英検 2級 スピーキング対策は?合格につながるポイントを徹底解説
「英検2級の一次試験は合格できたけど、英会話が苦手でスピーキングが心配…」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
スピーキングテストは出題形式や題材がほぼ決まっているため、試験の流れや傾向を理解してしっかり対策することで合格を目指せます。
そこで今回は、従来型の英検2級スピーキングの試験内容や面接の流れ、対策ポイントを解説します。英語を話すのが苦手な方や、合格につながる対策を知りたい方はぜひ本記事を参考にしてください。
英検2級スピーキング対策として知っておくべきこと
まずは、英検2級のスピーキング対策として知っておきたい難易度や試験構成・内容について解説します。
英検2級スピーキングテストの合格点と合格率
CSEスコアにおける英検2級スピーキングの合格基準点は、460点/650点です。正答率70%以上であれば、合格する可能性が高いでしょう。
合格率は80%程度といわれており、コツを押さえてしっかり対策すると合格を目指せるレベルなので、試験の流れや回答のポイントを理解して対策に取り組みましょう。
英検2級スピーキングテストの構成と内容
英検2級のスピーキングテストは、面接官と約7分の個人面接を行います。試験内容は以下のとおりです。
課題 | 課題の詳細 |
---|---|
音読 | 約60語のパッセージを音読する。 |
パッセージの質問 | 音読した文章の内容に対する質問に答える。 |
イラストの展開説明 | イラストの状況や展開を説明する。 |
受験者自身の意見を問う質問 | 問題カードに関連する質問に対して意見を述べる。 日常生活の一般的な内容に関する質問に対して意見を述べる。 |
過去に出題された話題には、ペット産業・環境にやさしい素材・オンライン会議・屋上緑化などがあります。社会性のあるトピックが取り上げられており、実用的な英語を用いて自分の意見を相手に伝える能力が求められます。
英検2級スピーキングテストの流れ
英検2級スピーキングテストの面接時間は約7分となり、以下の流れで行われます。
- 入室後は面接官に面接カードを渡して着席
- 氏名と受験級の確認・簡単な挨拶
- 面接官から問題カードを受け取る
- 問題カードの文章を黙読
- 文章の音読
- 面接官からの4つの質問に回答
- 問題カードの内容に関する質問
- イラストに関する質問
- 受験者の意見を問う質問(2問)
- 面接官に問題カードを返却して退室
入室から退室までの流れを事前に把握していると、面接官の要求や質問に対してスムーズに対応できます。本番で焦らないためにも、当日の流れをしっかり頭に入れておきましょう。
英検2級スピーキングテスト合格を目指すためのポイント
英検のスピーキングテストは、出題傾向や応答の形式がほぼ決まっています。課題別に回答のポイントを解説するので、ぜひ参考にして対策に取り組んでください。
【黙読・音読】文章の流れを理解して落ち着いて読む
音読パートは、問題カードに書かれた約60語のパッセージを20秒黙読したあと、文章を読み上げます。
黙読では、「文章全体の流れを理解する」「文章のなかで"so"や"in this way"が出現する箇所を覚える」の2つを意識すると次の質問で回答しやすいです。
音読は制限時間がないため、焦らないことがポイントです。本番では緊張から早口になりがちなため、普段よりもゆっくり、抑揚をつけて読むように意識しましょう。わからない単語があっても、飛ばして読んだり止まったりせずに、スペルから発音を推測して読み切ると減点を避けられます。
【パッセージの質問】疑問詞に意識を向けて答える
1問目は音読した英文に関する質問となり、"According to the passage,"のあとに"How...?"と"Why...?"のどちらかで質問される傾向があります。
疑問詞によって答え方が異なるため、"How..?"から始まる質問には"By 〜ing..."で、"why...?"の場合は"Because..."で回答しましょう。
黙読時にチェックした"so"や"in this way"の前の文章が答えとなる場合が多いため、パッセージから該当する文章を探して回答しましょう。パッセージの指示語(this, it, these, suchなど)はそのまま使わず、指示語が指す内容に変換して答えると点数アップにつながります。
【イラストの展開説明】過去形または過去進行形で返答する
2問目は、問題カードに描かれたイラストをみて展開を説明する設問です。
