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高校生がTOEICを受けるとどうなる? 平均点やメリットを紹介

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大学入試を見据え、TOEICに挑戦する高校生も最近では珍しくありません。
とはいえ、高校生にとってのTOEICは英検に比べるとまだまだ「よく分からない」試験ですよね。

TOEICは英検とどんな部分が主に異なるのか、高校生の平均点やスコアによるメリットも気になるところでしょう。

高校生でTOEICに興味を持ったけれども、どのくらいを目指せばいいのか、そもそも英検でなくていいのか迷っている」 というあなたは、この記事の情報を参考にしてみてください。

高校生にとっての、TOEICと英検

まずは、学生にとっておそらく一番なじみのある英語検定試験「英検」と比較しながらTOEICがどんなものなのか確認しましょう。

TOEICには級がない

TOEICは、英検と違って「級」というものがありません。
全ての人が同じ試験を受け、そのスコアが何点だったかで自分のレベルが分かるようになっています。

英検のように級を選ぶ必要がないので、ある意味シンプルですが「英検5級レベルの人が受験した場合でも、英検1級レベルの問題が出される」ということでもあります。中学生レベルの基礎ができていない場合は受験自体を苦痛に感じるでしょう。

TOEICは内容がビジネス寄り

英検は、各学年の学習内容に沿ってうまく級分けして作成されている試験です。
扱うトピックも準2級~2級くらいまでは日常生活で出会うものがメインです。準1級~1級になると、学術的な内容や社会問題に関するものも多く登場します。

一方でTOEICは、もともと学生向けに作られたものではなく出題内容はビジネス関連に偏っています
リスニングでは「取引先からの電話」「社内でのミーティングの様子」といったシチュエーションが頻繁に出てきます。

英検の勉強は学校での学習内容とかぶっている部分が多く高校生にとっては学習しやすい試験です。
TOEICに挑む場合は、それとは全く別の勉強、具体的に言えばビジネスの場で使用されるような単語やフレーズをたくさん覚えることが必要になります

TOEICは「一度に4技能」の試験ではない

英検は基本的に4技能(読む・書く・聞く・話す)を一回の試験で扱いますが、TOEICはそうではありません。

TOEICには、実はいろいろな種類があり、一般的にTOEICというと「TOEIC L&R」を指します。
L&R、つまりListeningとReadingだけです。
英検のようにマイクで声を吹き込んだり、自由英作を求められることはありません。

「TOEIC S&W」という試験も別にあり、こちらはSpeakingとWritingのみの試験です。

TOEICのスコアを学校などに提出する場合は、「どの試験のスコアなのか」をよく確認する必要があります。
TOEICの種類について知りたい場合はこちらの記事を見てみてください

就活で使う場合はL&Rのみで大丈夫な場合がほとんどです。
ですが、特に大学受験で活用する場合は「4技能の試験結果」が求められることが多く、つまり「TOEICの場合はL&Rだけでなく、S&Wも必要」になることもあります

TOEICの受験料

英検は級によって値段が異なりますね。
一方、TOEICは級分けはされていません。ただ、先に紹介したようにL&RかS&Wか、「種類」によって値段が変わってきます

英検
S-CBT
従来型 / 個人
従来型 / 団体
3級
7,200円
6,400円
4,300円~
準2級
8,500円
7,900円
5,300円~
2級
9,000円
8,400円
6,000円~
準1級
9,900円
9,800円
9,800円
1級
実施なし
11,800円
11,800円

(税込)
参考: 検定料(英検S-CBT) 検定料(従来型)

TOEIC
L&R
7,810円
S&W
10,450円

(税込)
参考: 受験料(TOEIC L&R) 受験料(TOEIC S&W)

英検も試験会場によって値段は異なりますが、準1級や1級を受けるよりはTOEIC L&Rの方が安いです
ただし、S&Wの方も受けるとなるとかなり高額になります。

TOEICは年間10回開催

英検は年3回、TOEICは年10回開催され、ほぼ毎月受験ができます

思い立ってすぐに申し込み・受験ができるのがTOEICの良いところで、英検のように「次の試験、結構先だなあ」とモチベーションが低下することも防げます

何度も受験をすることで試験自体に慣れることもできます。

大学生や社会人になると、思っていた以上にやることが多くなります。まだ時間のある高校生のうちに、何度か挑戦するのもいいでしょう。

TOEICの平均点

次に、TOEICのスコアはどのくらいとればいいものなのかを考えてみましょう。
全体の平均と、高校生の平均を見てみます。

全体の平均スコア

iibc(TOEIC運営)の調査によると、2021年度のTOEIC平均スコアは公開テストが611点IPテストが498点です。

それぞれのスコア分布をグラフで見ると、このような感じです。

スコア分布 公開テスト 全体
4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

スコア分布 IPテスト 全体
2.11% 895-
2.28% 845-
3.19% 795-
4.10% 745-
5.38% 695-
6.73% 645-
8.51% 595-
10.26% 545-
11.66% 495-
12.16% 445-
11.85% 395-
11.02% 345-
9.00% 295-
6.64% 245-
4.57% 195-
2.24% 145-
0.44% 95-
0.05% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

IPテストというのは団体受験のことで、塾や学校、企業などが主催し、自分がそこに所属していれば手軽に受けることができる形式です。受験料も安いです。
難易度は変わりませんが、「ちょっと受けてみようかな」という、あまり本気でないタイプの人も受けるので分母が大きく、その分平均は下がります。IPの場合は100点ほど下がっているのが分かりますね。

「全体の平均と同じくらいを目指したい」という場合は600点を目標にするのがいいでしょう。

この600点というのは、大学生・社会人になってからも履歴書に記載できるスコアで、英検では2級くらいのレベルと言われています。

高校生の平均スコア

さて、高校生の平均スコアも見てみましょう。
同じ資料によると、高校生の平均は公開テストが513点IPテストは437点です。

IPテストに関しては、学年別の平均も確認できます。グラフで見てみましょう。

高校生 IPテスト 学年ごとの平均スコア
397点 高校1年生
427点 高校2年生
449点 高校3年生

参考:TOEIC Program DAA2022

先ほど述べた通り、IPテストのスコア平均は低めに出ます。なので、先ほどと同じく「100点くらい低めに出ている数字なんだな」と思いながら見てください。
要するに、このIPテストの平均スコアを目標にはしないでください。低すぎます。

続いて、高校の所属科別平均スコアも見てみましょう。

高校生 IPテスト 所属科別の平均スコア
420点 普通科
506点 英語科
国際科
396点 進学科
445点 商業科
337点 工業科
411点 その他

参考:TOEIC Program DAA2022

やはり、英語科・国際科コースの平均は506点と他よりも高めです。平均を引っ張り上げている生徒たちですね。

彼らは他の科の生徒よりは英語に力を入れており、IPテストとはいえ分母に「英語は苦手だしTOEICにもあまり興味はないけれど、なんとなく受けた」人は少ないと推測します。公開テストを受ける人たちと同じくらい本気で挑んでいるはずです。

そのため、506点という平均点は素直に受け取っても良さそうです。最初に紹介した高校生の"公開テストの"平均も513点なのでほぼ同じですね。

「高校生の平均を目指したい」という場合、まずは500点くらいを目標にしてみてはいかがでしょうか。

高校生でTOEICを受けるメリット

英検を受けるかTOEICを受けるか、どちらかといえば「英検」の方が高校生にとっては役には立ちます。
大学入試での優遇措置は英検の活用が最も多く、また学習範囲も授業とかぶるところが多いため無駄なく学習ができます。

ただ、TOEICを受けるメリットももちろんあるので、それについて見てみましょう。

大学受験での活用

英検の活用が最多ではありますが、TOEICを活用する大学も多くあります。
志望校が決まっている場合は、募集要項を確認してみましょう。

目安として、多くのTOEIC活用校では500~600点、難関大学では700点ほどで優遇措置が受けられるようです。稀に800点以上を求める大学もあります。
(L&RだけでなくS&Wもセットで必要な大学も多いため注意してください)

今のうちから慣れる

TOEICにはTOEICの形式があります。
英語が得意であっても、やはり初めての試験は戸惑うこともあります。

とくにリスニングパートは、慣れればなれるほど「こういうことを聞いてくるんだろうな」という予測をしながら聞くことができるようになります。

将来、就活をする時期になって大急ぎで受験するよりは、今から少しずつ慣れておいた方が有利です。

多くの中での自分の位置を知れる

英検に比べ、TOEICは大学生・社会人の受験者が多い試験です。級も分かれていないため、同じ条件で自分と比較ができます。

様々なフィールドにいる人たちの中で、自分の英語力がどのくらいに位置するのか知ることができるのは、ちょっとワクワクするのではないでしょうか。

モチベーションになる

これまでTOEICを受けたことが無い場合、初めての試験は緊張もする反面、勉強にも気合いが入るでしょう。

学校や英検の勉強で出会うのとはちょっと違う雰囲気の英語も面白いかもしれません。気分転換にもおすすめです。

TOEICと英検、高校生ならどっちがいい?

今あなたが高校生で、まだ志望校が決まっていない場合は英検の方がおすすめです。理由は先ほども述べた通り、活用校が最も多い、汎用性の高い試験だからです。
特別TOEICに受験に興味がないのであれば、今は無理に受ける必要はありません。

志望校は決まっていないがTOEICにも興味がある場合や、志望校が決まっていて、TOEICも活用されているのであればTOEICを受験するのもいいかと思います。後者の場合は募集要項で、取得すべきスコアもよく確認してください。
ただしS&Wも必要な場合は、受験料のことを考えると英検に絞った方が安いためその辺りもよく考えましょう。

受験の時期に注意

あなたが現時点で高校に入学したばかりだという場合、「今とったスコアは受験では使えないかもしれない」ことも頭に入れておきましょう。

英検と同じくTOEICも、スコア自体は生涯有効です。
ですが、TOEICは「2年以内に取得したものに限る」と言われることが多く、とくに大学の募集要項ではそのような記載が多く見られます

就活の時期にも提出先によっては使えない、というか、その頃にはあなたの英語力も今より上がっているはずなので、頃合いを見計らって再度TOEICを受けましょう。

まとめ

TOEIC受験について、高校生向けにまとめました。

高校生にとっては、やはり英検の方が向いてはいます。ただ、TOEICを受けることにもメリットはあり、興味があれば申し込みをしてみても良いかと思います。

行きたい大学が決まっている場合は、募集要項を確認しそれに合わせて目標を立てましょう。
「志望校は決まっていないけど、受けてみたい!」という場合は500~600点を目安に勉強を始めてみてもいいかもしれません。

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TOEICの点数と英語力の目安 【評価されるスコア】とは?

