目標達成のためのスケジュールを立てる
目標となる試験が決まったら、試験の日程を調べて、その日までに何をどのくらい勉強すれば合格できるのかを調べます。各試験の公式ホームページを参考にしてください。
次に、どの参考書や問題集を使うのがよいかを調べて、いつまでにやるのかを考えていきます。1日に何時間英語の学習に充てるのか、1週間でどのくらい進めるのかを具体的に決めていきましょう。
夏休み全体の目標だけだと、毎日何をどのくらい進めたらよいのか迷ってしまい、考えているうちに時間がどんどん過ぎていきます。学校が休みなので、時間に縛られない分、無計画に取り組むとあっという間に夏休みが終わってしまいます。しっかりとスケジュールをたてましょう。
高校生にピッタリの英語外部試験とは?
外部試験は、夏休みの英語学習を有意義なものにする以外にもメリットがあります。ここ数年で、外部試験の取得級やスコアによって有利になる「大学入試優遇制度」を採用する大学が増えています。そして外部試験は、一発勝負の大学入試と違い、希望の結果が出るまで何度も受験できるのも嬉しい点です。
英語の外部試験には、英検・TOEFL・TOEIC・TEAP・IELTS・GTECなど色々ありますが、高校生の大学受験準備として最も有利なのは英検です。以下にその理由を解説します。
英検は大学受験に有利!
まず、「大学入試優遇制度」で、現在採用実績が一番多いのが英検です。せっかく外部試験を受験するのなら、その結果で大学受験が有利になるのは嬉しいですよね。
志望校がまだ決まっていなくても、多くの大学で採用実績のある英検を取得しておけば、受験の時に有利になる可能性が高まります。英検2級の取得で、学科試験免除、加点、得点換算、出願資格、合否判定への参考などさまざまな優遇措置が受けられます。
詳しくはこちらの記事で解説しています⇒英検が大学受験で有利になるのはなぜ?
英検は夏休み明けに受験のチャンスが多い!
夏休み明けの英検は、従来型なら第2回検定の10月です(詳細は英検公式サイトをご確認ください)。夏休みを利用して約2ヶ月頑張って、10月の英検取得を目指しましょう!
その日は日程が合わない、という場合には、「英検S-CBT」が利用できます。原則毎週土日に実施されるので、自分の都合のよい日を選んで受験することが出来ます。英検S-CBTは同じ回(第1回、第2回、第3回)で2回まで、従来型も合わせると3回までの受験が可能です。
S-CBTについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒英検【S-CBT】【従来型】の違いを、分かりやすく解説
英検は受験級の目標が立てやすい!
英検は、3級が中学卒業程度、準2級が高校中級程度、2級が高校卒業程度(大学入試レベル)、準一級が大学中級程度とされています(英検公式サイト参照)。
高校英語の学習内容と受験級がリンクしているので、高校1年生なら3級から準2級、2年生なら2級、3年生なら大学入試で優遇される2級から準1級を目標にしましょう。
また、現在の準2級と2級の間に大きなレベルの差があるので、2025年度から「準2級プラス」が新たに導入されます。高校2年生で2級の取得が難しいと感じる場合には、2025年度以降は準2級プラスを目標にしてもよいでしょう。
英検合格に向けた夏休みの勉強法は?
英検準備の基本は過去問を解くことです。英検公式サイトから過去3回分の問題と解答が無料でダウンロードできるので、まずは目標とする級の過去問を解いてみましょう。過去問を何度も解くことで、出題傾向や問題のレベルが分かってきます。ただし、2024年度から3級以上の問題形式がリニューアルされていますので、問題数や時間配分をよく確認してください。
単語や熟語、文法の知識が足りない場合は、問題集を利用し、繰り返し学習して覚えましょう。長文読解も、単語や熟語、文法の土台がないと学習が進みません。
そして、ポイントになるのがライティング(英作文)です。リニューアルで、3級以上のライティングが2題に増え、時間配分と配点もアップしています。ところが、過去問にも市販の問題集にもライティングには「模範解答」しかないため、自力での勉強が難しくなっています。夏休みから勉強を始めて秋の英検で結果を出したいと思ったら、先生や専門家に添削をしてもらうのが早道です。
英検専門コーチのアドバイスを受けてみよう!
夏休みの英語学習の目標を「秋の英検取得」に決めたら、しっかりしたスケジュールを立てて学習を始めたいところです。ただ、英検合格までの具体的な計画を立てるといっても、何から始めたらよいのか分からないかもしれません。そして自力での学習が厳しいライティング、さらには2次試験(面接)の対策も独学では限界があります。
そこで、英検に特化したコーチングの利用を検討してみるのもおすすめです。試験にはその試験特有の採点基準があるので、英検に特化したプロの力を借りることで、最短距離での合格が期待できます。自分のレベルと目標に合った学習プログラムを組み、参考書・問題集選びから毎日の勉強の仕方や英作文の添削まで、しっかりサポートしてもらえます。
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まとめ
学生生活のなかで、一番長い夏休み。充実した夏を過ごすために、そして将来の自分に自信をつけるために、今年の夏休みは計画的に英語の勉強をしてみませんか。
短期集中で英検の取得を目指すという目標を持ち、秋に受験をすることで、この夏の英語力アップの結果をしっかり確認することが出来ます。そして目標の級を取得できれば、受験に向けて大きなメリットになります。この夏の頑張りで、今後の人生が変わるかもしれません!
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英検とは将来使える英語力に直結する資格|受験に有利なだけじゃない!
// 記事タイトル英検とは、読む・聞く・話す・書くの4技能をバランスよく測れる日本最大級の英語資格試験です。
2024年度第1回検定から、3級以上の出題形式をリニューアルし、より「使える英語力」を証明できるようになりました。
英検は大学受験に有利といわれていますが、このリニューアルで、今後ますます活用する大学の増加が予想されます。
さらに、現在の社会情勢に添う試験内容の英検は、大学受験だけでなく、将来社会に出てからも役立つ英語力の証明が可能です。
この記事では、英検がなぜ大学受験で有利なのかについて説明します。また、目指すべき級や勉強法も解説します。
読むことで、英検が大学受験に有利な理由が理解できるでしょう。
英検リニューアルってどういうこと?
