英検準2級のレベルは?合格につながる対策や学習のコツも解説!
英検準2級は、高校・大学入試に活用でき、英語力の向上にもつながる資格です。求められるレベルは高校中級程度とされており、目標の時期までに取得するためには、対策方法を理解して効率良く学習する必要があります。
本記事では、英検準2級のレベルや対策、学習のコツについて解説します。学業や部活と両立して取得を目指す中学生や高校生、短期集中で取得したい方はぜひ参考にしてください。
英検準2級のレベルや試験内容
英検準2級のレベルは高校中級程度となり、高校英語の基礎が十分に身についているかが確認できます。必要な語彙は約3,600単語で、日常生活に必要な英語を理解して使える能力が求められます。
英検準2級の合格目安(2015年時点)は以下のとおりです。
合格目安 | 筆記:1,322点(1,800点満点) スピーキング:406点(600点満点) |
合格率 | 36.7% |
合格率からもわかるとおり、英検準2級は簡単に取得できる試験ではないため、十分な対策が必要です。
英検準2級合格までに必要な勉強時間はおよそ170時間
英検準2級の合格までに必要な勉強時間は、学習開始時のレベルによって異なります。英検3級を保持している場合、準2級合格までに必要な勉強時間の目安は約170時間です。毎日1時間の勉強であれば、合格までに約5ヶ月かかります。学校の課題や部活動と並行して英検対策の勉強を続けられるよう、毎日の学習計画を立てて進めることが大切です。
英検準2級の試験内容は4技能のスキルが基準以上必要
英検準2級には、一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接)があります。
一次試験は、筆記試験が80分(リーディング、ライティング)、リスニングが約25分です。出題・解答形式は以下となり、主に学校・趣味・旅行・買い物などに関する話題が取り扱われます。
測定技能 | 出題・解答形式 |
リーディング | 短文・会話文・長文の空所に適切な文や語句を4択から選ぶ 長文の内容に関する質問の答えを4択から選ぶ |
ライティング | Eメールの返信を英文で記述する 英作文の質問に対する回答を英語で記述する |
リスニング | 会話の応答として適切な答えを3択から選ぶ 会話の内容に関する質問の答えを4択から選ぶ 短い文章に関する質問の答えを4択から選ぶ |
二次試験(スピーキング)は、面接官と1対1で約6分、英語で面接を行います。出題・解答形式は以下のとおりです。
・50語程度の文章を音読する
・音読した文章に関する質問に答える
・イラストの人物の行動や状況を説明する
・カードのトピックに関連する内容や、身近な事柄に関する質問に答える
過去の試験では、電子辞書、食品フェア、映画祭に関する話題が出題されました。
「3級」や新設級「準2級プラス」とのレベルの違い
英検準2級は、3級に比べてより実践的な英語力が求められます。英検3級のレベルは中学卒業程度、準2級は高校中級程度とされています。3級で必要な語彙は約2,100単語、それに対して準2級は約3,600単語となり、語彙力をつけるのが合格のカギといえるでしょう。
また、2025年度から準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されます。準2級のレベルが高校中級程度であるのに対し、2級は高校卒業程度。準2級プラスはこの2つの中間的なレベルを測定する試験です。試験形式も準2級と2級を組み合わせた内容となり、ライティングは記述式に加えて英文要約が追加されます。準2級プラスは2級合格を見据えたステップアップができる級であるため、3級保持者は準2級を受験して英語力の向上を目指しましょう。
英検準2級を取得するメリット
英検準2級を取得するメリットを紹介します。取得を検討している中学生・高校生はぜひ参考にしてください。
高校・大学入試で優遇措置を受けられる可能性がある
英検準2級を取得していると、高校・大学入試で有利に使える場合があります。具体的な内容は学校によって異なりますが、出願資格が得られたり、英語の試験が免除されたりするケースがあります。
また、中学生で準2級を取得していると、高校・大学入試を有利に進められる上に、英語の試験が免除になれば他教科の勉強に時間を充てられるでしょう。志望校合格の可能性を高められるため、英検準2級の取得は高校・大学入試に有利にはたらくといえます。
英語力が向上して受験対策につながる
英検準2級の取得は、英語力が向上して受験対策につながるメリットがあります。準2級はセンター試験の問題形式と共通点が多く、大学入試レベルともいわれています。取得を通して身につけた英語力は基礎づくりや実力アップにつながり、高校・大学入試に役立つでしょう。
英検準2級の対策・学習のコツとは?
