英検合格に要する勉強期間はどのくらい?|各級ごとの対策も紹介!
英検取得を目指している皆さん。目指す級を取得するまでにどのくらいの期間が必要なのか、どのような対策が必要なのか、知りたい方は多いのではないでしょうか。
英検合格に必要な勉強期間は、現在の英語力や毎日の学習にかけられる時間など個人差があり、一概に「〇ヶ月」とはいえません。ただ、目標の級と取得したい時期が決まっている場合は、なるべく短期間で合格したいですよね。
この記事では、各級ごとの対策と、短期集中で合格するためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
英検合格までにかかる期間は一般的にどのくらい?
まず、英検公式(準2級プラス特設サイト)掲載の「2級合格までにかかる期間」からのデータがこちらです。
4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | |
---|---|---|---|---|---|
5級~2級合格者 | 6.8ヶ月 | 8.8ヶ月 | 13.6ヶ月 | 18ヶ月 | データ無し |
5級~1級合格者 | 5.2ヶ月 | 6.4ヶ月 | 8.8ヶ月 | 13ヶ月 | 27ヶ月 |
上段は5級~2級、下段は5級~1級までの全級合格者が、各級に合格後、一つ上の級に合格するまでの期間の平均値です。あくまでも合格までの期間のデータであり、その間常に英検の勉強をしているとは限りませんが、2級以上は合格までに1年以上かかっています。
次に、「英語学習ひろば」が600人にアンケートを行った「英検学習時間の目安」がこちらです。
学習時間目安 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
---|---|---|---|---|
学習時間目安 | 170時間 | 170時間 | 340時間 | 450時間 |
学習期間目安 | 5ヶ月 | 5ヶ月 | 11ヶ月 | 14ヶ月 |
参照:【英検学習時間目安】英語検定学習者600名を対象に調査|英語学習ひろば
同アンケートから1週間の勉強時間を約7時間と算出し、学習期間を割り出しています。上位級になるほど勉強時間が増え、毎日学習しても準1級以上は1年前後かかることが分かります。
英検各級ごとの対策と必要な勉強期間は?
ここからは、具体的に各級の合格に向けて必要な対策と、必要な勉強期間を解説していきます。希望の時期までに目標級に合格するためには、勉強期間を決めて、毎日の勉強時間を割り出すことがポイントです。
英検5級・4級:基礎固めの期間と試験対策
英検5級は中学初級程度、4級は中学中級程度のレベルで、試験はリーディングとリスニングのみで構成されています。高校生以上の方なら、英検の受験が初めてでも難しくはないでしょう。
英検公式サイトから過去3回分の問題と解答がダウンロードできるので、数回解いてみてください。自己採点で70%以上安定して正解できるなら合格レベルと判断し、その上の級からの受験でも問題ないでしょう。
合格までの標準的な学習時間は、英語学習初級者が5級に合格するまでが10~15時間、5級保持者が4級に合格するまでが15~20時間とされています。
英検3級:中学英語総まとめの期間と試験対策
英検3級は中学卒業レベルで、中学英語がしっかり身についているかを確認するのにおすすめの級といえます。3級からは、リーディングとリスニングに加えてライティング(英作文)が2問出題され、2次試験(スピーキング)もあります。
文法は、中学で学習する比較表現や受動態、仮定法などが出題されています。高校受験をクリアしていれば理解できる内容なので、過去問を解き、分からない問題やミスの多い問題を解き直してみましょう。必要であれば単語集や問題集も利用してください。
英検4級保持者が3級合格までに必要な勉強時間は15~20時間とされており、1日1時間の勉強時間でも20日前後あれば対策できます。
英検準2級:高校英語の基礎を固める期間と試験対策
英検準2級は高校中級レベルで、高校英語の基礎がしっかり出来ているかを確認するのにおすすめです。
3級と比べると語彙数が増え、単語の難易度も上がります。専門的な内容が増え、大学入試と同様の問題も出題されるため、まずは準2級の頻出単語をしっかり覚えましょう。リーディングもリスニングも、知っている語彙が多ければ問題内容の推測が可能で、正答率が上がります。
2024年度のリニューアル後に問題数が増えたライティングは、英作文のなかで文法力を測る狙いもあるため、問題文の指示通りに正しい英文が書けるまで練習しましょう。作成した英文は、第三者に添削してもらうことが重要です。問題集などでは模範解答しか載っていないので、先生や添削サービスなどにアドバイスを依頼しましょう。