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TOEICの点数は、資格として履歴書に書くことで英語力のアピールになります。

ただ、初めて就職・転職活動をする場合、どのくらいの点数を書けばいいのか悩みどころですよね。
あまり低い点数を書くと「英語力が無いこと」の証明になってしまい逆効果です。

この記事では、公式サイトのデータを元に、TOEICの平均スコアや企業側が期待するレベルなどを紹介します
スコア別にどの程度の英語力なのかも解説しています。

スコアを上げたいけれど、TOEICの点数についてよく分からないから目標も決められない」というあなたは、目安にしてみてください。

※こちらの記事内では、「TOEIC L&R」を指してTOEICと記載しています。TOEICの種類について先に知りたい場合はこちらの記事へどうぞ。

TOEICの点数

TOEICは、リスニング495点・リーディング495点の合計990点満点のテストです。
スコアは5点刻みですが、1問=5点という単純なものではなく、また満点=全問正解とも限りません

これは、難易度によってTOEIC独自の処理で点数が調整され、算出されているからです。

具体的に言うと、全体の正答率があまりに低い問題を間違えても点数に影響はありません。
正答率が高い、だれでも解けるような問題を間違えると一気に減点されます

つまり、TOEICでは難しい問題に時間をかけるよりも、分かるものを確実に解いていくことが大切だったりします。

もちろん満点を目指すような人は全問正解するつもりで挑むべきですが、500点~600点あたりを目指す場合はこのことも頭に入れておいてください。

そして、この「500~600点」がどのような点数なのかも見てみましょう。

TOEICと就職・転職

TOEICの点数を履歴書に書くなら、600点~が一般的です。
「英語の基礎ができているレベルだから」というのが表向きの理由です。ただ実際、就活・転職活動をする方に直結する理由としては「多くの企業が平均以上の点数を求めているから」です。

TOEICの平均スコア

こちらは、2021年度のTOEIC公開テスト受験者のスコアを表したものです。

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

最も多いのが「595点~」で、この年の平均スコアは611点です。

そして、iibc(TOEIC運営)の調査によると新入社員に期待するTOEICのスコアは平均535点だそうです。中途採用の場合はもう少し上がって560点、海外部門では690点です。

新入社員
535点
中途社員
560点
技術部門
560点
営業部門
575点
海外部門
690点

参考:英語活用実態調査

スコア分布のグラフの、最も多い部分とほぼ一致しています。 つまり、企業側からすれば、TOEICの点数は「平均くらいはほしい」「海外部門なら、ちょっと上回っていてほしい」のです。

エントリーする企業にもよりますが、やはりTOEIC600点程度のスコアは取得しておいた方がいい、というのがこれらのデータからも分かると思います。

TOEICスコア別 それぞれの特徴

TOEICのスコア別にどのくらいの英語力を持っているのか、英検の級とも照らし合わせながら確認してみましょう。
500点未満+それ以降の100点ごとに分け、6段階で解説していきます。

TOEIC500点未満の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC200点台までは英検4級~3級程度の英語力で、まだコミュニケーションができるまでに至っていません。中学レベルの基礎があやふやな状態です。

TOEIC300~400点台で英検3級のレベルになり、多少の基礎ができた状態です。
高校英語の基礎にはまだ穴があり、語彙・文法ともに不足している部分が多いため、とくに長文読解ではTOEIC受験自体を苦痛に感じるレベルです。
リスニングでも簡単な単語やフレーズのみ聞き取れる状態です。

TOEIC500点未満の点数を履歴書に書くと、英語力があまりないことを証明してしまうため、書かない方が無難です。

TOEIC500~595点の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC500~595点は、英検だと準2級~2級程度のレベルです。

身近な話題についてかんたんな会話ができ、自分の意思も伝えることができます。

ただ、まだ不正確な部分が多くTOEICのリスニングでは細かい部分を聞き取ることができません。
リーディングも複雑な文は混乱してしまいます。

履歴書に書いてもマイナスにはなりませんが、とくにプラスにもならない点数です。
エントリー先の企業の基準を確認し、記載するかどうかを判断しましょう。

TOEIC600点~695点の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

TOEIC600点~695点は、英検2級程度の英語力があります。

高校までの基礎は網羅しており、長文であっても複雑すぎないものであれば理解できます。
リーディング、リスニング共にビジネスにおける英語でのやり取りに慣れが必要です。

TOEICのデータによると、「業務上のコミュニケーションが英語で出来る」レベルで、履歴書に書いてアピールができる点数でもあります。
ただし、外資系企業ではもう少し点数があった方がいいかもしれません。

TOEIC700点~795の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

英検では2級~準1級にあたります。

リーディングにおいては分詞構文や仮定法など、複雑な形の文も落ち着いて考えれば理解できるレベルです。ただ、時間がかかるのでより高得点を目指すためには慣れが必要です。
リスニングでは聞き取ったものを日本語に翻訳せず、そのまま理解することができます。

履歴書に書くと英語が得意だというアピールになります。

TOEIC800点~895の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

Non-Nativeとして充分なコミュニケーションがとれるレベルです。英検では準1級くらいです。

英字新聞や洋書なども抵抗なく読め、分からない単語も前後で意味を推測する癖がついているためTOEICの長文読解でもそれが活かされます。
リスニングも正確に聞き取りができ、ネイティブ独特の言い回し以外はほぼ問題ありません。

800点以上であれば履歴書に書くとかなり強くアピールができます
外資系企業へのエントリーでも、条件を満たせず引っかかることは少なく、入社してからも英語力を活かして働けるでしょう。

TOEIC900点~990点(満点)の人の英語力

4.22% 895-
4.94% 845-
6.77% 795-
8.14% 745-
9.34% 695-
10.26% 645-
10.66% 595-
10.37% 545-
9.47% 495-
8.14% 445-
6.68% 395-
5.10% 345-
3.29% 295-
1.77%% 245-
0.68% 195-
0.14% 145-
0.01% 95-
0.01% 45-
0.02% 10-

参考:TOEIC Program DAA2022

900点以上を取得する人は全体の3~4%しかおらず、非常に高い英語力を持っています。
英検では準1級~1級のレベルです。

業務において、英語で困ることはないでしょう。

リーディングもリスニングも、ほぼ正確に回答することができ、満点近くまでくると英語力と言うより注意力の差になってきます。

英語力を求めている企業からすれば、このスコアを持っている人はとても魅力的です。
履歴書には必ず記載しましょう。

まとめ

TOEICの平均スコアや、履歴書に記載する点数の目安をご紹介しました。

英検では2級から履歴書に記載するのが一般的なのと同様に、TOEICでも、ほぼ同じレベルの600点以上を記載するようにしましょう。

600点台を目指す場合、まずはしっかりと英語の基礎を学び土台を作ることが大切です。
中学・高校の英語をおさらいして苦手なポイントを見つけ、無くしていくところから始めるのがおすすめです。

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TOEICはどれを受けたらいい? 種類と違いを解説!

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TOEICを受験しようと、まず公式サイトに行ったら種類がたくさんあって、初めてだと戸惑ってしまいますよね。

一般的にTOEICといえば、「TOEIC L&R」を指すのですが、他にも「Bridge」「S&W」「IPテスト」など気になる用語がたくさんあると思います。
どれもTOEICの仲間ではあるのですが、スコアの提出先によっては「それはうちでは認めていないよ」となるケースもあるので、申し込みの前にしっかり確認しておくことが大切です。

この記事では、それぞれの違いを分かりやすく説明しています。
記事を読み終わるころには、今あなたが申し込むべきなのはどれなのか、分かるようになっているはずです。

TOEICの種類

最初にざっくり説明します。

  1. TOEICには、まずTOEICとTOEIC Bridgeがあります。
    前者がいわゆる普通のTOEICで、後者は初級者向けです。
  2. TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&R、S&Wといった種類があります。
    英語のどのスキルを測るのか、という違いです。
  3. さらにまた、それぞれIPテストと公開テストがあります。
    前者は団体受験、後者が個人受験。主催の違いです。

この1~3の順番で受験するものを選んでいくのが分かりやすいと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう。

1. レベルの違い【TOEIC/TOEIC Bridge】

TOEICとTOEIC Bridgeは別の試験だと考えていいでしょう。

2つの試験は英検と英検Jr.のような関係です。英検Jr.同様、TOEIC Bridgeの点数を履歴書などに書くことはありません
(中学受験など、子供の場合は受験の際のアピールになるかもしれません)

履歴書やエントリーシートに書くのに使いたい場合は、TOEIC Bridgeではなく、TOEICを受けてください。

TOEIC Bridgeは、TOEICを受験するのがまだ難しい小中学生を対象にした試験として2001年に誕生しました。
内容は、ビジネスに関するトピックの多いTOEICとは違い、日常生活に関するものとなっています。受験料もTOEIC Bridgeの方が安価で、問題数も少なく短時間で終わります。 そのため大人の方でも、長らく英語から遠ざかっていて英語力に不安のある場合は一度腕試しで受験してみてもいいでしょう。

表にまとめると以下のようになります。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
出題内容
ビジネス・日常生活
日常生活
受験料
7,810円(税込)
4,950円(税込)
試験時間
120分
60分
問題数
200問
100問
スコア
10~990点
30~100点