英検とは、正式名称を「実用英語技能検定」といいます。文部科学省が後援している信用度が高く、国内最大級の英語検定試験です。
大学受験に活用されている英語の外部検定試験(外検)はいくつかありますが、現在最も多く活用されているのが英検です。
その英検が、2024年度からリニューアルされました。以下に詳しくみていきましょう。
2022年度から高校の学習指導要領が変わった!
学習指導要領とは、文部科学省が定めている「授業内容や授業時間数などの基準」です。
高校の学習指導要領は、2022年度から改定されました。特に、英語については知識(どれだけ英語を知っているか)を重視する内容から、運用能力(英語を使って何が出来るか)を重視する内容に変わっています。
4技能(読む、聞く、話す、書く)をバランスよく身につけることが重要視され、改定によって学習すべき単語がさらに多くなりました。
これには、日本の大学生の英語力を世界水準まで引き上げようとする狙いがあります。
2024年度から英検問題の一部がリニューアルされた!
高校英語の学習指導要領の改定を受けて、英検は、よりバランスよく4技能を測る試験になりました。
なかでも、今まで配点の低かったライティングの問題が1題から2題に増え、Eメール(3級、準2級)や要約(2級以上)の問題が追加されています。これは、英語で「読み取った内容に基づいて自分の力で書く」能力が測られる内容です。
ここで高得点を取るためには、知識を詰め込むだけでは足りません。いろいろな場面での英語の使い方を考える力や、表現力を磨いていくことが必要となるでしょう。
英検が大学受験で有利になるのはなぜ?
高校生の英語レベルは、在籍校で差があります。そのため、英語の4技能をバランスよく測れる基準として、外部検定試験を利用する大学が増えています。
英語力を測れる外部試験はいくつかありますが、おすすめなのが英検です。理由は主に以下の4つです。
英検は最も多くの大学入試で採用されている
英検協会の「英検・TEAP・IELTS活用校検索」によると、それぞれの外部試験を活用する大学は482校※です。なかでも英検の採用校が最も多いのが現状です。
※2024年6月現在
資格情報英検 | |
TEAP | - 英検協会と上智大学が共同開発した大学受験用試験
- 上智大学を含め上位校で採用
- TEAPのみの採用は上智大学だけ
|
IELTS | - 海外留学向けテスト
- ヨーロッパを中心に採用
- 日本での利用は少ない
|
GTEC | - ベネッセが実施
- 団体受験(高校)が主
- 採用大学は少ない
|
このように、ほかの外部試験は英検と比較して採用実績が少ないといえます。
英検の問題は高校の学習内容に合わせて作られている
英検が、高校の学習指導要領に合わせて試験内容をリニューアルしたことからも分かるように、英検の問題は高校の学習内容に添って作成されています。そのため、高校英語の学習がそのまま英検の試験勉強につながるのです。
また、準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度と、各級の目安が学校英語と直結しているため、取得級を英語力の参考にしやすいのも特徴です。
英検は合否だけでなくスコアも利用できる
英検は合否の出る試験なので、不合格の場合は受験に利用できないのでしょうか?実は英検には、「英検CSEスコア」という、世界基準のスコア表示があります。
英検CSEスコアを出願条件にしていたり、合否よりもスコアを優先していたりする大学もあります。そのため、もし不合格であってもスコアを提出すれば優遇されるケースもあります。チャレンジが無駄にならないのは嬉しいですね。
英検は受験料が安く受験機会も多い
受験料、受験機会を比較してみましょう。
検定試験情報検定名 | 受験料(税込) | 受験会場 | 実施回数 |
---|
英検 | (本会場受験・個人) 準2級 8,500円 2級 9,100円 準1級 10,500円 | 全国各地 | 従来型→年3回 S-CBT→毎週土日 |
TEAP | 4技能受験 15,000円 | TEAP→26都道府県 TEAP CBT※→12都道府県 | 年3回 |
IELTS | 25,380円 | ペーパー版→全国主要都市 PC版→全国4力所 | ペーパー版→毎月4回 PC版→ほぼ毎日 |
ここでは主なものを記載していますので、詳細は公式サイトを確認してください。
英検は大学入試でどんな風に活用される?
英検2級以上が対象になる「大学入試優遇制度」には、学科試験免除、加点、得点換算、出願資格、合否判定への参考などさまざまなメリットがあります。主なものを見てみましょう。
英語の学科試験が免除される
指定以上の級の取得で一定の英語力保有を認められ、英語の学科試験(もしくはその一部)が免除されます。受験勉強の時間をほかの科目に割けるだけでなく、受験当日の負担が大きく減るのもメリットです。
条件は大学により異なりますので、志望校の条件を確認してみましょう。
加点される、得点換算される
「加点」は、入学試験の総合点に、取得級に応じて点数が加算されるものです。これはかなり有利な制度なので、志望校で採用していれば、ぜひ取得しておきましょう。
「得点換算」は、取得級に応じて、英語学科試験の得点に決められた点数が換算されるものです。また、英語の学科試験も受験でき、よい方の得点で合否を判断してくれるを行う大学もあります。どちらで高得点が取れるか分かりませんから、この場合は両方受験しておくと、一発勝負での不安を軽減することができます。
出願資格として求められる
指定級を持っていなければ、出願そのものが出来ないケースです。総合選抜や学校推薦に多く見られますが、一般入試で出願資格に英検を求めている大学もあります。
志望校で出願資格になっている場合は、合格のために数回の受験が必要になる可能性も考え、早めの準備が必須です。
大学受験で有利になるのは英検何級?
英検レベルの目安は、準2級で高校中級、2級で高校卒業・大学入試レベル、準1級では大学中級程度です。
準2級も入試の参考にしている大学はありますが、優遇措置を受けられる大学は2級から大幅に増えます。大学受験で英検を有利に活用するためには、2級取得を目指しましょう。
さらに準1級を取得すれば、難関国公立大学の総合型選抜の受験資格も得られます。準1級取得には、実際の社会生活で使える英語をしっかり理解し、ある程度使いこなせるレベルの英語力が必要です。準1級取得は、大学入試はもちろん、入学後の単位認定や、将来の就職・転職にも有利になるでしょう。
英検合格に有利な勉強法は?
