英検 スコアとCEFRで分かる!受験や就職に強い「通用する」英語力

英検スコアとCEFRはよく比較されますが、違いを正しく理解している方は少ないでしょう。また、2022年からは英検の成績表に細かくCEFRが表示されるようになりました。
この記事では「なぜ、英検にCEFRが表示されているのか」「CEFRのレベルを知るとどのように役立つのか」を分かりやすく説明します。
また「英検スコアを上げたいけれど、独学での学習方法が分からない方」や「英検合格を目指している方」に向けて効率のよい勉強方法を提案します。興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

英検スコアとCEFRとは?今さら聞けない基礎知識
英検の成績表に英検スコアと対比して書かれているCEFRのレベルは詳細が記入されていません。ここでは、その意味と確認方法などCEFRの基礎を分かりやすく説明します。
CEFR(セファール)とは?
「Common European Framework of Reference for Languages」の略で日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」の意味です。熟達度を同一のレベルで判断するために開発され、欧州評議会が20年以上に及ぶ研究や調査に基づき2001年に公開しました。
現在では、英語圏をはじめ、ヨーロッパやアジアなど約40ヶ国で使用されています。日本では、令和元年からCEFRを参考に「日本語教育の参照枠」での検討を開始しました。
英検では2007年度から研究プロジェクトを発足させ、2年間に渡り研究を進め、本格的な運用は2022年です。主に国際的な基準を把握するために用いられています。となっています。
英検スコアの種類とCEFRとの違い
英検スコアはReading・Listening・Writing・Speakingの4項目とすべての合計を総合スコアで表示しています。CEFRも項目は同じで、A1~C1までのレベルを確認できます。
大きな違いは「英検は資格」で「CEFRは言語の取得状況を把握するために作成されたものさし」です。また、CEFRは資格ではないので、試験もありません。
CEFRのアルファベットレベルは3つに分類されていて、内容は以下のとおりです。
- A:基礎段階
- B:自立段階
- C:熟達段階
そこからアルファベットごとに2段階に分かれています。数字が大きい方がレベルが高いです。例えば、A2とA1なら、A2の方が英語力が高いと言えます。
英検の成績表はどう変わった?(2022年以降の新基準)
英検の成績表は、2022年から新たに4つの技能別にCFFRが記載されるようになりました。これにより、正確に自分の項目ごとに(読む・書く・話す・聞く)英語レベルを把握できます。また、国際基準に照らし合わせて英語力を客観的に見れるのも利点です。
そして、英検スコアとCEFRが表記され、ほかの資格(TOEFLやTOEICなど)でも比較が可能です。多様な選択肢が増えたことは、受験者にとってメリットで、教育現場でも理解度に合わせて適切に学習指導に活用できるようになりました。