【参考】 【公式】TOEIC Program

そして、こちらがTOEIC・TOEIC Bridgeのスコアの関係です。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
点数
610
91~
点数
605
90
点数
490
80
点数
400
70
点数
325
60
点数
265
50
点数
210
40
点数
~120
30

【参考】 Bridge L&R-TOEIC L&R比較表

履歴書に記載するTOECIのスコアは一般的には600点~です。
TOEIC Bridgeを受験してみて90点以下であれば、受験料がもったいないのでTOEICを受けるのはもう少し先にしましょう。

いずれも、公開テストのL&Rで比較をしています。この「公開テスト」「L&R」といった記載については、この後説明します。

2. 測るスキルの違い【L&R/S&W】

TOEICを受けるか、TOEIC Bridgeを受けるか決めたら、次は「どのスキルを測りたいか」を決めましょう。受験する試験が変わってきます。

TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&RS&Wがあります。
L&Rはリスニングとリーディングの試験、S&Wはスピーキングとライティングの試験です。

元々、TOEICというのはリスニングとリーディングのみの試験でしたが、「それでは4技能を測れない」という問題があったため、新たにできたのがS&Wです。

一般的に「TOEIC◯点」と言ったり、履歴書に書いたりするのはTOEIC L&Rのことです。
もちろん、S&Wのスコアも持っていれば一緒に記載しておくと、とくに外資系の企業ではプラスのアピールになります。ただ、現時点では大学入試や就職の際に求められるのはTOEIC L&Rのスコアであることが多いため、興味が無ければ無理に受験する必要はないかもしれません。

L&Rはセットで受験し、「L&Rのリスニングだけ受験」というのはできません。

S&Wも基本的にはセットですが、TOEICの「スピーキング単体」の試験はあります。TOEIC Speakingという試験です。(TOEIC Bridgeにはありません)
また、次に紹介する「IPテスト」の場合はTOEIC・TOEIC Bridgeともに「(スピーキングは無しで)ライティング単体を受験」ということも可能です。

3. 主催者の違い【公開テスト/IPテスト】

次は、主催の違いで選びます。「TOEIC 公開テスト」か、「TOEIC IPテスト」です。
(TOEIC Bridgeの方の、公開テストとIPテストもあります)

「TOEIC 公開テスト」は、申し込みから結果の受け取りまで全て個人で行うものです。公式サイトから誰でも申し込みができます。
受験当日は、大きさ等の規定を満たした写真を持参する必要があります。

一方、「TOEIC IPテスト」は団体受験です。IPはInstitutional Programのことです。
大学や企業などが主催するため、申し込みが簡単です。公開テストのような写真の持参も不要です。 申し込み方法がよく分からなくても、大学なら大学の受付などで「受験したいんですけど~」と言えば案内してもらえるでしょう。

また、IPテストの方が受験料も少し安く、通っている大学等で開催されているのであれば受験するのがおすすめです。
結果が出るのも早いです。

公開テストとIPテストに難易度の違いはなく、どちらも履歴書等に書くことができます。

ただ、公開テストと違いIPテストでは公式認定証が発行されません。スコアレポートという形での受け取りになります。

大学入試で活用したい場合は募集要項をよく見てみましょう。TOEIC●点以上、といった記載の傍に「IP不可」や「公式認定証が必要」の記載はありませんか?

そのような場合は、公開テストを受験する必要があります。

種類
TOEIC L&R 公開テスト
TOEIC L&R IPテスト
メリット
  • 公式認定証がもらえる
  • 受験料4,230円(税込)
  • 通いなれた場所で受験できる
  • 申込が簡単、当日写真は不要
  • 結果は5営業日目に発送
デメリット
  • 受験料7,810円(税込)
  • 受験地は選べるが、試験会場は選べない
  • 申込が面倒、当日写真が必要
  • 結果は30日以内に発送
    (TOEIC Bridgeは35日以内)
  • 公式認定証がもらえない

【参考】 【公式】TOEIC Program

そもそも所属する団体がTOEICをやっていない場合、個人申し込みのできる公開テストの受験をするしかありませんが、やっている場合は「公式認定証が欲しいかどうか」でIPテストを受けるか公開テストを受けるか選択しましょう。

IPテスト オンライン版

IPテストにはオンライン版があります。自宅などでも受験可能な形式です。
(オンライン版ではない方のIPテストは、会場に行きマークシートで回答します)

このテストを受験できる環境にいるあなたは、とてもラッキーです!
難易度は公開テストや通常のIPテストと変わりませんが、問題数が半分になり、受験時間も半分の1時間になります。
これは、受験者の能力をリアルタイムで測り、それに応じた難易度の問題を出すシステムを使っているからです。

スコアの意味は通常のIPテストと同じなので、こちらのスコアも履歴書などに記載ができます

ただ、これも団体受験となるので個人での申し込みはできず、所属する学校や企業が主催する場合のみ受験が可能です。

スキル単体の受験

IPテストのオンライン版に限りますが、TOEICもTOEIC Bridgeも「Speakingだけ」「Writingだけ」と、スキル単体での受験も可能です。
(TOEIC Speakingのみ、公開テストでも単体受験可能)

※TOEIC L&R/TOEIC Bridge L&RについてはIPテストでも単体受験ができず、リスニングとリーディングは常にセットで受験します。

まとめ

レベルの違い測るスキルの違い主催の違いでTOEICの種類を紹介しました。

表にまとめると以下のようになります。

種類
公開テスト
IP(マークシート)
IP(オンライン)
TOEIC
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC L&R
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC Writing
TOEIC Bridge
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge Speaking
  • TOEIC Bridge Writing

TOEICかTOEIC Bridgeか、という分け方なら「TOEICには2種類ある」と言えますが、L&R・S&W、公開テストかIPテストか等細かく分けてみると全部で15種類もあることが分かりますね。

この記事が参考となり、あなたの受験すべき試験が明確になったなら幸いです。

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パイロットの英語力はどのくらい必要? 私大の養成コースも紹介!

// 記事タイトル

エアラインパイロットを目指すにあたり、気になることの一つに「英語力」があるかと思います。
ネイティブ並みの英語力はなくても大丈夫ですが、ある程度のレベルは求められます。

どのくらいの英語力が必要かは、「どのような進路でパイロットになるか」「就職したい航空会社はどこか」によって異なります。また、操縦するのが国内線か、国際線かによっても変わってきます。

この記事では、パイロットになるにあたり英語が必要になる場面とレベルをそれぞれまとめました
最近人気のある「私大のパイロット養成コース」への出願要件も大学ごとに記載しています。

パイロットに憧れている方は、進路の参考にしてみてください。

パイロットになるまでの主なルート

パイロットになるには主に、以下の3つのルートがあります。

  1. ① 航空会社に就職⇒自社養成でライセンス取得⇒パイロット
  2. ② 航空大学校でライセンス取得⇒航空会社に就職⇒パイロット
  3. ③ 私大のパイロット養成コースでライセンス取得⇒航空会社に就職⇒パイロット

①は会社に入ってからライセンスを取得しますが、それ以外はライセンスを先に取得してから航空会社に就職します。

この記事では触れませんが、他にも、

のようなパターンもあります。

英語力はいつ、どのくらい必要か【パイロットになる前】

パイロットになる前、つまり大学等に入る際の試験で必要な英語力を先ほど挙げたルート別にまとめました。

①就職⇒自社養成の場合に必要な英語力

3つのルートの中では最も高い英語力が求められます。

大手航空会社のJALやANAの応募資格に「TOEIC●点以上」等の記載はありませんが、選考ステップの中に英会話の試験があります。

そして、「自社養成」ですから合格して終わりではなく訓練が始まります。この訓練は海外で行われ、教官とのコミュニケーションも英語で行われることから高い英語力が必要です。

②航空大学校に行く場合に必要な英語力

航空大学校への出願資格に、英語に関するものはありません。

入試には英語もありますが、そこまで高いレベルは求められていないようです。
過去問も公式サイトで閲覧できますが、英検3級を持っているようなレベルであれば難しいとは感じないかと思います。

航空大学校入学第一次試験の過去問題より引用
航空大学校入学第一次試験の過去問題より引用

自社養成ルートだと入社後に海外での訓練がありますが、こちらのルートの場合、ライセンスは学校で取得しているのでそのような訓練はありません。(訓練自体はありますが日本語です)

③私立大学のパイロット養成コースに行く場合に必要な英語力

私大のパイロット養成コースというのも最近は増えてきました。東海大学や桜美林大学が有名です。
航空大学校と同じく、在学中にライセンスを取得するパターンです。

私大のパイロット養成コースを受験する場合、出願条件として何らかの英語資格が必要な学校がほとんどです。
ここでは、以下の7校を紹介します。

  • 東海大学
  • 桜美林大学
  • 崇城大学
  • 千葉科学大学
  • 法政大学
  • 第一工科大学(旧名称:第一工業大学)
  • 工学院大学

"英語についての"出願条件を見てみましょう。

※掲載している情報は、あくまで2022年7月時点で確認できたものです。志望校の最新情報や詳細は必ず公式サイト等で確認してください。

東海大学

└ 工学部 航空宇宙学科航空操縦学専攻

英検
CSE 2050点以上
2級受験のスコア。CBT・S-CBTでも可。
TOEIC L&R
600点以上
TOEIC L&R IPでも可。
TEAP
245点以上
CBTの場合は460点以上。
GTEC
1010点以上
検定版・CBT可。
TOEFL iBT
48点以上
IELTS
4.5点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
145点以上

参考:東海大学

桜美林大学

└ 航空・マネジメント学群 航空・マネジメント学類 フライト・オペレーション(パイロット養成)コース

英検
2級以上(またはCSE1980点以上)
「S-CBT」「CBT」「英検2020 1 day S-CBT」「英検S-Interview」「英検2020 2days S-Interview」も可。
TOEIC L&R
550点以上
TOEIC L&R + S&Wの場合は790点以上。IPは不可。
TEAP
225点以上
CBTの場合は420点以上。
GTEC
960点以上
検定版・CBT可。
TOEFL iBT
42点以上
MyBestスコア・ITPは不可。
IELTS
4.0点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
140点以上
合否は問わない。Linguaskillは不可。