英検合格に有利な勉強法は、過去問を解き、出題傾向、自分の英語力、得意不得意を見極めることです。英検公式サイトから過去3回分の問題と解答、リスニング音源が無料でダウンロードできます。2024年度第1回からがリニューアル後の問題です。
こちらでも詳しく勉強法を紹介しています(情報はリニューアル前のものです)。
→技能別に比較【英検のレベル&勉強方法】
リニューアル後の問題形式は、リーディング問題が一部削減され、ライティング問題が1題増えました。時間配分が変更され、ライティングの配点が上がっています。
ライティングには「模範解答」しかないため、自分がどのくらい出来ているのか、どうすれば合格点に近づけるのかを自力で判断するのは難しいかもしれません。英検の採点基準に詳しいプロに教わることで、短期間でのスコアアップが期待できます。
まとめ
英検は、世界基準で英語力を示すことが出来る「英検SCEスコア」によって、読む・聞く・話す・書くの4技能をバランスよく証明できる日本最大級の英語資格試験です。
高校の学習指導要領改定を受けて、2024年度から英検の試験内容もリニューアルされました。「大学入試優遇制度」に積極的に英検を活用する大学も増えていますので、入試に向けて、少しでも早い時期に英検2級以上を取得しておけば有利になります。
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英検の単語を効率よく覚える方法
// 記事タイトル英検を受験する際にまず取り掛かるのは「英単語」という方が多いと思います。
同時に、「全然覚えられないし、つまんない!」と初っ端から躓いてしまう方も多いでしょう。
ただ、英単語の習得は英検に限らず、「読む」「書く」「話す」「聞く」どの技能にとっても、何をするにも必要不可欠な要素です。
この記事では、英検各級の語彙数やレベルについて紹介し、効率のいい英単語の覚え方を解説しています。
スケジュールの組み方も紹介しているので、ぜひ参考にしながら計画を練ってみてください。
英検の単語数とレベル(級別)
まずは英検の各級にどのような英単語が登場するのか見てみましょう。
(レベルと語彙数の目安は英検が運営する「英ナビ」を参考にしています)
- 級
- 語彙数
- 単語例
- レベル
- 5級
- 約600語
- this(これ)
- where(どこ)
- morning(朝)
- town(町)
- park(公園)
- 中学初級程度
- 4級
- 約1,300語
- say(言う)
- think(考える)
- people(人々)
- one(1つの)
- tea(お茶)
- 中学中級程度
- 3級
- 約2,100語
- introduce(〜を紹介する)
- worry(心配する)
- as soon as possible(できるだけ早く)
- be surprised to do(〜して驚く)
- Why don't you 〜?(〜したらどうですか?)
- 中学卒業程度
- 準2級
- 約3,600語
- hide(~を隠す、隠れる)
- empty(空の、空いている)
- eventually(結局は)
- on purpose(わざと)
- Neither did I(私もです)
- 高校中級程度
- 2級
- 約5,100語
- discuss(〜について話し合う)
- resign(辞職する)
- adore(〜を敬愛する)
- with regard to~(〜に関して )
- neither A nor B(AもBも〜ない)
- 高校卒業程度
- 準1級
- 約7,500語
- irresistible(抵抗できない)
- mandatory(義務的な)
- notorious(悪名高い)
- mediate(〜を仲介する)
- take advantage of ~(~を利用する)
- 大学中級程度
- 1級
- 約10,000~15,000語
- astound(仰天させる)
- integrate(積分する)
- trigonometry(三角法)
- potassium(カリウム)
- synthetic fibers(合成繊維)
- 大学上級程度
【参考】 英ナビ!
準2級くらいまでは日常で登場しそうな単語が並んでいます。
2級になると「あらら、ちょっと難しいかな?」となり、準1級で「日本語も難しい……まずいぞ」と感じ、1級に関しては「????」という感覚ではないでしょうか。
英検準2級くらいまでは、特別なにもせずとも合格する方は多いです。
準2級までは英単語そのものが少し怪しくても、リスニング等で点が稼げてしまったりします。リーディングの話の内容も難しくはないため、意味の推測は容易です。
その後、2級、準1級……と難易度がぐぐぐっ、と上がり「(実は)覚えていなかった準2級までの単語」+「新たな難解単語」のコンボで苦しむ方は非常に多くいます。
英単語の覚え方
級が上がるにつれ単語の難易度が上がるはもちろんですが、単純に各級の語彙数だけ見てもあまりの量にクラクラしてきます。
そんな英単語を、それでもどうにかして私たちはモノにしなければなりません。
ここからは、英単語を効率よく覚える方法を解説していきます。
初級から英検1級の受験をするような上級者の方まで、どんなレベルの方でも使えるのでやってみてください。
音読をする
単語学習の際、英単語は全て声に出してやっていきましょう。
音読をするというのは「目で見るだけ(=黙読)」に、「口で発声して」「耳でその声を聴く」という作業が追加されることになります。
脳というのは、刺激が多いほど記憶してくれるものです。
「見る」「発声する」「聞く」の3つの刺激で、こうかはばつぐんです!!
ついつい気にしてしまうのですが、発音は完璧にできる必要はありません。きれいにæの音が出せなくても大丈夫です。
ただ、例えば「relative」を「リレイティブ」等のように全然違う読み方で覚えないように注意してください。(せっかく覚えたのに、リスニングの時に「レラティブってなんだ?」と混乱する原因になります)
発音記号を読めるようにしておくと安心ですが、最近の単語帳はアプリで簡単に音声も聞けるようになっていると思いますので、読み方が分からなければ聞いてみましょう。
単語帳には例文も付いているはずですので、そちらも音読します。
単語だけよりも、「どういう時に使うのか」「どのように使うのか」が理解でき、覚えやすいはずです。
お得情報として、例文ごと記憶に残っていれば、英作文パートでそのまま使えることもあります。最も難しいと言われている大問1(穴埋め)で似たような文章が出題されることもあります。
ぼそぼそと言うのではなく、しっかりと声に出して音読してください。恥ずかしくない!
