TOEICはどれを受けたらいい? 種類と違いを解説!

TOEICを受験しようと、まず公式サイトに行ったら種類がたくさんあって、初めてだと戸惑ってしまいますよね。

一般的にTOEICといえば、「TOEIC L&R」を指すのですが、他にも「Bridge」「S&W」「IPテスト」など気になる用語がたくさんあると思います。
どれもTOEICの仲間ではあるのですが、スコアの提出先によっては「それはうちでは認めていないよ」となるケースもあるので、申し込みの前にしっかり確認しておくことが大切です。

この記事では、それぞれの違いを分かりやすく説明しています。
記事を読み終わるころには、今あなたが申し込むべきなのはどれなのか、分かるようになっているはずです。

TOEICの種類

最初にざっくり説明します。

  1. TOEICには、まずTOEICとTOEIC Bridgeがあります。
    前者がいわゆる普通のTOEICで、後者は初級者向けです。
  2. TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&R、S&Wといった種類があります。
    英語のどのスキルを測るのか、という違いです。
  3. さらにまた、それぞれIPテストと公開テストがあります。
    前者は団体受験、後者が個人受験。主催の違いです。

この1~3の順番で受験するものを選んでいくのが分かりやすいと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう。

1. レベルの違い【TOEIC/TOEIC Bridge】

TOEICとTOEIC Bridgeは別の試験だと考えていいでしょう。

2つの試験は英検と英検Jr.のような関係です。英検Jr.同様、TOEIC Bridgeの点数を履歴書などに書くことはありません
(中学受験など、子供の場合は受験の際のアピールになるかもしれません)

履歴書やエントリーシートに書くのに使いたい場合は、TOEIC Bridgeではなく、TOEICを受けてください。

TOEIC Bridgeは、TOEICを受験するのがまだ難しい小中学生を対象にした試験として2001年に誕生しました。
内容は、ビジネスに関するトピックの多いTOEICとは違い、日常生活に関するものとなっています。受験料もTOEIC Bridgeの方が安価で、問題数も少なく短時間で終わります。 そのため大人の方でも、長らく英語から遠ざかっていて英語力に不安のある場合は一度腕試しで受験してみてもいいでしょう。

表にまとめると以下のようになります。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
出題内容
ビジネス・日常生活
日常生活
受験料
7,810円(税込)
4,950円(税込)
試験時間
120分
60分
問題数
200問
100問
スコア
10~990点
30~100点

【参考】 【公式】TOEIC Program

そして、こちらがTOEIC・TOEIC Bridgeのスコアの関係です。

種類
TOEIC L&R
TOEIC Bridge L&R
点数
610
91~
点数
605
90
点数
490
80
点数
400
70
点数
325
60
点数
265
50
点数
210
40
点数
~120
30

【参考】 Bridge L&R-TOEIC L&R比較表

履歴書に記載するTOECIのスコアは一般的には600点~です。
TOEIC Bridgeを受験してみて90点以下であれば、受験料がもったいないのでTOEICを受けるのはもう少し先にしましょう。

いずれも、公開テストのL&Rで比較をしています。この「公開テスト」「L&R」といった記載については、この後説明します。

2. 測るスキルの違い【L&R/S&W】

TOEICを受けるか、TOEIC Bridgeを受けるか決めたら、次は「どのスキルを測りたいか」を決めましょう。受験する試験が変わってきます。

TOEICとTOEIC Bridge、それぞれにL&RS&Wがあります。
L&Rはリスニングとリーディングの試験、S&Wはスピーキングとライティングの試験です。

元々、TOEICというのはリスニングとリーディングのみの試験でしたが、「それでは4技能を測れない」という問題があったため、新たにできたのがS&Wです。

一般的に「TOEIC◯点」と言ったり、履歴書に書いたりするのはTOEIC L&Rのことです。
もちろん、S&Wのスコアも持っていれば一緒に記載しておくと、とくに外資系の企業ではプラスのアピールになります。ただ、現時点では大学入試や就職の際に求められるのはTOEIC L&Rのスコアであることが多いため、興味が無ければ無理に受験する必要はないかもしれません。

L&Rはセットで受験し、「L&Rのリスニングだけ受験」というのはできません。

S&Wも基本的にはセットですが、TOEICの「スピーキング単体」の試験はあります。TOEIC Speakingという試験です。(TOEIC Bridgeにはありません)
また、次に紹介する「IPテスト」の場合はTOEIC・TOEIC Bridgeともに「(スピーキングは無しで)ライティング単体を受験」ということも可能です。