参考:桜美林大学

崇城大学

└ 工学部 宇宙航空システム工学科 航空操縦学専攻

英検
2級以上
CBT・S-CBTも可。
TOEIC L&R
450点以上
IPも可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
820点以上
CBTも可。アセスメント版は不可。
TOEFL iBT
32点以上
ITPの場合は400点以上。
IELTS
4.5点以上
Academic Moduleに限る。
ケンブリッジ英検
140点以上
合否は問わない。Linguaskillも可。

参考:崇城大学

千葉科学大学

└ 危機管理学部 航空技術危機管理学科

英検
2級以上
CBT・S-CBTも可。
TOEIC L&R
450点以上
IPも可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
-(記載なし)
TOEFL iBT
32点以上
PBTも可。ITPの場合は400点以上。
IELTS
-(記載なし)
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:千葉科学大学

法政大学

└ 理工学部 機械工学科 航空操縦学専修

英検
準2級以上
CBTも可。
TOEIC L&R
430点以上
IPは不可。
TEAP
-(記載なし)
GTEC
-(記載なし)
TOEFL iBT
32点以上
MyBestスコア・ITPは不可。
IELTS
-(記載なし)
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:法政大学

工学院大学

└ 航空理工学専攻

英検
CSE 1800以上
TOEIC L&R
400点以上
TOEIC L&R + S&Wの場合は575点以上。
TEAP
186点以上
GTEC
850点以上
TOEFL iBT
38点以上
PBTの場合は425点以上。
IELTS
3.5点以上
ケンブリッジ英検
-(記載なし)

参考:工学院大学

第一工科大学(旧名称:第一工業大学)

└ 航空工学部 航空工学科

英語に関する出願資格の記載なし。
(ただし、持っている資格によっては英語試験の加点になる)

参考:第一工科大学

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パイロットになってから必要な英語力

晴れて航空会社への就職が決まっても、特に国際線のパイロットの場合はずっと英語と付き合っていくことになります
また、国内線のパイロットであっても会社の方針によっては英語を勉強し続けなければなりません。

国際線パイロットの場合

国際線のパイロットには「航空英語能力証明 レベル4以上」の資格が必要です。レベル3以下では国際線を操縦することができません。
また、レベル5以下の場合は有効期限もあり、都度更新も必要です(レベル6の場合は生涯有効)。

管制官との無線でのやり取りも原則英語です。

基本的には決まった言い回し(=航空英語)を使用します。

航空英語とは

無線では、聞き間違いを防ぐため、使用する英語のフレーズというのが決まっています。
英語として正しくても、「きまり」なので別の言い回しをしてはいけないのです。

航空英語自体は覚えてしまえば難しいものではありません。
ですが実際飛行中にトラブルが起きた場合、「別の単語に置き換えながら慎重にやりとりし、確認を取る」といった能力が必要となります。そのため、航空英語だけを暗記すればいいというわけでもありません。

国内線パイロットの場合

国内線のパイロットであっても、一定の英語力を維持する必要があります。

まず、使用するマニュアルは英語で記載されていることが多いです。

そして先に記載したように、無線でのやり取りは英語で行うのが原則です。国内線で、通信相手が日本人であっても同様です
近くを飛んでいる他の(海外の)飛行機にも情報が伝わるようにするためです。

また、例えば、LCCには外国人パイロットが多く在籍しているため一緒に運航することもあるでしょう。
業務に支障をきたさないようコミュニケーションを取る必要があります。

まとめ

エアラインパイロットとして働くために必要な英語力や、そのタイミングについてご紹介しました。
「まだ進路は悩んでいるけれども、パイロットへの憧れはある」という方は、英語の基礎となる英検2級/TOEIC600点はいつでも取れるようにしておいた方が良さそうです。

ここではあくまで英語についてのみ触れたため、かんたんそうに見えるルートもあったかもしれません。ですが、実際は英語よりも他の部分の条件が厳しく、クリアできず断念してしまう人は少なくありません。

だからこそ、もしあなたが「英語だけが不安だ」という状態であるなら、それはちょっともったいないかなと思います。
最初から高い英語レベルを目指すのではなく、まずは基礎から固めてみてはいかがでしょうか。

基礎固めならエイゴバの英検対策!

英語の基礎を固めたい方におすすめなのが、英検2級の勉強です。
大学入試では他の英語資格(TOEIC等)と比べ、圧倒的に英検の採用率が高く、高校生には特におすすめです。

大学により異なりますが、パイロット養成コースの場合は英検2級以上が出願資格となっているところがほとんどです。

「今から2級を目指すだけの英語力があるのか、不安がある」という場合も、ぜひカウンセリングでご相談ください。(これまでにパイロット志望の方も数名いらっしゃいました!)
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大学受験に一番有利な英語資格は?【英検・TOEIC・その他英語資格】

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大学入試の英語試験の代わりに英検やTOEICといった外部検定を利用する大学は、年々増加しています。
さまざまな検定試験が活用されていますが、大学受験を控えた高校生に特におすすめなのは英検です。

この記事では、なぜ英検が最もおすすめなのかを解説しています。TOEICやTOEFLといった他の試験の情報も受験生向けにまとめています。

大学入試において、資格がどのように活用されるのかも例を挙げて紹介しますので参考にしてみてください。

大学受験対策に英検がおすすめなワケ

冒頭でも述べた通り、今あなたが高校生で大学受験のために英語検定試験を受けようと考えているなら、最もおすすめなのは英検です。
理由としては、以下の4点が挙げられます。

  1. 入試に活用する大学が多く汎用性が高い
  2. 学校での勉強内容と重複するため勉強しやすい
  3. 全国どこでも、かんたんに受験が可能
  4. スコアを重視する大学が多いので「不合格」も無駄にはならない

くわしく見ていきましょう。

1. 英検は入試に活用する大学が最も多く汎用性が高い

志望校がまだ決まっておらず、「とりあえず汎用性の高いものを受けておきたい」という場合は、他の試験よりも採用率の高い英検がおすすめです。

外部試験を活用している大学の数は、試験の種類ごとに以下の通りです。

外部試験活用校

上記のグラフで濃い色で表している、英検・TEAP・IELTSはパスナビの検索結果数を参考にしています。

その他は年度や参考サイトがバラバラなので薄い色で表しました。
公式サイトで確認できた数を記載しています。(GTEC:2022年度TOEIC:2022年度TOEFL:2018年度

GTECやTOEICもそれなりに活用校はありますが、やはり英検が強いです。

2. 英検は学校での勉強内容と重複するため勉強しやすい

英検の試験内容というのは、学校で習うレベルに合わせて作成されています。英検3級は中学卒業程度、準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度……のように級と学年が分かりやすく対応しています。
これが、英検活用校が多い理由のひとつでもあるでしょう。

学校での学習内容とかぶる、というのは受験生にとってもメリットです。

試験のため「だけ」にいきなり高度な文法や単語を習得する必要はなく、学校の授業の予習・復習がそのまま英検の勉強になるため時間の節約ができます。

長文などで出てくる話の内容に関しても、TOEICは基本的にビジネス寄りです。それよりは、英検の方が学生にとって馴染みのあるトピックを扱っていることが多く、勉強もしやすいでしょう。

3. 英検は全国どこでも、かんたんに受験が可能

英検の試験会場は全国にあります。

試験日についてもかなり多くの日程から都合のいい日を選べるようになりました。
会場も選べます。(1級・準1級は指定されますが希望地は選択できます)

例えば、IELTSの場合は身分証明書としてパスポートが必要だったり、TOEICは英検に比べるとまだまだ試験会場が少なかったりと、試験内容に関係ない部分で面倒なポイントが見つかります。

英検は申し込みも、試験の流れもとてもスムーズに行えるようになっていて、安心して受験ができます。

4. 英検のスコアを重視する大学が多く「不合格」も無駄にはならない

英語の資格試験の結果は、「点数」「合否」のどちらかで返ってきます。
TOEICやTOEFLの場合は前者、英検の場合は後者です。

「不合格になってしまうと使えない、もったいない」
「TOEICなら点数だからどうにか使える」

と、思う方も多いようです。

ですが、実は英検にもスコアがあります
合否と同時に「CSEスコア」というものも通知され、同じ「合格」でも、ぎりぎり合格だったのか、ほぼ満点で合格だったのかがスコアによって分かるようになっています。

大学側の条件でも「●級合格、かつCSEスコア●点以上」という厳密なものもあれば、「合否は問わず、CSEスコア●点以上」というものもあります。

不合格=無駄になる、という考えは捨てても良さそうです。

エイゴバでは、最短で英検合格に導く「オンライン完結のコーチング」を提供しています。

大学受験に使える英検以外の試験について

さて、他の試験の名前もここまでで出してきました。
それらについても英検と比較しながら、かんたんに紹介していきます。

※料金は全て税込みで記載しています。

TOEIC LR
TOEIC SW

リスニング&リーディングのみのLRと、スピーキング&ライティングのSWがある。
一般的にTOEICといえば前者のLRを指すが、TOEIC活用校の中にもLRのスコアのみでOKの大学と、SWも必要なところがあるので要確認

大学生・社会人向けなので内容がビジネス寄り
受験料はLRが7,810円、SWが10,450円。両方受験すると18,260円と高額になる。

ほぼ毎月開催されるため、頻度の面では英検よりも受けやすい(英検は年3回)。

英検に次いでおすすめの試験。

TEAP

2技能(リーディング&リスニング)パターンと、4技能パターンがある。
入試に活用するのは4技能パターンという大学が多い。
受験料(4技能)は15,000円。開催頻度は英検と同じく年3回。

他の試験と比較すると、活用校が少な目なのが残念なところ。

GTEC

ベネッセの英語4技能テスト。
GTEC Juniorや社会人向けのGTECもあるが、入試に利用されるのは「中学生・高校生対象のGTEC」。
基本的に学校単位での申し込み・受験だがCBTは個人申し込みが可能。