※親御さんは、お子様が音読しているのを聞いても決して茶化したりせず、もし声をかけるなら「いいね」「上手になったね」とほめてあげてください。
日本語をチラ見し、イメージを思い浮かべながら、単語と例文を音読してどんどん進んで行ってください!
全くイメージが思い浮かばない単語はどうする?
日本語からして難しい単語もたくさんありますよね。例文もちょっと小難しかったりして、全くイメージがつかめず音読する気が失せてしまうこともあるでしょう。
「dog」と聞いて犬を想像するのはカンタンです。でも例えば「integrate(積分する)」のイメージってどうすればいいんでしょうか?
日本人はあまり日常の会話で「積分する」って言いません。数学の授業中くらいですかね。
ネイティブでもそんな感じなのか、意外と日常で使う機会があるのか……。級が上がれば上がるほど付きまとう悩みです。
そんなときはPlayPhrase.meにアクセスして、英単語を入力してみましょう。
その単語が使われている、映画のワンシーンがいくつか再生されます。聞くだけでなく、映像をよく見て「どんな人が」「どこで」使っているのか観察してみてください。
国語辞典で「積分する」を調べるより、ずっと理解しやすいはずです。
全部の単語でやっていたらキリがないですが、モヤモヤして進めなくなったときや気分転換したいときに、PlayPhrase.meはオススメです。
復習する
英単語を覚えていて、ふと2ページほど前を見返す。昨日覚えた単語を見てみる。
すると
「全然覚えてないじゃん!」
となることも多いですよね。
そして「あんなに頑張ったのに!」「やーめた!」というのが最悪のパターンです。
気持ちは分かります!
でも、実際は忘れてしまうことをそんなに気にしなくても大丈夫なのです。
英単語は、覚えて→忘れて→覚えて→忘れて→覚えて……の繰り返しで覚えるものだと思ってください。数日前の英単語を「忘れて」いるのは、この流れの一部だと思って受け入れましょう。
エビングハウスの実験について
「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存じでしょうか?
覚えたことを○分後に復習したら、初めて覚えた時に比べて〇%早く記憶できる(時間の節約ができる)、という感じの曲線グラフです。
ドイツの心理学者、エビングハウスさんが発表したので「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれています。
例えば、昨日覚えたことは今日、ほとんど忘れてしまいます。皆さんが「全然覚えてない!」と絶望するタイミングです。
でも、ここで「やーめた!」とあきらめるのって、すごく勿体ないことなんです。「全然覚えてない!」と思っていても、実は最初に覚えた時よりは覚えやすい状態だからです。
また、エビングハウスの実験は「意味のない単語」で行われたことにも注目です。
意味のない単語だから忘れやすい。つまり逆に考えれば、「意味のある単語」なら人はもっと覚えていることができるのです。
特に英検準1級以上を受験するあなた。あなたにとって、初めて出会う難解な英単語は「意味のない単語」と等しいかもしれません。(だから覚えにくいんですよね)
そこで、例文です。例文を読めば使い方が理解できるのと同時に、その単語を「意味のあるもの」として処理できます。
英単語は忘れてしまうことを恐れず、何度も何度も「例文で」復習していきましょう!
日本語訳はどれを覚える?
様々な日本語訳が書いてある英単語もありますよね。
基本的には、最初に書いてある1つだけを覚えてしまえばOKです。「英検●級用」という単語帳を使っていると思いますが、最初の訳があなたの受験する級で一番「出る」使い方です。
余裕があれば2つ目や3つ目を覚えてもいいですが、それよりは例文を覚えてしまう方が「こんなニュアンスで使う単語なんだな」というのが分かって効率がいいです。
英単語を覚えるスケジュールの組み方
次は、英単語を覚えていくスケジュールの組み方を解説します。
①的を絞る
まず、単語帳を買って来たら「すでに知っているもの」は除外します。
チェックを付けたり、マーカーで塗りつぶしてもいいです。これから覚えなければならないものだけに的を絞ります。
②1日に覚える単語数と復習のタイミングを考える
例えば3日で30個単語を覚えるとして、ありがちなのが「1日10個ずつ」やっていく、というものです。でも、それだと復習の時間がとれません。
この例の場合だと「1日10個ずつ」ではなく、
- 1日目に「30個」とりあえず覚える
- 2日目に「同じものを30個」覚え直す
- 3日目にまた「同じものを30個」復習
というスケジュールの方が、効率よく覚えることができます。
「たった1日、1時間お話した人」よりも、「3日間、ちょっとでも毎日お話しした人」の方が覚えていますよね。それと同じです。
もちろん、「トータルで5000語覚えたいから→毎日5000語やる」というわけでもありません。
ある程度区切ってやる必要はありますが、「覚えた!→この単語、終わり!」ではなく、何度も何度も同じ単語を学習することが大事です。
「ちょっと忘れてしまったかな?」というタイミングで復習をしてあげるのが、効率のいいスケジュールです。具体的には、1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後、30日後に同じ単語を覚え直すのがおすすめです。
「2日後と3日後は何もしないの?」と思ってしまった方、そうではありません。その日はその日で、新たな単語を学習してください。
単語セットがいくつかあるとして、
- 1日目:セット1
- 2日目:セット2+セット1の復習
- 3日目:セット3+セット2の復習
- 4日目:セット4+セット3の復習
- 5日目:セット5+セット4の復習+セット1の復習
- 6日目:セット6+セット5の復習+セット2の復習
- (この後も続く)
という感じで、常に復習しつつ同時進行で新たな英単語を学習していきます。1セットの単語数は、これから覚える単語の数や、試験までの時間、そして上記のように復習をすることを考慮して決めてください。
毎日復習分が積み重なっていくので、最後の方はどうなるのかちょっとドキドキしてしまいますね。でも、これだけ復習をすれば結構自然に覚えてしまえるものです。
最初の数日は「昨日のほとんど覚えてないや、まぁいいか!」くらいの気持ちでいてください。
また前述のとおり、復習の段階に入ると少しずつ「覚えるのに必要な時間」は短縮されていきます。むしろ楽しみになってきませんか?