3. 主催者の違い【公開テスト/IPテスト】

次は、主催の違いで選びます。「TOEIC 公開テスト」か、「TOEIC IPテスト」です。
(TOEIC Bridgeの方の、公開テストとIPテストもあります)

「TOEIC 公開テスト」は、申し込みから結果の受け取りまで全て個人で行うものです。公式サイトから誰でも申し込みができます。
受験当日は、大きさ等の規定を満たした写真を持参する必要があります。

一方、「TOEIC IPテスト」は団体受験です。IPはInstitutional Programのことです。
大学や企業などが主催するため、申し込みが簡単です。公開テストのような写真の持参も不要です。 申し込み方法がよく分からなくても、大学なら大学の受付などで「受験したいんですけど~」と言えば案内してもらえるでしょう。

また、IPテストの方が受験料も少し安く、通っている大学等で開催されているのであれば受験するのがおすすめです。
結果が出るのも早いです。

公開テストとIPテストに難易度の違いはなく、どちらも履歴書等に書くことができます。

ただ、公開テストと違いIPテストでは公式認定証が発行されません。スコアレポートという形での受け取りになります。

大学入試で活用したい場合は募集要項をよく見てみましょう。TOEIC●点以上、といった記載の傍に「IP不可」や「公式認定証が必要」の記載はありませんか?

そのような場合は、公開テストを受験する必要があります。

種類
TOEIC L&R 公開テスト
TOEIC L&R IPテスト
メリット
  • 公式認定証がもらえる
  • 受験料4,230円(税込)
  • 通いなれた場所で受験できる
  • 申込が簡単、当日写真は不要
  • 結果は5営業日目に発送
デメリット
  • 受験料7,810円(税込)
  • 受験地は選べるが、試験会場は選べない
  • 申込が面倒、当日写真が必要
  • 結果は30日以内に発送
    (TOEIC Bridgeは35日以内)
  • 公式認定証がもらえない

【参考】 【公式】TOEIC Program

そもそも所属する団体がTOEICをやっていない場合、個人申し込みのできる公開テストの受験をするしかありませんが、やっている場合は「公式認定証が欲しいかどうか」でIPテストを受けるか公開テストを受けるか選択しましょう。

IPテスト オンライン版

IPテストにはオンライン版があります。自宅などでも受験可能な形式です。
(オンライン版ではない方のIPテストは、会場に行きマークシートで回答します)

このテストを受験できる環境にいるあなたは、とてもラッキーです!
難易度は公開テストや通常のIPテストと変わりませんが、問題数が半分になり、受験時間も半分の1時間になります。
これは、受験者の能力をリアルタイムで測り、それに応じた難易度の問題を出すシステムを使っているからです。

スコアの意味は通常のIPテストと同じなので、こちらのスコアも履歴書などに記載ができます

ただ、これも団体受験となるので個人での申し込みはできず、所属する学校や企業が主催する場合のみ受験が可能です。

スキル単体の受験

IPテストのオンライン版に限りますが、TOEICもTOEIC Bridgeも「Speakingだけ」「Writingだけ」と、スキル単体での受験も可能です。
(TOEIC Speakingのみ、公開テストでも単体受験可能)

※TOEIC L&R/TOEIC Bridge L&RについてはIPテストでも単体受験ができず、リスニングとリーディングは常にセットで受験します。

まとめ

レベルの違い測るスキルの違い主催の違いでTOEICの種類を紹介しました。

表にまとめると以下のようになります。

種類
公開テスト
IP(マークシート)
IP(オンライン)
TOEIC
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC L&R
  • TOEIC L&R
  • TOEIC S&W
  • TOEIC Speaking
  • TOEIC Writing
TOEIC Bridge
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge L&R
  • TOEIC Bridge S&W
  • TOEIC Bridge Speaking
  • TOEIC Bridge Writing

TOEICかTOEIC Bridgeか、という分け方なら「TOEICには2種類ある」と言えますが、L&R・S&W、公開テストかIPテストか等細かく分けてみると全部で15種類もあることが分かりますね。

この記事が参考となり、あなたの受験すべき試験が明確になったなら幸いです。

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