試験中、画面を進めると戻っての回答ができなくなる

年3回開催されるが、実際受験できるのは2回までと決まっている。
受験料は9,900円。

TOEFL

「TOEFL iBT」というのが主に試験に活用される、4技能テスト。
ほぼ毎週末開催され、頻度で言えば受けやすそうだが試験そのものの難易度が高く、試験時間も3時間の長期戦

志望校がアメリカの大学の場合はTOEFLのスコアを求められることが多い。

受験料は245ドル(約33,356円)で、クレジットカードまたはPayPalのみ利用可。

IELTS

TOEFLと同じく難易度の高い試験。こちらもほぼ毎週開催。
志望校がイギリスの場合はTOEFLよりもこちらの試験のスコアが必要な場合もある。

受験料は25,380円。
受験時、身分証明書としてパスポートが必須

比較しやすいよう、英検の基本情報もかんたんに記載します。

英検の受験料は以下の通りです。

形式
英検S-CBT
従来型(個人)
従来型(団体)
3級
7,200円
6,400円
4,300円~
準2級
8,500円
7,900円
5,300円~
2級
9,000円
8,400円
6,000円~
準1級
9,900円
9,800円
9,800円

【参考】 検定料(英検S-CBT) 検定料(従来型)

開催頻度は年3回ですが、英検S-CBTと従来型を合わせると同じ検定回に、同じ級を最大3回受験することができます
(例:「第1回」に "英検S-CBTで" 2級を2回 + "従来型で" 2級を1回。合計3回受験できる)

※英検S-CBTについてはこちらの記事で詳しく説明しています↓

大学受験の資格活用パターン4つ

大学の募集要項を確認すると、英検などの資格をどのように活用するのかも記載されていると思います。

活用方法は、主に以下の5パターンがあります。

  1. 試験免除
  2. 加点
  3. 点数換算
  4. 出願資格
  5. 参考

ひとつひとつ例を挙げながら紹介していきます。

※例に挙げている大学の募集要項は、あくまで2022年7月時点で確認できたもので詳細も省いています。志望校の募集要項は必ずご自身で、各大学のパンフレットなどでご確認ください。

1. 試験免除

英検●級以上をもっていたら、この試験は受けなくてもいいですよ」 というのが試験免除です。

試験そのものがひとつなくなるわけですから、とてもお得なパターンです。他の科目の勉強に集中して取り組むことができます。

採用している大学の例

東日本国際大学|経済経営学部 経済経営学科

【一般入試】A方式、B方式

  • 英検:2級以上
  • TOEIC LR:600以上
  • TEAP(4技能):B1以上
  • TOEFL iBT:50以上
  • IELTS:4.5以上

※GTEC:記載なし

いずれかに該当する場合、合格証・公式スコア証明書の提出をもって、英語科目の筆記試験に替えることができる

【参考】 東日本国際大学 入試情報

東京音楽大学|音楽学部 音楽学科

【一般入試】A日程

  • 英検:準2級以上
  • TEAP(4技能):135以上
  • GTEC:690以上
  • TOEFL iBT:42以上
  • IELTS:4以上

※TOEIC:記載なし

大学が行う試験(英語)の代わりに、いずれかの資格を利用できる

【参考】 東京音楽大学 入試案内

2. 加点

試験自体はありますが、「英検3級ならプラス10点、準2級ならプラス20点を追加してあげますよ
という感じなのが加点です。

試験免除よりも多くの大学で採用されている印象です。

採用している大学の例

関西外国語大学|英語国際学部 英語国際学科

【一般入試】前期日程 S方式

  • 英検:1級⇒+20点、準1級⇒+15点、2級⇒+10点
  • TOEIC LR:860以上(R430以上)⇒80点、675以上(R335以上)⇒90点、450以上(R225以上)⇒100点
  • TOEFL iBT:100以上⇒+20点、71以上⇒+15点、45以上⇒+10点
  • IELTS:6.5以上⇒+20点、5.5以上⇒+15点、4.0以上⇒+10点

※TEAP・GTEC:記載なし

外国語の得点に最大20点を加点し、合否判定を行う。

スコア提出なしでも出願は可能。

【参考】 関西外大 受験生応援サイト

早稲田大学|国際教養学部 国際教養学科

【一般入試】

  • 英検:1級⇒+20点、準1級⇒+14点、2級⇒+7点
  • TOEFL iBT:95以上⇒+20点、72以上⇒+14点、42以上⇒+7点
  • IELTS:7.0以上⇒+20点、5.5以上⇒+14点、4.0以上⇒+7点

※TOEIC・TEAP・GTEC:記載なし

スコアに応じて上記点数を加算。スコア提出なしでも出願は可能。

【参考】 早稲田大学 入学センター

3. 点数換算

加点とよく似ています。
例えば100点満点のテストがあるとして、「英検3級を持っているなら、自動的にあなたは70点です
というもの。
(スコアを提出してもテストの受験自体は必須な所と、任意の所があります)

そして、実際受けたら90点取れた場合は90点の方、つまり点数の高い方を採用してくれる学校もあります。

採用している大学の例

東京藝術大学|音楽学部

【一般入試】

  • 英検:準1級以上
  • TOEFL iBT:72以上
  • IELTS:5.5以上

※TOEIC・TEAP・GTEC:記載なし

いずれかの水準を超えている場合はスコア提出を認め、共通テストの「英語」を満点とみなすその場合も共通テストの「外国語」は受験しなければならない。

【参考】 東京藝術大学 入試情報サイト

浦和大学|社会学部

【一般入試|Ⅰ期・Ⅱ期】

  • 英検:準2級⇒80点、2級⇒90点、準1級⇒100点
  • TEAP(4技能):150以上⇒80点、226以上⇒90点、309以上⇒100点
  • GTEC:690以上⇒80点、960以上⇒90点、1190以上⇒100点
  • TOEIC LR:320以上⇒80点、625以上⇒90点、1150以上⇒100点

※TOEFL・IELTS:記載なし

出願時に申請し、スコアに応じて英語科目の得点に換算

スコアを利用した場合でも、英語試験の受験が可能。その場合は、どちらか高得点のものを採用。

【参考】 浦和大学 入試情報

4. 出願資格

条件を満たさないと出願すらできないパターンです。
志望校の、受験したい形式の募集要項にこの記載がある場合は、何としてもその資格を取得する必要があります。
(同じ大学の"別の受験形式"であれば大丈夫なこともあります)

採用している大学の例

明治大学|商学部 商学科

【一般入試|英語4技能テスト利用方式】

  • 英検:2級以上
  • TEAP(4技能):225以上
  • GTEC(CBT):960以上
  • TOEFL iBT:42以上
  • IELTS:4.0以上

※TOEIC:記載なし

いずれかの基準を満たし、出願時に証明書類を提出できる者のみ出願が可能

【参考】 明治大学 入試総合サイト

早稲田大学|商学部

【一般入試|英語4技能テスト利用型】

  • 英検:準1級以上
  • TOEFL iBT:72以上

※TOEIC・TEAP・GTEC・IELTS:記載なし

いずれかの基準を満たし、出願時に証明書類を提出できる者のみ出願が可能

英検は1級合格、TOEFL iBTは95以上なら5点の加点あり。

【参考】 早稲田大学 入学センター

5. 参考

直接点数などにはなりませんが合否判定の際に参考にしてくれる、というものです。

採用している大学の例

帝京大学|医学部

【一般入試】

  • 英検:CSE2304以上(準1級以上の受験)
  • TEAP(4技能):309以上
  • GTEC(CBT):1190以上
  • TOEFL iBT:72以上
  • IELTS:5.5以上

※TOEIC:記載なし

合否判定の際に参考にする。

【参考】 帝京大学 入学試験要項・出願書類

聖マリアンナ医科大学|医学部 医学科

【一般入試】

  • 英検
  • TEAP
  • GTEC
  • TOEFL iBT
  • IELTS

※TOEIC:記載なし

※いずれも級・スコアの指定なし

試験成績を取得している場合、出願時に別途成績のコピーを提出。

2次試験選考で、他の受験生と同点の場合はこれらの成績も参考に合格者を決定

【参考】 聖マリアンナ医科大学 入学者選抜要項

大学受験のためにに目指すべき級は?

英検の場合、最も試験で活用されているのが「2級」です。

3級や準2級でも何らかのメリットがある大学もありますし、難関大学の場合は準1級を出願資格にしているところもあります。

志望校の条件を確認し、それに合わせて目標を設定するのが一番ですが、まだ高校に入学したばかりだったり、志望校が決定しておらず、どの級を受けたらいいのか分からない場合は、ひとまず2級を目標に勉強をしてもいいでしょう。

エイゴバでは、最短で英検合格に導く「オンライン完結のコーチング」を提供しています。

まとめ

大学入試での資格の活用は、学校側にとっても採点の手間などが省け、今後も増えていくでしょう。

数ある資格の中でも、学校の勉強内容と試験内容が一致している英検は、高校生のみなさんにとってもとっつきやすく、また活用している大学も多いため最もおすすめです

級は、2級~準1級を目指しましょう。

自分の今のレベルがよく分からず、どこから手を付けたらいいか分からない場合はエイゴバの無料カウンセリングもおすすめです。

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「高校生なら英検2級以上」はなぜ? 合格率・メリット・勉強方法

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高校生におすすめの英検受験級は、ずばり「2級」、次いで「準1級」です。

今まで英検を受けたことがない方が気になるのは

高校生って、何級くらいを受験するの?
合格率はどのくらい?
どうして受けるの?