まとめ
効率よく英単語を覚える方法をご紹介しました。
覚えるときは常に例文もあわせて音読し、また何度も復習することが大切です。
まずは単語帳を開き、覚えるべき英単語がどれだけあるか把握するところから始めましょう。
英単語の音読も、毎日の習慣にしてしまえば苦にはならなくなるはずです!
単語学習のスケジュール作成もトレーナーにお任せ!
エイゴバでも、この記事で紹介したように音読をしながらの学習を推奨しており、何度も復習することを前提にスケジュールを組んでいます。
「自分で管理できそうにない」「というか、まずタイミングを計算に入れて計画を練るのが面倒だな……」
といった心配をしなくてもいいように、トレーナーがしっかりとスケジュールを作成・管理します!
もちろん、単語だけで終わらないよう、他の技能もバランスよく伸ばせるようになっています。
ご興味がありましたら、まずはぜひ無料カウンセリングにお申し込みください。
くわしくはこちら!
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【TOEICのリスニング対策】でスコアアップ!
// 記事タイトルTOEICのリスニングパートは、コツを掴めばすぐにスコアアップすることが可能です。
この記事では、TOEICリスニングパートの構成や、進め方のコツを紹介しています。
また、英語が聞き取れないという方のための対策方法も取り上げていますので、参考にしてみてください。
とくに「TOEIC600点に届かない!」という方は、まずはリスニングの進め方を見直し、スコアを上げてみましょう!
これから初めてTOEICに挑戦しようとしている方も、ぜひ目を通してみてくださいね。
TOEICリスニングパートの構成
TOEICのリスニングはPart1からPart4まであります。
全体的にはこのような問題構成です。
- Part1:写真描写問題(6問)
- Part2:応答問題(25問)
- Part3:会話問題(39問)
- Part4:説明文問題(30問)
では、パートごとにどんな問題が出題されるのかまずはざっと見てみましょう。
「TOEICは受けたことがあるしそれは分かるよー対策を教えて~」という方はココまで飛んでください。
Part1:写真描写問題(6問)
Part1は短い説明文が放送されるので、写真の様子を表すものとして適切なものを選びます。
問題用紙には以下のような「モノクロの写真」のみ印刷されていて、英文は音声のみです。
TOEIC サンプル問題 Part1 より引用実際の音声は公式サイトで聞いてみて欲しいのですが、ここにもスクリプトを記載します。
- He's shoveling some soil.
- He's moving a wheelbarrow.
- He's cutting some grass.
- He's planting a tree.
TOEIC サンプル問題 Part1 より引用
文字で見ると簡単ですね。答えはAです。
ややこしい引っかけ問題は出ないので、見たまま答えます。「よく見えないけど、もしかしたら木を植えているのかもしれないな……」なんて深読みしなくても大丈夫です。
写真の問題は6問出題されます。
Part2:応答問題(25問)
Part2は、聞かれたことに対して適切な返答を選ぶ問題です。会話形式の穴埋めというイメージですね。
パート1のような写真もありませんし、会話文・問題文・選択肢のいずれも印刷されていません。
問題用紙はこのような感じで、「答えをマークせよ」とだけ記載されています。
印刷されているものから得られるヒントはありませんので、ただただ音声に集中します。
この形式の問題は、全部で25問です。
Part3:会話問題(39問)
Part3では、2~3人の会話が流れるので、その後の質問に答えていきます。各3問ずつです。
表や図が一緒に示されることもあります。
TOEIC サンプル問題 Part3 より引用Part1~2に比べると、流れる音声は長いのですが設問などの印刷もありヒントも多いです。一部聞き逃してしまったとしても前後で把握できることもありますのであきらめず最後まで聞いてみましょう。
Part1~2のように「それぞれ1問解いて終わり」ではなく、一気に3つの設問に答える必要があります。
Part4:説明文問題(30問)
Part4に関しては、Part3とほぼ同じです。話し手が複数ではなく、1人になるというだけです。
TOEIC サンプル問題 Part4 より引用どこかに電話をかけている様子だったり、社内で従業員たちに呼びかけているような場面が多いです。
この後くわしく解説しますが、できる限り先読みをして、「こんな場面なんだろうな」とイメージを沸かせてから音声を聴くようにすると知らない単語が出てきても推測できることが多いです。
Part3と同じく、設問は3つずつです。
TOEICリスニングの対策①<先読みのテクニック>
ここからはパート別に解き方・進め方をみていきます。
【Part1:写真描写問題】の先読み
- 構成
- 印刷
- 【問題文】放送のみ
- 【選択肢】放送のみ
- 【その他】モノクロ写真1枚
- 時間配分
- Directions:約60秒
- 設問:約5秒
- 選択肢読み上げ:約15秒
- 無音時間:約5秒
- 次の設問
まず、リスニングが始まる前に説明(Directions)が約60秒入ります。「この問題では写真が載っていますよ。音声が流れますよ。写真にぴったりの説明はどれか考えてくださいね」というようなものです。例題も流れますが、聞く必要はありません。
この時間を使って、最初の問題だけでなくできる限り先の問題の写真も見ておきます。
慣れている人はここでPart3~4あたりの文章も先読みします。ただ、初心者の場合は早く先読みしすぎても忘れてしまったり混乱するだけなので「Part1の写真を全部見る」くらいを目標にするのがおすすめです。
Directionsの後は設問が読み上げられます(約5秒)。これもすべて同じ「No.● Look at the picture...」というものなので聞く必要はありません。
Directionsの間に色んな箇所を見ていたと思いますが、この読み上げを合図に第1問目の写真に視線を戻しておきましょう。
選択肢の読み上げは約15秒、その後の無音時間は5秒です。
正解だと思う選択肢の読み上げが終わったらすぐにマークします(「これだ!」と思ったら、あとの選択肢は聞かないくらいの気持ちで即決してください)。無音の時間は次の写真を見るのに使います。
何を「見る」の?