英検準2級を取得するためには、出題傾向に合わせた対策が重要です。ここからは、準2級の対策・学習方法を技能別に解説します。
単語・熟語対策|毎日継続して暗記する
英検準2級で必要な語彙は約3,600単語です。英検単語集を活用して1日10〜20分ほど毎日勉強し、単語・熟語をコツコツ暗記しましょう。暗記する際は、単語を使用した例文を丸ごと覚えるのがポイントです。単語の使い方を文章で覚えられるため、リーディングやライティングに活用できます。
準2級では主に家庭・学校・職場・天気などが題材となるため、家事(housework)や温度(temperature)など、日常生活でよく使う単語をしっかりと覚えておきましょう。
リーティング対策|過去問を解く
英検準2級のリーディングでは、短文・会話文・長文の語句補充、長文の内容一致選択が出題されます。単語の暗記はもちろん、制限時間内に長文を読み解くためには「文脈を素早く押さえる力」が必要です。
長文読解は、物語文・Eメール・説明文の形式で出題されます。英文の形式や構造には型があるため、過去問を繰り返し解くと要点を把握できるようになるでしょう。本番でも実力を発揮できるように、過去問に記載されている制限時間を意識して解くように心がけてください。
ライティング対策|テンプレートを覚える
英検準2級のライティングは、Eメール・英作文(意見論述)で構成されています。Eメールの解答形式は、「Eメールにある質問に答える」「Eメール文中の下線部について2つ質問する」の2つです。英作文では、自分の意見と理由2つの記述が求められます。過去問や参考書で解答のテンプレートを覚え、その型に沿って英作文を書くことで対策できます。
なお、英作文は正解が一つではないため、自分の回答が正しいのかジャッジしてもらうことが大切です。英検コーチングや対策塾を利用して、英作文の添削指導を受けるとより効果的な対策をおこなえるでしょう。
リスニング・スピーキング対策|シャドーイングを行う
英検準2級のリスニング・スピーキング対策にはシャドーイングが有効です。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら追いかけるようにしてすぐに真似して発音する勉強法のことです。英語の音声を聞くことでリスニング力が鍛えられ、声に出すことでスピーキング力の向上につながります。
リスニング・スピーキングは出題内容がほぼ定まっているため、過去問を解いて解答の型を覚えておくのも効果的です。ただし、スピーキングは独学での対策が難しいため、英検コーチングや英会話教室を利用して模擬面接を行うといいでしょう。
英検準2級はコーチングで効率的に対策を!
目標の時期までに英検準2級の取得を目指すなら、短期集中で計画的に学習する必要があります。自分の英語力と目標の差を明確にし、英検の出題傾向や特有の対策を熟知したプロにコーチしてもらうのが最短ルートです。
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まとめ
英検準2級のレベルや、合格につながる対策方法について解説しました。英検準2級の取得には、レベルや問題の傾向を理解し、毎日の計画的な学習が大切です。特に高校・大学入試などと目標時期が決まっている場合は、現状の英語力と目標との差を把握し、効率良く学習する必要があります。
課題の洗い出しや学習方法の計画・管理など、すべて一人で行うのは難しいため、英検指導のプロのサポートを受けて取得を目指すのがおすすめです。英検特化のコーチング、エイゴバで短期集中・効率的に対策して準2級合格を目指しましょう!
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