冒頭に指定される文は過去時制である場合が多いため、説明も過去形や過去進行形で回答しましょう。3コマのイラストには状況を説明する文章が記載されているため、"A said to B ..."や"A told b that"などの形で引用して答えるとミスを減らせます。
【受験者自身の意見を問う質問】意見をはっきり述べる
3問目は問題カードに関連する内容に対して、4問目は社会的な話題に関して意見を求められます。質問を受けたら、まずは”I agree.”または”I desagree.”(賛成/反対です)やYes.No.で返答したあとに、自分の考えや理由を回答しましょう。考えや理由を述べる際は、I think that…/I don’t think that...などを用いて2〜3文でまとめるのがベストです。
英検のスピーキングテストは英語で自分の意見を述べられるかどうかを評価するため、賛成・反対のどちらでも問題ありません。英語で回答しやすいほうを選び、自信を持ってはっきりと意見を述べましょう。
回答の仕方だけでなく、事前に社会的な話題に関する知識を得ておくことも大切です。関連する英単語を覚えたり、英字新聞で情報を得たりして、自分の意見を述べられるように練習しておきましょう。
スピーキングテストで注意すべきこと
スピーキングで評価される観点は、主に応答内容・文法・語法・語彙・発音・情報量・アティチュード(話す時の姿勢や態度)です。
うまく回答できたと思ったのに落ちてしまう場合は、アティチュードが原因の可能性があります。特に、以下の言動は面接でマイナス評価になる可能性が高いため、注意が必要です。
- 沈黙して応答に時間がかかる
- 音読で知らない単語を読み飛ばす
- あいづちや返事が小さい
- 質問を何度も聞き返す
アティチュードは積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢や態度が評価されるため、面接練習や英語を話す練習を繰り返すことで対策できます。客観的な視点で態度・姿勢の判断は一人では難しいため、コーチングや塾で英検対策のプロのサポートを受けて対策するのが効果的です。
スピーキング対策で英検コーチングや塾を活用するメリット
英検2級のスピーキングは一人でも対策できますが、正しい回答や発音ができているか第三者にみてもらうことでスキルアップにつながります。
特に、目標の期日までに確実に合格したい方や、英会話が苦手で独学での対策に不安を感じている方は、英検対策のプロのサポートを受けて対策に取り組むことをおすすめします。英検コーチングや塾を活用して対策するメリットを紹介するので、ぜひ参考にして利用を検討してみましょう。
実践に役立つ面接形式の練習
従来型の英検スピーキングテストは、面接官と顔を合わせた個人面接形式です。過去問や問題集を用いて回答を練習していたとしても、いざ本番で面接官を前にすると緊張してうまく答えられない場合も考えられます。
英検コーチングや塾では、英語講師と面接形式の練習ができます。本番を想定した面接練習を通して試験の流れや形式、面接のポイントを理解しておくと、当日も落ち着いて臨めるでしょう。
英検対策を熟知した講師からのフィードバック
リーディングやリスニングと違い、スピーキングテストには明確な正解がありません。そのため、自分の回答や意見を正しく英語で表現できているか第三者にチェックしてもらい、フィードバックを受けるのが大切です。
英検コーチングや塾では、英検対策を熟知した講師からのフィードバックや模範解答を受けられるため、独学に比べて効果的に対策できます。自分では気づきにくい音読の発音やアクセント、アティチュードなどを、苦手に応じて適切なアドバイスや改善例を教えてもらえるため、短期間で合格に近づけるでしょう。
まとめ
英検2級のスピーキングテストの内容や、合格に近づく対策のポイントを解説しました。
スピーキングテストは、試験の流れやポイントを押さえた対策で合格を目指せます。しかし、一人で練習しても回答やアティチュードなどの客観的な判断が難しく、合格できるか不安に感じる方もいるでしょう。
そんな方には、英検に特化したコーチング「エイゴバ」を利用した対策がおすすめです。専属のトレーナーが毎日の学習計画や進捗管理をサポート。英検1級保有のトレーナーとの模擬面接でアウトプット力を強化し、細かいフィードバックが記載された評価シートをもらえるので振り返りがしやすいです。「二次試験に一発で合格したい」「独学で受験したけど合格できなかった」といった方は、ぜひご検討ください。
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