「写真を見る」というのは、何をしているか・何があるか等を確認することなのですが、そこでさらに、具体的にどんな単語が使われるだろうかと予想してください。
不正解選択肢はこういうものだろうな、音の似ているあんな単語が流れるかもしれないな……というのも考えます。カードゲームで相手の手札を読むような気持ちで挑んでください。
【Part2:応答問題】の先読み
- 構成
- 印刷
- 時間配分
- Directions:約30秒
- 設問+選択肢読み上げ:約15秒
- 無音時間:約5秒
- 次の設問
Part1と同じく、初めにDirectionsが入ります。約30秒です。
ただ、Part2は先に説明した通り先に目を通すものは全くありません。
TOEIC慣れしている人は先ほどと同じく、この30秒もPart3~Part4の先読み時間にあてます。
そして、今回はあなたが初心者であっても、Part3に少し目を通してみてください。最初の1問だけでも大丈夫です。30秒、何もしないのはちょっともったいないです。
最初の「No.1...」が聞こえたらすぐに戻ってきてください。
設問+選択肢読み上げは約15秒、無音時間は約5秒です。(ここで言う「設問」とは「No.●」という問題番号の読み上げのみです)
Part1と同じく、英文は短くシンプルです。ただ、そのぶん前後での意味の推測が困難です。
「目で見て得られる情報」もゼロなので、他のどのパートよりも集中力が必要となるでしょう。
このパートでは「お決まりの返答」を待たない、というのがポイントの一つです。
つまり例えば、Yes/Noで答えられそうな質問の答え(正解選択肢)は、Yes/Noで始まることはとても少ないということです。
"Sure."や"I don't know."で始まったり、質問を質問で返したり、「○○さんに聞いてみてよ」のような返答だったり、全体を聞いて判断しなければならないものがほとんどです。
【Part3:会話問題】【Part4:説明文問題】の先読み
Part3は複数人の会話、Part4は1人でのスピーチです。その違いがあるだけで、進め方は同じですのでまとめて解説します。
- 構成
- 【設問数】Part3:39問/Part4:30問
- 【出題形式】4択
- 印刷
- 【問題文】音声+印刷
- 【選択肢】印刷のみ
- 【その他】表など
- 時間配分
- Directions:約30秒
- 設問:約5秒
- 会話/スピーチ:約30秒
- 質問読み上げ①:約5秒
- 無音時間①:約8秒
- 質問読み上げ②:約5秒
- 無音時間②:約8秒
- 質問読み上げ③:約5秒
- 無音時間③:約8秒
- 次の設問
Part1~Part2との大きな違いは、それぞれのトークにつき3問ずつ質問がされるという点です。
質問の音声はありますが選択肢の音声はありませんので、TOEICを初めて受験する方はうっかり読み上げを待たないよう注意してください。
質問と選択肢に関しては、嬉しいことに印刷があります。これは「会話を聴きながら」読んでください。
答えが分かったら、会話の終わりや質問が読み上げられるのを待たず、マークしてしまいます。
多くは会話の流れに沿って質問がされていきますが、全体を聞かないと分からないものが1問目に来ることもあります。そこで焦らず、分かるものからマークしてください。
少しでも時間が余ったら次の設問・選択肢に目を通しておきましょう。
Part3とPart4では「会話/スピーチ」が終わった頃には3つ分のマークも終え、次の問題の質問&選択肢に目を通し始めるのが理想です。
表や図がある問題はチャンス!
なんらかのリストが一緒に印刷されている問題は答えやすいものが多いです。
たとえ設問を先読みする時間がなかったとしても、図は見るだけですので一瞬です。その一瞬で、
- 「時間が書いてある」→スケジュールの変更・調整についての話だろう。
- 「値段が書いてある」→この価格は安い・高いといった話だろう。
という予想をしてみましょう。
イメージが湧けば、内容も聞き取りやすくなります。
TOEICリスニングの対策②<シャドーイング等の練習>
さて、ここまでは「ちょっとしたテクニック」で点を伸ばす方法をご紹介しました。
次は「弱点を克服していく」方向での対策をチェックしましょう。
そもそもTOEICのリスニングで点を取れないのは、以下のような原因が考えられます。
- 中学レベルの基礎単語や文法が身についていない
- 正しい読み方で単語を覚えていない
- リエゾンに対応できていない
- 日本語に訳しながら聞いている
単語・文法は中学校で習う物を完璧にしていれば、TOEICのリスニングでそこまで困ることは無いでしょう。
ただ、単語はせっかく覚えていても変な読み方で覚えてしまっていた場合は聞こえていても何かわからないのでだめです。例えばですが、begin・began・begunをビギン! ビギャン! ビギュン! なんて覚えていませんか?(begunのuはアの音で読みます)
前後で音がつながって聞こえる(リエゾン)パターンもありますので、そこは慣れが必要です。
日本語に訳しながら聞いている場合は「英語の語順のまま理解する」よう、これも慣れる必要があります。
これらへの対策としておすすめの練習が「シャドーイング&ディクテーション」です。
とくに、スコア600を超えられない場合はテクニックだけに頼っていても限界がありますので、このような練習でリスニング力を強化してみましょう。
シャドーイング&ディクテーションのやり方
シャドーイングというのは、英語の音声を聴いて1秒ほど遅れて同じように言う練習です。まるで影のように付いていくのでシャドーイングといいます。
どんな風に行うのか、見てみましょう。
こちらはかなりうまいというか、慣れている人ですね。
そもそもシャドーイングが完璧にできるまでにはかなりの時間を要します。なので「『練習』すらできない!」と落ち込む必要はなく、特に初級~中級の方は「そこそこ付いて言えるようになるまでやる」というのを目標にしましょう。
そしてディクテーションは、聞こえたものをそのまま「書き取る」という練習です。
こちらもやってみるとかなり難しいですが、「書き取るためにしっかり聞かなければ」という意識が働くようになります。
「(正解はこうだけど)自分にはこう聞こえてしまっているんだ」といった発見もあるでしょう。そうして繰り返し練習しているうちに、着実に聞き取る力がついてきます。
シャドーイングやディクテーションで練習をしていると、自然と「日本語に訳す癖」もなくなっていきます。あまりに忙しくて、そんな暇はないからです。
最初はどちらも大変だと思いますが、スピードを落としたり、小刻みに一時停止したりしてやってみてください。
TOEIC専用の教材の他、映画やドラマの音声でも練習できますが、「正解」のスクリプトがあるものにしてくださいね。やりっぱなしでなく、答え合わせしつつ練習してください。
エイゴバではシャドーイング・ディクテーションの練習がたっぷり!