英検3級保持者が準2級合格までに必要な勉強時間は170時間とされ、1日1時間の勉強なら5ヶ月、1日2時間なら2ヶ月半かかります。
英検2級:大学入試レベルを目指す期間と試験対策
英検2級は高校卒業レベルで、高校英語の総まとめとなります。大学入試での優遇は2級以上で大幅に増え、大学の単位認定や海外留学にも活用できる級です。
医療やテクノロジー、ビジネスなど専門的な内容が多くなるので、難易度の高い単語を多く覚えると同時に、高校英語の文法を完全に理解することが必要です。ライティングや2次試験のスピーキングでも、環境問題やオンライン会議など、社会性のある話題が出題されています。実用的な英語を使いこなせる力も試されるため、自分の考えを英語でしっかり説明できる力が必要です。
現在の準2級と2級の間には大きなレベルの差があり、2025年度からその間に「準2級プラス」が新設されることになっています。英検準2級保持者が2級合格までに必要な勉強時間は170時間、期間は約5ヶ月とされていますが、英検サイトには13ヶ月かかるというデータも出ています。短期間での合格は難しいレベルといえるでしょう。
英検準1級:高度な英語力を磨く期間と試験対策
英検準1級は大学中級程度です。大学の授業や研究で活用できる英語力が試されるので、英語力に自信があっても「準1級のための対策」をしなければ合格は難しいとされています。
単語は日常的には使わない高難度のものを覚え、長文はエッセイ、英字新聞、小説など幅広いジャンルを時間内に読みこなす練習が必要です。
リスニングはスピードが速く、長い文章が一度しか読まれないため、高い集中力とリスニング力が試されます。
ライティングは、序論・2つの段落・結論の構成で書く必要があり、時間内に正しい構成で書く練習の繰り返しが必要です。
スピーキングでは、社会的なトピックについて自分の意見とその理由を述べるだけでなく、細かい心理描写なども求められます。
英検2級保持者が準1級合格までに必要な勉強時間は340時間、期間は約11ヶ月とされていますが、英検サイトのデータでは2年以上かかると出ています。かなりの勉強時間の確保と、プロのアドバイスが必要なレベルといえるでしょう。
目標達成に向けた効果的な学習計画と期間設定
英検各級の試験対策と、合格までに必要な勉強時間・期間をそれぞれ解説してきました。英検を大学受験優遇制度や単位認定、就職活動や職場の昇給などに利用したい方は、取得希望時期が決まっている場合も多いでしょう。合格までの準備期間が足りない場合には、1日の学習時間を増やす必要がありますが、ただ学習時間を増やしただけでは、必ずしも短期間で合格出来るとは限りません。
目標が上位級であればあるほど、今の自分のレベルと合格レベルとの差を正確に測り、苦手分野を明確にして、正しい方法で勉強することが大切です。加えて、ライティングと2次試験のスピーキングは、自分では気付けない間違えや癖を修正するために、英検に精通した第3者からのフィードバックをもらうことが効果的です。
英検対策を短期集中で!英検専門のコーチングを検討してみよう
できるだけ短い期間での英検取得を目指すなら、正しい勉強の仕方で計画的に学習することが大切です。英検は試験なので、英検特有の採点基準、効果的な対策を熟知したプロにコーチしてもらうのが早道です。
オンラインコーチングのエイゴバは、英検に特化しているので合格レベルへの到達が早く、準2級に1ヶ月で合格、2級に2ヶ月で合格などの実績もあります。まずは無料カウンセリングで現在のレベルと強化すべき学習箇所を見極めて、専属トレーナーが専用プランを作成。基本的にはそのプランに沿って自宅で学習していきますが、合格までにやるべきことが明確なので、迷うことなく学習が進められます。さらに、毎日の進捗チェックに加え、電話やLINEでのサポートで学習意欲を維持してくれるので、挫折することなく合格を目指せます。特に、プロの指導が効果的なライティングやスピーキングには丁寧な添削指導があるので安心です。
まとめ
目標時期までに狙った級に合格するためには、現在の自分の英語力を確かめ、目標との差を明確にし、学習すべき内容を計画的に勉強することが大切です。自分一人の力で進めていくのは難しいと感じたら、英検指導のプロの力を借りることも検討しましょう。正しい方法で効率よく学習を続けることが短期合格につながります!
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