「高校生なら英検2級以上」はなぜ? 合格率・メリット・勉強方法
高校生におすすめの英検受験級は、ずばり「2級」、次いで「準1級」です。
今まで英検を受けたことがない方が気になるのは
「高校生って、何級くらいを受験するの?」
「合格率はどのくらい?」
「どうして受けるの?」
というところではないでしょうか。
英検受験に興味を持った高校生のあなたに、参考になるような情報をこの記事にまとめました。
そもそも受けるかどうか、迷っている場合もぜひ目を通してみてください。
高校生の英検受験級と級別合格率
まずは、「みんな、何級受けてるの?」「受かる確率はどのくらい?」という点です。
英検の公式サイトで確認できる合格率のデータは2016年のものが最後で、少し古いですが見てみましょう。
英検公式サイトのデータ
2016年度第1回(一次試験)の、高校生の受験者数と合格率は、級別に以下の通りです。
- 級
- 受験者数
- 合格率
- 2級
- 84,741人
- 34.0%
- 準1級
- 12,285人
- 18.0%
- 1級
- 1,160人
- 44.0%
【参考】実用英語技能検定公式ページPDF
高校生では2級(=高校卒業レベル)以上の級の受験者数が多いため、2級以上のデータのみです。
1級の合格率が高いのは「準1級に合格するような人は、そのまま1級の壁も越えられる」ということかなと思います。逆に言えば、高校生にとって英検準1級はなかなか高いハードルなのでしょう。その分、せめて2級はとっておきたいところです。
高校生に英検2級以上がおすすめな理由
英検の受験者は年々増加しており、その中でも最も多いのが中高生です。
例えば、2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)実施分志願者数は全体で約370万人、うち中高生は約290万人(半分以上!)です。
なぜこんなに多くの中高生が受験するのでしょう? なぜ高校生に2級受験者が多いのでしょう?
もちろんメリットがあるからなのですが、高校生が英検2級以上を取得するメリットを、ここでは3つ挙げてみます。
- 受験の際に有利
- 就活の時も履歴書に書ける
- レベルがちょうどいい
順番に確認しましょう。
1. 受験の際に有利
大学入試験の際に保有していると有利な級は「2級以上」です。
試験の免除や、加点などの優遇措置が受けられる級は圧倒的に2級からが多いです。難関大学では、準1級取得でさらに有利な措置が受けられる場合もあります。
(参考:大学・短大・専門 英検入試活用校検索)
準2級以下で受けられる優遇措置の数はガクンと数が落ちるので、やはり受験までには2級以上を取得し活用したいところです。
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2. 就活の時も履歴書に書ける
「英検って、学校を卒業して社会人になったらあまり意味がないんじゃないの?」就活といえばTOEIC! というイメージが強く、このように思う方もいるかもしれませんが、英検でも問題ありません。
英検2級以上は堂々と履歴書に書けます。
3. レベルがちょうどいい
「英検の」「2級」は高校生にとって、勉強するのにぴったりのレベルです。
先ほど少しTOEICについて触れましたので、比較してみましょう。
英検2級はTOEICのスコアに換算すると600点前後です。ただ、英語のレベルとしては同程度でも、英検とTOEICでは試験の種類が違うため勉強方法が異なります。
英検のために学習する内容は、一般的な中学校・高校・大学で学ぶものとほぼほぼかぶっています。だから、「英検○級=○○卒業程度」という表記が公式サイトにもあるのです。
実際の学年よりも上のレベルの級を受験する場合は、その勉強がそのまま学校用の予習や受験勉強にもなるので、学生にとってはその点が(TOEICの勉強をするよりも)ちょっとおトクです。
英検は級でレベルが分かれているのもポイントです。
TOEICは、満点を目指すような人にも、ひとまず600点を目指す人にも、同じレベルの問題を出してきます。後者の場合、「まだ今は解けなくてもいい問題」が出たとして、それでもそれは確実にストレスのはずです。
自分で受ける級を選び、ただ目の前の問題を一つ一つ解けるようになればいい、という英検の方が精神的には楽なのではないでしょうか。
英検を受験したことがない方へ
もし、いきなり英検2級を受験するのが不安であれば、準2級の勉強・受験からスタートしてもいいかもしれません。
合格・不合格だけでなく「スコア」が結果として出ますので、自分のレベルを知ることができます。
2級に合格したら、ぜひ準1級にも挑戦してみましょう。
勉強方法
各級ごとにどう違うのか、何を勉強すればいいのかはこちらにまとめてありますので参考にしてみてください。
ライティングについて
英検3級以降は自由英作(ライティング)の問題が出題されます。
特に2級からは社会問題を意識したトピックが多く、主観だけでは答えられないようになっています。
ただ、ルールさえ守っていれば、ある程度自分で難易度をコントロールできるので、一番点を取りやすいパートでもあります。
過去問などでしっかり練習してから臨みたいところです。
独学で勉強する場合、一番やっかいなのがライティング。
選択式の問題とは違い、自己採点はなかなか難しいものです。
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試験当日の服装
結構みなさん気になるのが、「服装」のようです。
英検の服装に規定はありません。
試験には全く影響しないのでなんでも大丈夫です。制服やスーツを着る必要はありません。
ただ、それでも気になって集中力の妨げになるレベルならいっそ制服やスーツで行けばいいと思いますよ。
逆に浮くかも……などの心配もいりません。フォーマルな格好の人もたくさんいますし、みんな勉強に必死なのであなたのことも誰も見ていません。
これは面接(2次試験)の場合も同様です。
(筆者も、Tシャツ+ジーンズで面接に行って無事合格していますので安心してください)
高校英語の総復習=英検2級
英検は4技能をバランスよく取り込んでおり、特に2級まででしっかりと基礎を固められるように作られている試験です。
「高校卒業程度」レベルである英検2級は、高校英語の総復習(または予習)にもなるため高校生には最もおすすめです。
大学受験や就職活動の際にはその資格を持っていることがメリットになります。
また、学校での学習内容ともかぶっているため、資格としてだけでなく勉強そのものが役に立ちます。
他の教科の勉強もあるとは思いますが、だからこそ早めに勉強を始め、ささっと取得してしまうのがおすすめです。
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