というところではないでしょうか。

英検受験に興味を持った高校生のあなたに、参考になるような情報をこの記事にまとめました。
そもそも受けるかどうか、迷っている場合もぜひ目を通してみてください。

高校生の英検受験級と級別合格率

まずは、「みんな、何級受けてるの?」「受かる確率はどのくらい?」という点です。

英検の公式サイトで確認できる合格率のデータは2016年のものが最後で、少し古いですが見てみましょう。

英検公式サイトのデータ

2016年度第1回(一次試験)の、高校生の受験者数と合格率は、級別に以下の通りです。

受験者数
合格率
2級
84,741人
34.0%
準1級
12,285人
18.0%
1級
1,160人
44.0%

【参考】実用英語技能検定公式ページPDF

高校生では2級(=高校卒業レベル)以上の級の受験者数が多いため、2級以上のデータのみです。

1級の合格率が高いのは「準1級に合格するような人は、そのまま1級の壁も越えられる」ということかなと思います。逆に言えば、高校生にとって英検準1級はなかなか高いハードルなのでしょう。その分、せめて2級はとっておきたいところです。

高校生に英検2級以上がおすすめな理由

英検の受験者は年々増加しており、その中でも最も多いのが中高生です。
例えば、2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)実施分志願者数は全体で約370万人、うち中高生は約290万人(半分以上!)です。

なぜこんなに多くの中高生が受験するのでしょう? なぜ高校生に2級受験者が多いのでしょう?

もちろんメリットがあるからなのですが、高校生が英検2級以上を取得するメリットを、ここでは3つ挙げてみます。

  1. 受験の際に有利
  2. 就活の時も履歴書に書ける
  3. レベルがちょうどいい

順番に確認しましょう。

1. 受験の際に有利

大学入試験の際に保有していると有利な級は「2級以上」です。

試験の免除や、加点などの優遇措置が受けられる級は圧倒的に2級からが多いです。難関大学では、準1級取得でさらに有利な措置が受けられる場合もあります。
(参考:大学・短大・専門 英検入試活用校検索

準2級以下で受けられる優遇措置の数はガクンと数が落ちるので、やはり受験までには2級以上を取得し活用したいところです。

エイゴバでは、最短で英検合格に導く「オンライン完結のコーチング」を提供しています。

2. 就活の時も履歴書に書ける

「英検って、学校を卒業して社会人になったらあまり意味がないんじゃないの?」

就活といえばTOEIC! というイメージが強く、このように思う方もいるかもしれませんが、英検でも問題ありません。
英検2級以上は堂々と履歴書に書けます

3. レベルがちょうどいい

英検の」「2級」は高校生にとって、勉強するのにぴったりのレベルです。

先ほど少しTOEICについて触れましたので、比較してみましょう。

英検2級はTOEICのスコアに換算すると600点前後です。ただ、英語のレベルとしては同程度でも、英検とTOEICでは試験の種類が違うため勉強方法が異なります。

英検のために学習する内容は、一般的な中学校・高校・大学で学ぶものとほぼほぼかぶっています。だから、「英検○級=○○卒業程度」という表記が公式サイトにもあるのです。
実際の学年よりも上のレベルの級を受験する場合は、その勉強がそのまま学校用の予習や受験勉強にもなるので、学生にとってはその点が(TOEICの勉強をするよりも)ちょっとおトクです。

英検は級でレベルが分かれているのもポイントです。
TOEICは、満点を目指すような人にも、ひとまず600点を目指す人にも、同じレベルの問題を出してきます。後者の場合、「まだ今は解けなくてもいい問題」が出たとして、それでもそれは確実にストレスのはずです。
自分で受ける級を選び、ただ目の前の問題を一つ一つ解けるようになればいい、という英検の方が精神的には楽なのではないでしょうか。

英検を受験したことがない方へ

もし、いきなり英検2級を受験するのが不安であれば、準2級の勉強・受験からスタートしてもいいかもしれません。
合格・不合格だけでなく「スコア」が結果として出ますので、自分のレベルを知ることができます。

2級に合格したら、ぜひ準1級にも挑戦してみましょう。

勉強方法

各級ごとにどう違うのか何を勉強すればいいのかはこちらにまとめてありますので参考にしてみてください。

ライティングについて

英検3級以降は自由英作(ライティング)の問題が出題されます。

特に2級からは社会問題を意識したトピックが多く、主観だけでは答えられないようになっています。
ただ、ルールさえ守っていれば、ある程度自分で難易度をコントロールできるので、一番点を取りやすいパートでもあります。

過去問などでしっかり練習してから臨みたいところです。

エイゴバの英検対策はライティングもしっかりサポート!

独学で勉強する場合、一番やっかいなのがライティング。
選択式の問題とは違い、自己採点はなかなか難しいものです。

エイゴバでは、パーソナルトレーナーが英作文を細かくチェック・採点し、よりよいものが書けるようフィードバックをお送りしています。

ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。LINEから簡単にお申込みいただけます。

試験当日の服装

結構みなさん気になるのが、「服装」のようです。

英検の服装に規定はありません
試験には全く影響しないのでなんでも大丈夫です。制服やスーツを着る必要はありません。

ただ、それでも気になって集中力の妨げになるレベルならいっそ制服やスーツで行けばいいと思いますよ。
逆に浮くかも……などの心配もいりません。フォーマルな格好の人もたくさんいますし、みんな勉強に必死なのであなたのことも誰も見ていません。

これは面接(2次試験)の場合も同様です。
(筆者も、Tシャツ+ジーンズで面接に行って無事合格していますので安心してください)

高校英語の総復習=英検2級

英検は4技能をバランスよく取り込んでおり、特に2級まででしっかりと基礎を固められるように作られている試験です。

「高校卒業程度」レベルである英検2級は、高校英語の総復習(または予習)にもなるため高校生には最もおすすめです。
大学受験や就職活動の際にはその資格を持っていることがメリットになります。
また、学校での学習内容ともかぶっているため、資格としてだけでなく勉強そのものが役に立ちます。

他の教科の勉強もあるとは思いますが、だからこそ早めに勉強を始め、ささっと取得してしまうのがおすすめです。

時間の管理も、エイゴバにおまかせ!

エイゴバでは、勉強以外のことはトレーナーにお任せすることができます。
他の教科の勉強や部活で忙しい高校生活、なるべく時間は節約したいですよね。

そんなあなたは、ぜひエイゴバのコーチングをご検討ください!
あなたのレベルや勉強できる時間を考慮した上で、パーソナルトレーナーが最適な計画表を作成いたします。

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英検準1級の英作文、テンプレートで合格できる?

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英検準1級を受けてみたいけれど、英作文が心配という方、多いですよね。
「どんな準備をすればいいんだろう?」「テンプレートやフレーズを覚えて書くだけで合格できるのかな?」と悩んで、結局まだ申し込めないまま……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、2級からぐっと難易度が上がる準1級ならではの英作文の特徴と、その攻略法について紹介していきます。
ライティングが苦手な方は、ぜひ参考にしてみてください。

2級と準1級で英作文はどう難しくなる?

まず初めに、2級と準1級で求められるライティングの難易度がどう変わるのかを見ていきましょう。

2級はあまり英作文の対策をせずに何となく合格できた、という方は特にこの点をしっかり把握しておくことが大切ですよ。

エイゴバの英検対策では、ライティング対策もばっちり!
お友達追加後に無料カウンセリングもお申し込み可能です。

英作文、2級と準1級で変わること

準1級を受ける時に知っておきたい2級との主な違いとしては、以下の3つが挙げられます。

  1. 必要な語数の長さが長くなる
  2. 理由を書く際の観点が指定される
  3. 求められる語彙のレベルが上がる

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1. 必要な語数の長さが長くなる

2級の英作文の語数は80語~100語が目安ですが、準1級は120~150語と、1.5倍長くなります

その分、よりしっかりとした構成で自分の主張を展開し、結論に結びつけることが求められます。①内容②構成③語彙④文法のそれぞれの観点から0~4点がつき、合計16点満点での採点になるのは準1級も変更はありません。

ただ求められる語数が増える分だけ、覚えたフレーズで語数を稼いで見栄えを良くするだけでは対策として不十分と言えるでしょう。

2. 理由を書く際の観点が指定される

2級では、理由を示す際の観点(POINTS)はあくまでも参考情報として、3点が記載されているのみに留まっています。

「POINTSは理由を書く際の参考となる観点を示したものです。
ただし、これら以外の観点から理由を書いてもかまいません。」
と問題用紙には書かれています。

英検 2021年度 第2回問題冊子(2級)より引用
英検 2021年度 第2回問題冊子(2級)より引用

つまり、例えば「美術館は無料開放されるべきか?」というTOPICに対して、
Donations / Learning Environment / Maintenance
という3つのPOINTSが書いてあっても、好きなことを書いても構わないのです。

「税金でまかなうべきだ」とか、逆に「どんどん値上げしても海外の観光客を呼び込める展示をした方が良い」とか、自分のアイディアで自由に書いても合格できます。

ところが準1級になると、POINTSは4つに増え、
Use TWO of the POINTS below to support your answer.
と、指示も英語に変わります。

英検 2021年度 第3回問題冊子(準1級)より引用
英検 2021年度 第3回問題冊子(準1級)より引用

2つの観点を必ず選ばなくてはいけなくなりましたね。
つまり、与えられた議題にそって英語で理論を展開できるかどうかが問われるようになるのです。
この点も、テンプレートの暗記だけでは対策として不十分な理由です。
自分が覚えている英語を書くだけでは、英検側が求める内容に沿っていないとみなされ、減点されてしまうのです。

3. 求められる語彙のレベルが上がる

2級を合格するのに必要な語彙数は約5000語、準1級はおよそ8000語前後と言われています。

それを裏づけるように、2級と準1級では英作文で出題されるテーマも、日常的なものから社会的なトピックにレベルアップします。

過去に出題されたテーマを見てみても、以下のような傾向の違いが見えてきます。

2級
  • イルミネーションは良いアイディアか
  • レストランやスーパーは食品の廃棄を減らすべきか
準1級
  • 動物由来の製品の使用をやめるべきか
  • 頻繁に転職するのは有益か

より難易度の高いトピックに対して、適切な語彙を使えるかが問われているのが分かりますよね。
採点項目の語彙で点数を伸ばすためにも、しっかりと準1級レベルの単語を身につけて、実際に使えるようになっておく必要があります

準1級の英作文は、構成と語彙がポイント

さきほど、準1級も2級と同じく、①内容②構成③語彙④文法の4つの項目ごとに採点されると触れましたが、準1級では英作文が長くなることもあり、特に構成と語彙を意識しなくてはいけません。

まず内容ですが、与えられたテーマとPOINTSに沿って書ければ、大きく失点することは考えにくいです。また文法についても、構成に力を入れて練習することで、自然と使用する文法の幅を広げていくことができるでしょう。

ノンネイティブスピーカーにとって、まったくミスのない英文を書くことは、そもそもとてもハードルの高いことです。
間違えずに書ける構文を増やしていくことは大切ですが、本番で文法のミスを恐れる必要もないのです。

高得点への鍵は、序論、本論、結論でしっかりテーマをパラフレーズして語彙力をアピールすること

そして、本論で理由を述べる2つの段落の中でも、トピックセンテンス → 具体的な説明や例 → まとめ、とメリハリをつけて説得力のある議論を展開することです。

ついつい、いくつも理由を挙げて盛りだくさんな内容を書いてしまいたくなるところですが、自分がなぜそう考えるのか、しっかり理由を述べて、結論では新しいアイディアを含めずに改めて意見を主張することが大切ですよ。

英作文、どう練習したらいいの?