エイゴバでは、リスニングの学習に「シャドーイング」「ディクテーション」を多く取り入れています。
毎日の学習ではもちろん、定期的に行われるチェックテストにも登場します!
まとめ
TOEICのリスニングパートの対策方法をご紹介しました。
構成を知り、しっかり対策すればリスニングは案外かんたんにスコアが上がります。
説明(Directions)などの「聞く必要がない部分」は、あらかじめ知っておくことで先読みの時間が稼げます。 何度も練習問題を解いたり受験したりして慣れていくと、テンポよく進めることができるようになります。
ただ、先読みのテクニックだけでは限界があります。シャドーイングやディクテーションで英語を正しく聞き取って理解する練習も行いましょう。
「リーディングのスコアアップもしたい!」という方はこちらの記事も読んでみてください↓
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// 記事本文 // ここまで
// この中で記事を出力します。
【TOEICの長文対策】Part5~Part7を効率よく進めるコツ
// 記事タイトルTOEICのリーディングはスピード勝負です。
時間配分がとても大切になってきますので、問題形式や傾向をしっかりと把握し、効率よく進めることが高得点取得への近道です。
この記事では、リーディングセクション全体の時間配分や、どのような形式の問題がどれだけ出るのか、よく取り上げられるジャンルは何なのか等を紹介しています。
特に、Part7(長文)を苦手とする方は多いかと思いますので、Part7については他のパートよりも詳しく説明しています。
コツをつかんで、スコアアップを目指しましょう!
TOEIC リーディングの問題構成・時間配分
まず、リーディングセクション(Part5~Part7)全体の問題構成を見てみましょう。
全体で100問あり、75分で解きます。
1問1分では間に合いません。Part5と6の問題をぱぱっと済ませて、Part7にかける時間をなるべく多く確保しましょう。
公式サイトからサンプルを引用しつつ、パートごとに見ていきます。
※画像の文字は小さくて読めないと思います。この記事上ではあくまで問題形式や文章量を見ていただくのが目的なので、実際に読んで解いてみたい方は公式サイトへ飛んでください。
Part5の問題
まずは短文の穴埋め問題です。
TOEIC サンプル問題 Part5 より引用これが30問あります。1問、だいたい20秒以内に解くのを目標にしてください。
このパートは10分で終わらせます。
時間の感覚を身につけよう
「1問20秒」は短いと感じますか?
試しにタイマーで測りながらこちらを解いてみてください。
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ------- .
- complication
- complicates
- complicate
- complicated
TOEIC サンプル問題 Part5 より引用
たとえ知らない単語が含まれていても、落ち着いて文の構成を見れば解ける、比較的簡単な問題です。正解はDです。
実際やってみると分かるように、「20秒」は意外と長いものです。焦ってケアレスミスをしないようにしましょう。
普段からタイマーを使っていると「今、10秒くらいだろうな」「そろそろ進まないとまずいな」と、そのうち感覚で分かるようになります。
本番で時計をチラチラ見るのは時間の無駄です。時間の感覚は体に染み込ませておきましょう。
Part6の問題
次に、長めの文の穴埋めです。
TOEIC サンプル問題 Part6 より引用全部で4つの長文があり、設問は各4つです。(合計16問)
イメージ的にはこのような感じです。
TTOEIC Part6の問題イメージこちらのPart6も、10分で終わらせるのが理想です。
全部で16問あるので、単純に計算すると1問につき37.5秒です。長文は全部で4つなので、「1つにつき約2分半(150秒)」と考えてもいいでしょう。
Part7の問題
続いて、今回メインで取り上げるPart7です。
設問は全部で54問あり、これらを残った55分で解きます。
数字だけ見ると「1問1分だ!」と思うかもしれません。ですがPart7では、出題される形式や難易度によっては、20秒程度で解くべきものもあります。余った時間は難易度の高い問題や見直しにあてます。
(難易度や進め方については次の項で説明します)
Part7には、「シングルパッセージ」「ダブルパッセージ」「トリプルパッセージ」と呼ばれるものが出題されます。
シングルパッセージは広告など1つの文書のみを参照しますがダブルパッセージは2つ、トリプルだと3つの文書を同時に参照しながら回答していきます。
TOEIC サンプル問題 Part7-1 / Part7-3 / Part7-4 より引用シングルパッセージが10コ、ダブルパッセージが2コ、トリプルパッセージが3コ出題されます。設問は各2~4問です。詳しくは以下の表を参照してください。
- 種類
- 個数
- 設問数
- イメージ
- シングル
パッセージ - 10コ
- 各2~4問
(合計29問)
- ダブル
パッセージ - 2コ
- 各5問
(合計10問)
- トリプル
パッセージ - 3コ
- 各5問
(合計15問)
Part7に限らず、設問数の割り振りや形式は今後変更される可能性もありますので、受験前には公式サイト等で最新情報を確認しましょう。
全体像が見えたところで、次はPart7をそれぞれどのように解き進めたらいいかを見ていきます。
TOEIC Part7でスコアを落とさないコツ
Part7は、リーディングセクション全体の半分以上(全100問中54問)を占めています。
そのため、初級・上級問わずPart7の対策は必須です。
まず頭に入れておきたいのは、TOEICでは
- 「難しい問題=配点が高い」ということない
- かんたんな問題を間違うと、スコアがガクンと落ちる
ということです。
これはTOEIC独自の採点方法が関係しているためです。
詳しくはこちらでも説明していますので参考にしてみてください。
⇒ TOEICの点数について
とにかくスピード勝負のPart7においては、時間のかかりそうな問題は後回しにし、かんたんに解けるものから解いていくことがとても大切です。
以下の点を頭に入れて進めていきましょう。
- 【全問共通①】絶対に空欄を残さない
- 【全問共通②】設問&選択肢を先に見る
- 【シングルパッセージ】上から順に答えが登場
- 【ダブルパッセージ】上から順に答えが登場
