挫折した英語学習を再開させる前に
英語学習における挫折とは、社会人であれば単純に「もうやらなくなってしまった」ことを指します。張り切って購入した5,000円くらいの分厚い参考書、今は本棚でブックエンド状態になっていませんか?
学生の場合は(やめるも何も授業はあるので)「Fを取ってしまった」「どうにか単位が取れればいいや」という状態でしょうか。
ここにたどり着いたあなたはそんな経験があり、そして「もう挫折しない方法」を探していたのだと思います。
この記事では「なぜ英語学習に挫折してしまったのか」、そして「どうすればよかったのか」をかんたんに書いています。
ぜひ、「今度こそは!」と、英語学習を再開させる前に参考にしてくださいね。
挫折の原因は?
さて、なぜあなたは英語学習に挫折してしまったのでしょう?
やめてしまった背景には、以下のようなことがあったのではないでしょうか?
- スタートから飛ばし過ぎた
- 一日の終わりに詰め込もうとした
- レベルのあっていない参考書を買ってしまった
- 「勉強時間=机で参考書を読む」という思い込みがあった
- いきなり英会話をはじめた
- 英会話「だけ」に頼った
……などなど。あなたに当てはまるものはありましたか?
「どうすればよかったのか」も含め、1つずつ確認してみましょう。
スタートから飛ばし過ぎた
気合いが入っているとき、とくに「今日からやるぞ!」と決めたときは、「毎日(1回)3時間勉強しよう」というようなハードなスケジュールを立ててしまうことが多いです。
でも、最初からちょっと飛ばし過ぎです。数日は続くかもしれませんが、すぐにしんどくなり、結局続かなくなってしまう可能性が非常に高いです。
一気にではなく「20~30分程度を数セット」にし、「“トータルで” 1日2~3時間」がおすすめです。
たまたま時間が取れて、集中力が持ち、結果的に数時間まとめて勉強できることはあるでしょう。ですが、それは体が慣れてきてからの話で、序盤の計画として組み込むのは無理があります。
一日の終わりに詰め込もうとした
寝る前の学習は確かに記憶に残りやすいのですが、一日の終わりは疲れています。何時間もできるものではありません。
寝る前に何かする場合は数十分にしておきましょう。
多めに時間を取るなら、早起きして勉強する方がおすすめです。
レベルのあっていない参考書を買ってしまった
たとえば、最終目標がTOEIC満点の場合「めざせTOEIC 990」のような参考書を買いたくなりますね。
ただ、今の英語力が500点程度であれば、「めざせ600点」くらいのものを買うべきです。レベルがあっていない参考書を淡々と読み、理解するのには時間がかかり、ただただ苦痛です。
記憶というのは、驚きや興味で感情が揺さぶられた時のものが残りやすいといわれています。
効率的に学習を継続させるには、「勉強の時間=ツライ時間」ではなく「勉強の時間=ワクワクする時間」にしたいものです。
「勉強時間=机で参考書を読む」という思い込みがあった
「参考書が開けなくて」→「勉強できないので」→「その日はあきらめてしまった」(それが数日続く)というルートを通ったことのある方も多いのでは?
英語の勉強と一口に言っても、様々な分野・方法があります。常に勉強机でガリガリやるわけではないのです。
好きな物語を洋書で読んだり、洋画を見てセリフをまねたりするのも勉強の一つです。とくに多読はいいですね。試験の多くはReadingがあり、長文への慣れは大きな武器となります。
通勤時間も、イヤホンでリスニング用の音声を聞くことはできます。本を広げられなくても、できる勉強はあるのです。
いきなり英会話をはじめた
最近は気軽に始められるオンライン英会話サービスも多く、「とりあえず……」となりがちです。
元々読み書きの力はそこそこあり「あとは会話だけ弱いんだよな」という場合はいいのですが、そうでない場合はおすすめできません。思った以上に何も話せず、どんどん自信を失って英語の勉強自体に嫌気がさしてきます。
インプットがないのに、アウトプットはできません。
英会話に手を出すなら、ある程度基礎を学んでからがおすすめです。
英会話「だけ」に頼った
「毎日数セットのオンライン英会話」「フリートークは完璧!」という場合も、実際TOEIC等の試験を受けると結果は昔と変わらずガッカリ。あんなにやったのになあ、向いてないのかなあ……と絶望してしまう方が多いようです。
これは、自分がよく使うフレーズをそのまま覚えてしまっただけで、実際の英語力は上がっていないからです。
英会話「も」取り入れるのは悪いことではありませんが、他の技能(読み書き)の勉強も取り入れてください。
まとめ
いわゆる「挫折あるある」をご紹介しましたが、共通する問題点としては「始める前に、計画の立て方が間違っている」ということです。
逆に言えば、最初にちゃんとしたルートを作ってあげれば迷子になることはないはずです。
まずは自分のレベルを把握し、無理のない計画を立ててみましょう。今度はきっと、うまくいきますよ!
計画を立てるときに注意することを、もう一度確認しておきましょう。
- 会話よりも、まずは基礎
- 習慣づけから(一気にやらない)
- 自分に合った教材を使う
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