さて、自分で実際に英作文を書いてみた後は、どうやって復習すればいいのでしょうか。
書きっぱなしでは、それで本当に合格点に届くのか判断できないですよね。

誰かに読んでもらいフィードバックをもらう

可能であれば、「英検をよく知っている人に見てもらう」のが一番有効です。

オンライン英会話などで海外の先生に見てもらうことも可能ですが、英検の採点基準をよく知らない人に見てもらう時には注意が必要です。
ネイティブスピーカーだからといって、オンライン英会話講師が全員アカデミックライティングに精通しているわけではないので、その点は頭に入れておいた方が良いでしょう。

英検の採点基準を意識する

準1級の合格率は2級に比べると9%ほど低い、15%前後と言われています。(最終公表2015年時点)
リーディングやリスニングに比べ、配点が高い英作文でどれだけ点数を稼げるかが全体の合否を決めると言っても過言ではありません。

特に内容や構成、パラフレーズなどに関しては、英検の採点項目とレベル感が分からない人に見てもらうことで、余計に自信をなくしたり合格までの距離感が分からなくなってしまいがちです。
各項目について自分が何を改善していくべきなのか、常に意識しておくことが重要です。

英検のプロに見てもらうのがおすすめ!

特にライティングは、必ずしも英語で考えて書けば良いというものでもありません。
母語でいかに内容を組み立てて書くかが非常に重要です。
また文法のミスなども、日本語で説明してもらった方がはるかに分かりやすいですよね。

エイゴバでは、英検取得を目標にコーチングのサービスを提供しています。

英検をよく知っているプロのトレーナーが実際にあなたの英作文を採点し、文法のミスや内容まで、英検の評価基準に沿って評価シートを作成してくれますよ。

試験当日、英語で最高のアウトプットをするために日本語で戦略を立て、しっかり復習する。

お一人おひとりに合わせたカリキュラムで日本人トレーナーがサポートするため、エイゴバならそれが可能になります。

エイゴバの特徴

エイゴバは「オンラインのみで完結」するサービスです。

オーダーメイドの学習計画をお作りした上で、英作文のフィードバックだけでなく、模擬面接の対策や学習内容の疑問点まで、専任のトレーナーが直接フォローいたしますのでご安心ください。

最初のカウンセリングはもちろん無料です。少しでもご興味がありましたら、ぜひお気軽にお申し込みくださいませ。LINEから簡単にお申込みいただけます。

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技能別に比較【英検のレベル&勉強方法】

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せっかく英検を受けるのであれば、しっかり勉強して挑みたいもの。ですが、「勉強って、何をすればいいんだろう?」とそこで立ち止まってしまうことも多いですよね。

学校のテストであれば、基本的には出題者=先生なので先生の好みの問題が出ます。
一方で英検は、出題者≠先生なので(というか先生がいないので)、各自で傾向を把握・勉強するしかありません。

この記事では、英検公式サイトや過去問を参考に出題内容や傾向を確認し、何を勉強したらいいのかをまとめています。「英検さんは、こういうのが好きなんだな」というのが分かれば、勉強方法も見えてきます。

※基本的にはこの記事では、受験などで活用されることの多い3級以上に絞って解説しています。

英検各級のレベル

まずは、各級のレベルを確認します。

同年代の友達と遊べるような英語レベルでいいのか、ビジネスの場で使えるようなレベルが求められるのか、というのをなんとなく把握しましょう。初めて英検を受ける場合や、目標を迷っている場合の参考にもなるかと思います。

参考:英検® 各級の審査基準

途中から「社会生活」という言葉が目立ちますね。友達や家族との会話ではそうそう出てこないような表現が、2級以降はたくさん含まれてくるということです。

あなたが今、どの級を目指すべきなのかが見えてきたのではないでしょうか?

「2級以降はお堅い内容になりそうだなぁ」という、ふわっとしたイメージも湧いてきたのではないかと思います。

英検の出題内容を技能別にチェック

次は、「どんな問題が(技能)」「どのくらい出るのか」を詳しく見ていきます。

英検公式サイトでは序盤の「語彙・文法を問う空欄補充」「長文読解」をまとめてReadingとしていますが、ここではあえて分けて表にしています。
誰もが苦しむのはやはり長文読解で、ソコが一番気になると思ったからです。

その他の技能(Writing・Listening・Speaking)については同じ分け方で表記しています。

語彙・文法
長文読解
自由英作
リスニング
面接
3級

【20問】

  • 短文×15
  • 会話文×5

【10問】3つ

  • 案内文
    …100語程度
  • Eメール
    …260語程度
  • 説明文
    …260語程度

【1問】

25-35語程度

【30問】

  • 会話文×20
  • 説明文等×10

音読、イラストの説明など

準2級

【25問】

  • 短文×20
  • 会話文×5

【12問】4つ

  • 物語/説明×2
    …各250語程度
  • Eメール
    …200語程度
  • 説明文
    …300語程度

【1問】

50-60語程度

【30問】

  • 会話文×15
  • 説明文等×15

音読、イラストの説明など

2級

【20問】

短文、会話文

【18問】5つ

  • 説明文×2
    …270語程度
  • Eメール
    …230語程度
  • 説明文×2
    …350語程度

【1問】

80-100語程度

【30問】

  • 会話文×15
  • 説明文等×15

音読、イラストの説明など

準1級

【25問】

短文、会話文

【16問】5つ

  • 250語程度×2
  • 300語程度
  • 400語程度
  • 500語程度

(いずれも説明文評論文など)

【1問】

120-150語程度

【29問】

  • 会話文×12
  • 説明文等×12
  • アナウンス等×5

4コマの説明など

1級

【25問】

短文、会話文

【16問】5つ

  • 350語程度×2
  • 500語程度×2
  • 800語程度

(いずれも説明文評論文など)

【1問】

200-240語程度

【27問】

  • 会話文×10
  • 説明文等×10
  • アナウンス等×5
  • インタビュー×2

トピックを1つ選びスピーチ

表を見ると明らかですが、ドン、ドドン! とボリュームが増していくのは長文読解です。
英検さんも級が上がるごとに気合いを入れて出題してきています。つまり、長文読解こそが何よりも力を入れるべき部分なのです

地獄の長文読解!

ところで、この長文は「◯語」ありますよ、と言われてもパッとイメージし辛いのではないでしょうか?

3級から1級までの長文を並べてみました。
それぞれの級の、最後に登場した長文です。語数も記載していますので参考にしてください。

英検 2021年度 第1回問題冊子(3級~1級)より引用 英検 2021年度 第1回問題冊子(3級~1級)より引用
英検 2021年度 第1回問題冊子(3級~1級)より引用

縮小率はすべて同じです。
A4サイズ(=英検の問題冊子の大きさ)でどのくらいの場所を取っているのか、こうすると分かりやすいかと思います。(上の図は、1級のみ見開きで載せています)

「全部だいたい1ページじゃないか」と思うかもしれませんが、文字の大きさや余白が全然違います

1級に至ってはくらくらするほど文字が詰まっています。新聞のようなレイアウトの文が2ページにわたり、下半分は設問です。

そして、長文は各級ひとつだけではないので、例えば1級であれば上記で示した「2級と同じ長さの文2つ」「準1級と同じ長さの文2つ」最後に、「新聞のようなモノ1つ」と、計5つを読まなければなりません。
級が上がるごとに単純に長さが変わるだけでなく、テーマや単語の難易度も上がるのでまさに地獄です。
分からない単語ばかり登場し集中できずいると、「もう不合格でいいから帰らせて!!」という気にさえなります。

このパートを生き抜くためには、地道に単語帳を進め、充分な語彙力を味方につける必要があります。

また、洋書等で「長い文を集中して読むこと」にも慣れておいてください。
準1級以上は英字新聞もおすすめです。英検さんは社会問題を取り扱うのが大好きなので、英作文や面接でも役立ちますよ。

その他の技能(文法・英作文・リスニング・面接)について

長文読解以外の「Reading」パート、つまり序盤の空欄補助のボリュームはどの級もほとんど変わりません
リスニングや自由英作も、量は徐々に増えていますが一つ前の級に合格したのであれば「いきなりレベルが上がった」と感じるほどではないはずです。

文法・英作文・リスニング・面接(二次試験)についても、級別に比較してみましょう。

文法(空欄補充)

まずは最初の空欄補充です。それぞれの級から、最初の問題を抜き出しました。

【3級】

A: How do you make that potato dish?
B: First, you () the potatoes, and then cut them in half and put butter on them.

  1. boil
  2. care
  3. hurt
  4. eat

【準2級】

Jamie visited several () buildings when he went to Rome. Some of them were more than 2,000 years old.