- 【トリプルパッセージ】答えの位置はバラバラ
1つずつ解説していきます。
全問共通① 難しい問題に出会ったとき
後回しにした問題を残したまま、気付ば残り時間はあと2分……ということもあるでしょう。
そんなときは、勘でいいので必ずどれかにはマークしてください。未回答で終わらせるよりはましです。
TOEICでは、間違えた問題はその分の点が入らないだけで、さらに減点されるということはありません。当たっていればラッキーです。
後回しにする問題については、マークシートの欄を空欄にするでもなく塗りつぶすのでもなく、「選択肢Aに×印だけ付ける」などしておくと分かりやすいです。
(とりあえずの選択肢はBでもいいですし、印はチェックマークなど好きなもので構いませんが、その場で迷って余計な時間を使わないようあらかじめ決めておきましょう)
※セクションに関係なく、TOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されています。問題用紙の方に〇などは絶対につけないでください。
全問共通② 本文を読むタイミング
どの問題においても、先に問題と選択肢に目を通してください。
例えば国語のテストでも「次の文章を読んで後の問いに答えよ」とあったら、いきなり本文を読み始めるのではなく、問題を見ながら読み進めますよね。それと同じで、何を聞かれるのか意識しながら本文を読む方が効率的です。
問題だけではなく、4つの選択肢も見ておきます。
選択肢が人名や地名などの場合は高確率で「かんたんな問題」です。
人名・地名は先頭が大文字になっていて本文中でも見つけやすいはずですから、すぐに回答して次に進みましょう。
シングルパッセージの進め方
シングルパッセージの最初の4問はかんたんな場合が多いです。確実に解きましょう。
設問の順番通り、上から順に答えとなる言葉や文が出てきます。
シングルパッセージも後半になると難易度が高くなりますので、時間がかかりそうだと思ったら早めに見切りをつけて先に進んでください。(その際、とりあえずの印をつけるのも忘れずに!)
ダブルパッセージの進め方
ダブルパッセージも、シングルパッセージと同じく上から順に問題の答えが出てくるようになっていることが多いです。
読んでみても答えが見つからないな、と思ったら「今(その長文の)何問目か」確認してみましょう。少し手前で見落としているかもしれませんし、最後の設問なら最後の方を中心に探してみましょう。
トリプルパッセージの進め方
前の2種類と違い、答えの位置がバラバラです。それを前提に、常に全体を見て答えを探します。
文を読むというより、キーワードを探す謎解きゲーム感があります。同じように、「1問目だから最初の方に答えがあるはず」というような考えは捨てましょう。泥沼化します。
トリプルパッセージは、物理的に広くスペースを取っているので見た目で怯みがちです。
ですが、実際はシングルパッセージの設問よりもかんたんなものも含まれています。とくに、チャット形式の問題は一文一文が短く、読みやすいのでチャンスです。
TOEIC Part7によく出る問題
TOEIC Part7のシングルパッセージに多いのが、以下のような「記事」です。
TOEIC サンプル問題 Part7-1 より引用書き出しにはもっと複雑なつづりの単語がいくつも並んでいることもあり、最初はびっくりするかもしれません。でも、ほとんどの場合は単に人名や地名をカンマで区切っているだけなので深く考えなくて大丈夫なのです。
ダブル・トリプルパッセージでは、Eメールのやりとりの様子が頻繁に出題されます。
TOEIC サンプル問題 Part7-3 より引用件名はもちろん、送信日や宛先などもヒントになることがあります。
「このメールの目的はなんですか?」という設問があったら、件名の部分を見るだけである程度答えの予想が付きます。
また、問題文は何秒もかけて読むものではありません。基本は「チラっと見るもの」と思ってください。
多くはパターンが決まっているので、「ああ、メールの目的ね」「このあと○○さんがどうするか聞いてくるやつね」と一瞬で判断し、キーワード探しに取り掛かりましょう。
初めてTOEICを受ける方で、「問題集、買ったはいいけどやる気が起きないな~」という場合、ぱらぱらと全体に目を通しておくだけでも効果的です。よく扱われるジャンルや質問のフレーズは、知っているだけでスムーズに解き進めることができるからです。
こちらにもいくつかまとめてみました。
Part7の頻出ジャンル&フレーズ
- よく出るジャンル
- 記事
- 広告
- 看板
- 請求書
- 報告
- Eメール
- Webページ
- オンラインチャット
- よく出るフレーズ
- What is suggested /indicated / implied / mentioned about ~?(~について何が述べられていますか?)
- What is the purpose of ~?(~の目的は何ですか?)
- What most likely is true about ~?(~について正しいと思われるものは何ですか?)
- Who most likely is ~?(~は誰ですか?)
- What will ~ most likely do next?(~はこれからどうするでしょうか?)
くれぐれも本番で、「indicateってどういう意味だっけ?」なんて、止まらないようにしてください。
語彙問題はチャンス!
この他に、
the word ○○ in paragraph X, line X, is closest in meaning to...
(X段落のX行目にある、○○という単語と最も近い意味なのは……)
という問題もよく出題されます。「語彙問題」と呼ばれるものです。
問題文が長いので一見複雑そうですが、実際難易度としてはそれほど高くありません。指定されている場所付近だけ読めば答えられますので、ボーナス問題だと思ってチャレンジしましょう。
まとめ
TOEICの長文パートについてご紹介しました。
とくにPart7は様々な形式・ジャンルが出題されるため、全体像を把握しておくだけでも対策になります。
落ち着いて見渡せば、意外と終盤にもかんたんな問題が出題されていることに気付けるはずです。そのような問題は確実に解答し、序盤でも難しいと感じるものは後回しにしましょう。
練習すればするほど「たぶんこの辺りに答えがある」と瞬時に目星も付けられるようになります。
長文が苦手な方も、ぜひゲーム感覚でやってみてくださいね。
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