英検スコアとCEFRで今の自分を知ろう!
英検スコアとCEFRを確認すると、自分の今の英語力を確認できます。今の実力を把握すると、今後どの目標に向かえばよいのか明確になり、効率よく学習できるでしょう。
英検級ごとのCEFR対応表(2025年最新版)
英検級とCEFRで自分のレベルを細分化して知ることができます。具体的には以下のとおりです。最上級のC2は英検には対応していません。また、英検4級と5級もCEFRの算出範囲外です。
英検対象級 | 英検スコア | CEFR |
---|---|---|
英検1級 | 2600–3299 | C1 |
英検準1級~1級 | 2300–2599 | B2 |
英検2級~準1級 | 1950–2299 | B1 |
英検準2級~準2級 | 1700–1949 | A2 |
英検3級~準2級 | 1400–1669 | A1 |
英検の成績表には、読む・書く・聞く・話すが、英検スコアと合わせてCEFRも表示されています。これにより、自分の長所や短所が分かりやすくなりました。
CEFRで自分の長所や短所を知る方法
CEFRのアルファベット表示はAから順にレベルアップしています。また、同じアルファベットの中でも数字の大きいほうが、よりハイレベルのグループです。具体的にはAは初心者・Bは中級・Cは上級レベルに位置します。
レベル | 内容 | |
---|---|---|
熟練した言語使用者 | C2 | 聞いたり読んだりしてほぼすべての内容を簡単に理解できる。 |
熟練した言語使用者 | C1 | 色々な種類の内容を理解して把握できる。 |
自立した言語使用者 | B2 | 複雑な文章の主要な内容を理解できる。 |
自立した言語使用者 | B1 | 身近な話題について主要な点を理解できる。 |
基礎段階の言語使用者 | A2 | 直接的関係にある内容なら理解できる。 |
基礎段階の言語使用者 | A1 | よく使われる日常的表現や言い回しは理解でき、使用できる。 |
自分のCEFRのレベルがどの位置にあるのか確認してみましょう。
CEFRから「次の英検一歩」を決めて勉強につなげよう!
自分の長所や短所が分かったところで、次に自分にぴったりの英検級を確認する方法を説明します。ぜひ、参考にしてください。
CEFRより最適な英検級を決めるコツ
まずは、具体的にいつまでにどの級に合格をしたいのかゴールを決めましょう。例えば、大学受験で推薦を取りたいと考えているなら、英検は2級以上を目指すとよいでしょう。志望校の選択肢は、英検2級以上から広がる傾向です。
ほかには、就職活動を有利にしたいと考えているなら高校生は2級以上、大学生なら準1級以上がよいでしょう。目指す級に合格した場合には進学や就職にプラスに働きます。
英検は高校2年生以降早めの取得を!
目標が決まったら、次に目指すレベルになるために必要なスキルアップの方法を確認します。例えば、留学をしたいから外国で問題なく生活する目標があるとします。その場合は、CEFRのレベルはB1以上がよいでしょう。
目指すレベルがわかれば次に、自分の短所を確認します。もし、リスニングの数字を上げたい場合は、英語を聴く機会を増やします。英語でラジオを聴いたり、映画を日本語訳を付けて観たりしましょう。
通勤や通学中に好きな英語の音楽を聴くのもおすすめです。自分に合った方法で英語に耳を慣らしましょう。
そして、知っている単語を増やすのも大切です。意味がわかる単語が多いほど、英文の内容を理解できます。単語を知る方法は日記を書いたり、英字新聞を見たりさまざまな方法があります。

エイゴバのコーチングで英検スコアとCEFRアップへ!
とはいえ、英語学習は独学では限界があります。1人では怠けてしまいますが、伴走してくれるトレーナーがいればモチベーションを維持できます。プロの力を借りて効率良く、英検スコアとCEFRアップを目指しましょう。
エイゴバのコーチングとは?
大きな特徴は、学習者が自ら自分の力で勉強する力を引き出せる点です。1人1人に専任のトレーナーがつき、現在の英語レベルを正確に把握します。そして、目指したい目標を逆算しぴったりの勉強法を計画し、サポートします。
また、双方向のコミュニケーションを大切にしているのも特徴です。トレーナーから一方通行で勉強を進めるよりも、学習者が一緒に考え自分で行動することで、目標に向かって勉強しやすい環境を整えています。
伴走型なのでモチベーションを維持できる
伴走型で、個人の勉強のモチベーションを下げない工夫をしています。独学で勉強するのは難しかったり、目標達成のために何をしたりするべきか分からない場合にも、一緒にサポートします。
そして、予習・復習のチェックや学習時間のアドバイスをして、学習者は高いモチベーションを維持し、目標に向かって勉強を進めやすい環境です。具体的に、準1級の合格率は一般に比べて5.6倍と高い合格率です。
まずは、LINE登録&無料カウンセリングへ
興味を持ったら、ぜひ問い合わせをしてみましょう。当日予約も可能で、無料でカウンセリングができます。カウンセリングの内容は、自分の英語力の現在地を把握し、合格までにやるべきことを提案してくれます。
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まとめ
この記事では、英検スコアとCEFRを比較して自分の今の英語力を知る方法や、目標達成に向けてどう進めばよいのかを紹介しました。独学での勉強には限界があるので、効率良く英検合格を目指すなら別の方法がおすすめです。