  1. ancient
  2. exact
  3. responsible
  4. unable

【2級】

At first, the marketing department and the sales department were working on the project together. But people in the sales department were too busy, so now the project is being run () by the marketing department.

  1. needlessly
  2. entirely
  3. scientifically
  4. violently

【準1級】

A: Thanks for showing me the outline of your sales presentation. It’s good, but it’s a bit () in some places.
B: I guess I do repeat some information too much. I’ll try to take some of it out.

  1. decisive
  2. subjective
  3. redundant
  4. distinct

【1級】

Cell phones have become a permanent () in modern society. Most people could not imagine living without one.

  1. clasp
  2. stint
  3. fixture
  4. rupture

英検 2021年度 第1回問題冊子(3級~1級)より一部を抜粋

いかがでしょうか? 単語は級が上がるごとに難しくなっていますね。
ですが、文法だけをよく見てください。今のレベルが1級受験に満たない方でも、1級の「文法」だけは理解できるのではないでしょうか?

文法に関しては、英検準1級以上で新たに登場するものはないと思っていいです。
2級に合格しているのであれば、あなたの文法の知識はもう充分なはず。準1級以上を受験する方は文法ではなく単語の習得に時間を割きましょう。

その他の級についてですが、3級合格を目指す場合は中学で習う文法を勉強しましょう。学校で使っている教科書を活用してください。ここまで(中学で習う文法)を完璧にしておくと、後がとても楽なので、3級では単語が少ない分、文法の勉強に力を入れるのがおすすめです。

準2級になると、不定詞や関係代名詞を使った文は当たり前のように出てきます。
2級では仮定法や倒置法なども理解できるようにしておくといいでしょう。

ちなみに、このような会話文があるのは準2級までです。

英検 2021年度 第1回問題冊子(準2級)より引用
英検 2021年度 第1回問題冊子(準2級)より引用

2級以降はここがなくなり、短文の空欄補充→長文読解という流れになります。

英作文

次はライティングのパート、自由英作です。
「このようなことを書いてください」という指示が出るので、それに従って書いていきます。こちらも級ごとに問題文(トピック)を見てみましょう。

【3級】
Where do you like to go shopping?

【準2級】
Do you think it is a good idea for people to have a car?

【2級】
It is often said that restaurants and supermarkets should try to reduce the amount of food that they throw away. Do you agree with this opinion?

【準1級】
Agree or disagree: Big companies have a positive effect on society

【1級】
Are economic sanctions a useful foreign-policy tool?

英検 2021年度 第1回問題冊子(3級~1級)より一部を抜粋

やはり、2級からはカッチリしたトピックという感じがしますね。
いずれの級も、英語の基本的なルールその場で出された指示を守り、減点されないように注意します。

3級・準2級では、「友達(or 知り合い)にこのように聞かれました。理由を2つ付けて答えてください」という指示がされます。

  1. まず最初にどの立場で述べるのか明言
  2. 次に理由を2つ(First,.../Second,...)
  3. 最後にまとめの文

といった構成で問題ありません。

2級も、与えられたトピックに対する意見と2つの理由を書くよう指示されます。

ただ、2級以降はトピックからも分かる通り「主観でなく一般論を意識して意見を述べる」ことが求められます
例えば、賛成か反対かで反対なら、その理由は「私はそれが嫌いだから!」ではなく、「それは社会的に問題となっている。例えば…(具体例が続く)」のように書くべきです。

また、2級では書くときの参考になるよう、「POINTS」が3つほど示されます。あくまで参考にすればいいものなので、使用は必須ではありません。

準1級からは指示も英語になります。

まず準1級ですが、2級にもあった「POINTS」の使用は必須なので注意してください。示されたものの中から、必ず2つ使わなければなりません。

1級に関しては「理由は3つ」示すよう指示されます。 「POINTS」の記載はないので、自由度は上がりますが、その分アイデア出しに時間がかかるかもしれません。

特に2級以上を受験する方は、日頃から様々な社会問題に目を向け、意見をまとめるクセをつけておくのがおすすめです。

単語数について

各級、目安の単語数が提示されますが、これは実際そこまで気にする必要はありません。
きちんとルールを守って書いていれば、自然とその単語数は超えるはずだからです。
(逆に、どうしても目安の語数の半分以下にしかならないなら指示文の見落としも疑ってください。「理由は3つで」と書いてあるのに、2つしか述べていなかったりはしませんか?)

例えば、1級でも目安は「200-240語程度」です。240語というと、3級の長文読解の本文の長さです。

英検 2021年度 第1回問題冊子(3級)より引用
英検 2021年度 第1回問題冊子(3級)より引用

内容も、このくらいの長さで書けるようなもので大丈夫、ということです。

リスニング

リスニングでは、3級~1級のどの級にも「会話文」「説明文」が出題されます。
それぞれ、2級のもの(それぞれの1問目)を見てみましょう。

英検 2021年度 第1回リスニング原稿(2級)より引用 英検 2021年度 第1回リスニング原稿(2級)より引用
英検 2021年度 第1回リスニング原稿(2級)より引用

3級であればもっとシンプルですし、1級になると長い文になります。

ちなみに読み上げは3級までは2回、準2級以上は1回ずつです。

そして、準1級から追加されるのがアナウンスや講義文です。長文読解の本文を音声だけで聞くようなイメージです。
以下は準1級のものです。

英検 2021年度 第1回リスニング原稿(準1級)より引用
英検 2021年度 第1回リスニング原稿(準1級)より引用

1つにつき2問続けて出題されるのと、読み上げは1度のみなので「先に問題用紙の選択肢に目を通し、メモや印をつけながら聞く」ようにしましょう。

そのためには、ひとつ前の質問に早めに回答する必要があります。

リスニングに関しては、聴き取れなかった部分について考えても答えが出るものではいので、あきらめて次の問題に目を通し始めることも大事だったりします。

また、10秒間でSituationを読み、その後流される音声を聴くものも出題されます。問題冊子にはこのように印刷されています。

英検 2021年度 第1回問題冊子(準1級)より引用
英検 2021年度 第1回問題冊子(準1級)より引用

「何かのチケットを買う」「予約を取る」というようなものが多いです。

さらに1級では「インタビュー」も追加されます。こちらはとにかく長いです。どのくらいかというと……

英検 2021年度 第1回リスニング原稿(1級)より引用
英検 2021年度 第1回リスニング原稿(1級)より引用

(文字はこの画像だと読めないと思うので、読みたい場合は公式ページから確認してください)

質問も2つあります。とにかく集中力を切らさないようにしましょう。
日頃からニュースなどを英語で見ておくのが良いと思います。

面接(スピーキング)

スピーキングも級ごとにどう変わっていくのか比較してみましょう。

まずは3級と準2級です。

英検 二次試験 問題と解答のサンプル(3級・準2級)より引用
英検 二次試験 問題と解答のサンプル(3級準2級)より引用

どちらも音読をしたり、絵について聞かれて答えたりします。準2級では絵が2つになっていますが、流れとしては3級とそこまで変わりません。

次に2級と準1級です。

英検 二次試験 問題と解答のサンプル(2級・準1級)より引用
英検 二次試験 問題と解答のサンプル(2級準1級)より引用

まず2級を見てください。
これまでの級と同じくカード上部に文章がありますが、それとは別に自分で説明するパートがあります。ここが3級・準2級と異なる点です。

3コマの絵の中には「Ten minutes later」「Tow hours later at the gift shop」と書かれた矢印や、セリフがあります。基本的にはこれらをそのまま使いながら順番に文を組み立てていけば大丈夫です。
語り出しは指示があるので、カードに記載された通りの文からスタートします。考える時間は20秒です。

準1級は絵が4コマになりますが、順序だてて説明するという点では2級とよく似ています。ただ、2級のように「そのまま使えるもの」の記載が少なくなるので、そこは自分で考えなければなりません。
ストーリーを考える時間は2分です。2級の20秒と比べるとかなり増えており、その分しっかりとした描写が要求されます。

最後に1級です。

英検 二次試験 問題と解答のサンプル(1級)より引用
英検 二次試験 問題と解答のサンプル(1級)より引用

1級ではこれまでの級の面接とはがらりと変わります。
このようにトピックが記載されたカードを渡されるので、その中から1つ選び、スピーチを行います。考える時間は1分、スピーチの時間は2分です。
スピーチが終わったら、面接官からその内容について質問されるので答えていくという流れです。

このサンプルからも分かる通り、トピックは社会性の高い幅広い分野から出題されます
普段から新聞を読んだり、ニュースを見ていれば「どれも、何も思い浮かばない」ということを防げます。
(英語のものであればそのまま使えるのでより役立ちますが、アイデアを蓄えておくという点では日本語のものでも構いません

従来型とS-CBT

スピーキングのテストは、英検をS-CBTで受ける場合はPCを操作しながら録音、従来型の場合は会場で面接官とやり取りするものとなります。
(現時点では、1級にはS-CBTがないので従来型での受験です)

例えば、質問が聞き取れず聞き返す場合は従来型では "Sorry?" 等と言いますがS-CBTでは画面上に「もう一度聞く」ボタンがあるのでそれをクリックします。 試験内容は同じですが、進め方に若干の違いがありますのでご自身が受験するものについてよく確認しておきましょう。

違いはこちらでも紹介しています。

従来型とS-CBTの違いが大きいのがこのスピーキングの部分なので、初めてS-CBTを受験する場合はびっくりする部分があるかもしれません。

まとめ

技能別に、級が上がるごとにどのように変わっていくのかを見てきました。
もう一度まとめを確認しましょう。

  • 2級以上は社会問題に関するものが頻出! 回答時は「一般論」を意識
  • 文法の学習に時間をかけるのは2級まで
  • 準1級以上はとにかく語彙を増やす
  • 洋書等で長文に慣れておく
  • 新聞やニュースを活用し、社会問題に関心を持っておくと1級の面接でも強い

これらを頭に入れて、自分の弱点と照らし合わせながら効率よく勉強していけるといいですね。

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