英検バンドとは?G2+6やGP1ー3などの見方を初心者にわかりやすく解説

「英検バンドって何だろう?よく分からないなぁ…」英検の成績表を見て、そう思ったことはありませんか?実際、英検を受けたことがあっても知らない方もいる一方で、英検バンドには英語力をグッと伸ばすためのヒントが詰まっています。
この記事では、英検バンドの読み方から学習に役立てる方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。この記事を読んで、ぜひ英検合格の足がかりにしてください。

英検バンドとは?各記号の意味を解説
英検バンドは、英検の成績がその級の合格ラインからどれくらい離れているかを示す「ものさし」のようなものです。例えば、学校のテストで「あと5点で80点だった。」というように、英検バンドを見れば「あとどれくらい頑張れば合格できるか」が直感的に一目でわかります。
個人成績表の上部に記載されており、アルファベットと数字が組み合わさった記号で表示されます。Gは「級(Grade)」、Pは「準級(Pre)」を意味し、続く数字は級を表します。このあと詳しく説明しますが、準2級の場合はGP2、2025年度に新設された英検準2級プラスの場合は「GP2Plus」となります。
「+」や「ー」の記号は、合格・不合格を表し、その後の数字は合格ラインからの距離25点区切りのバンドで示しています。
英検CSEスコアと英検バンドの違いと関係性
英検バンドと一緒に理解しておきたい指標として、CSEスコアがあります。CSEスコアは、受験級に関係なく英語力を細かく測定した数字です。一方、英検バンドは、その測定結果に対して「受験した級の合格まであとどのくらい?」かをわかりやすく示した記号です。
具体的には、英検バンドで表される「どのくらい離れているか」は、CSEスコアを元に算出されています。英検3級以上の場合には、読む・聞く・書く・話すの4つの技能および総合得点で設定されます。
CSEスコアが高いほど、英検バンドも合格ラインに近づきます。つまり、日々の学習でCSEスコアを上げることが、英検合格への近道といえるでしょう。また、大学受験やその他の転職や昇進選考プロセスにおいてもCSEスコアが加味されるため、英検バンドとCSEスコアの双方を理解することは、受験やキャリアの戦略を練る上で有用です。
【事例付き解説】英検バンドの読み解き方
英検バンドについては、実際に自分の英検個人成績表と照らし合わせてみるとより深く理解できるでしょう。ここでは、3つの事例を通して、どのように自分の英検バンドの状況を判断すべきか、その考え方を詳しく解説します。各事例では、実際の数値が示す意味を丁寧に考察することで、自身の学習戦略や次の試験への取り組み方の参考としてください。
事例GP2+6の場合
英検準2級合格おめでとうございます!「GP2+6」の場合、「英検準2級(Grade Pre 2)」に「合格(+)」で合格点から「6バンド(CSEスコアで126~150)分」余裕があったということです。このレベルにいる方は、引き続き英検2級に挑戦するのも良いでしょう。
ただし、油断は禁物です。苦手分野を克服し、総合的な英語力を高めることを心がけましょう。
事例G2+1の場合
英検2級への合格おめでとうございます!「G2+1」の場合、「英検2級(Grade 2)」に「合格(+)」で合格点から「1バンド(CSEスコアで1~25)分」の距離であったということです。英検2級に合格したことは、大変喜ばしい成果です。
一方で、試験の結果に一喜一憂するのではなく、各スコアを冷静に確認し、自分の強みと弱みを正確に把握することが、今後の学習や次の級への挑戦において極めて重要です。
事例GP1-3の場合
合格まであと一歩という悔しい結果でしたね。「GP1ー3」の場合、「英検1級(Grade 1)」に「不合格(ー)」で合格点から「3バンド(CSEスコアで51~75)分」足りていない結果あり、難関といわれる英検準1級の合格まであと少しです。
成績表を見るのは辛いかもしれませんが、結果を読み解き、現在の英語力で足りない箇所や伸ばせる箇所を把握しましょう。その上で、どの分野に注力するべきかを再考し、次回の試験に向けた戦略を立てていきましょう。

英検バンドの賢い活用法
英検の合否に満足したり、反対に落胆してしまう気持ちもありますが、成績表を受け取ったら英検バンドの数値を含め、結果を冷静に把握することで本来の目的である英語力向上へのアプローチにつなげていくことが大切です。
次回の受験や、その先の英語力強化につながる個人成績表や英検バンドの活用方法について紹介します。
自身の英語力を把握する
英検を受験すると各受験級の合否が注目されがちですが、もし残念ながら連続で不合格となってしまった場合でも、英検バンドを通じて合格への距離を縮められているかを把握することが可能です。
例えば、同じ級で不合格の場合にも、以前は「ー3」であった受験者が、「ー1」になっている場合には、英検バンドで2バンド分スコアが高くなっており、合格に近づいています。まず自分の英語力が向上していることを認め、あと一歩点数を伸ばすために足りないスキルを把握しましょう。
なお、英検バンドの記載は、一定期間経過すると過去の結果を確認することができなくなってしまいます。もし、継続して英検バンドで確認したい場合は、スクリーンショットかメモを残しておくとよいでしょう。
4技能における強み・弱みを確認する
英検では、読む・聞く・書く・話すの4つの技能のバランスが求められます。英検バンドやCSEスコアを活用することで、各技能における自分の弱み、さらには普段意識しなくても出来ていた強みが明確になり、どの分野に注力すべきかが把握しやすくなります。
単に点数が不足しているという理由だけでむやみに勉強時間を増やしても、勉強をした気持ちになっているだけで実際には効果的な学習に結びついていないかもしれません。例えば、「聞く」は得意だが、「書く」が弱い場合にはその分野に集中して取り組むなど、大切なのは具体的な数値から自分の現在位置を把握し、戦略的な学習計画を立てることです。
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まとめ
なかなか理解が難しい英検バンドについて紹介しました。英検バンドは、あなたの英語力を客観的に把握し、各級合格への戦略を立てるための強力なツールです。英検を受けると合否を気にしてしまいがちですが、具体的な数値として示される指標を確認することで、自分がどの程度不足しているのかが明確になり、次回の試験に向けた戦略的な学習計画を立てやすくなります。
この記事を参考に、英検バンドを賢く活用して、目標達成に向けて一歩踏み出しましょう。もし、学習方法に迷ったり、モチベーションが維持できない場合は、エイゴバの無料カウンセリングをご検討ください。LINEから当日予約も可能です。プロのサポートで、あなたの英語学習を一緒に加速させましょう。
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