英検3級勉強法|4級までとはココが違う!上位級につながる勉強戦略

英検3級のレベルは「中学卒業程度」。高校受験で優遇されることも多く、中学英語の集大成といえます。また「バランスの取れた基礎力の完成」を確認できる内容であることから、大人になってからの学び直し(リスキリング)に英検3級に挑戦される方も増えています。

英検は3級からライティング(英作文)とスピーキング(英語による面接)が加わり、合格するには英検の特徴である「4技能でバランスよくスコアを獲得する」ことが大切です。

本記事では、3級取得から将来のメリットにつながる勉強法を詳しく解説します!

英検3級の位置づけ

英検3級は「中学卒業程度」のレベル。公式HPでは「基本的な語句を用いた身近な英語を理解し、また自身の考えや感想を理由を含めて基本的な語句で伝えることができる」とされています。

中学3年生までに英検3級に合格できれば、標準的な英語⼒が⾝についている証明となり、高校入試にも活かせます。また⾼校⽣や社会⼈にとっては、受験することで英語の総合的な基礎力を再確認できる級です。

英検3級は「4技能のバランス」が問われる基礎力の集大成

英検3級では、英語の運⽤に不可⽋な「リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング」という4技能のバランスが求められます。そのため「英検CSEスコア」では、仮にリーディングとリスニングが満点であってもライティングが0点というバランスだと、合格できません。

英検には、TOEFLやTOEICといったほかの英語試験にはない「4技能のバランスが正確に測れる」という大きな特徴があります。今後さらに上位級を目指していくためにも、3級からしっかり4技能のバランスを意識していきましょう。

(参考:英検CSEスコアとは?合否だけでなく注目のシステムを徹底解説!

英検3級と英検4級の違い

英検3級と4級の大きな違いは、主に以下の4つです。

①一次試験(筆記)にライティング(英作文)が加わるため、自力で英語を書く必要がある。

②試験時間が長くなる。筆記が35分から65分に増えるため、全体が65分から90分へと約1.5倍になる。

③リスニング1部では問題の読み上げが1回になる。

④二次試験(英語面接によるスピーキング)で合否が決まる。

このように、3級からが英検本来の試験形式のスタートといえます。また、3級からS-CBTによる受験も可能です。

英検3級の勉強法|「4技能のバランス」を磨こう!

ここからは4技能各セクションごとの勉強法を詳しく解説します。

まずは、時間を計って過去問を解き、自己採点をして、各セクションの自分の実力をチェックしてみましょう。出題傾向をつかみ、得意なセクション・苦手なセクションを把握したら、それぞれの勉強法を確認していきましょう。

単語・熟語学習のコツ|五感をフル活用してくり返し覚える

英検3級合格に必要な単語数は、中学卒業レベルの約2,100語で、4級の1,300語の約1.5倍です。単語は、リーディングだけでなく、リスニングやライティング、スピーキングの土台となる「最も重要な要素」なので、日々の継続学習がポイントになります。

英検特化の単語帳を1冊選び、1日に覚える単語数を決めてくり返し、単語に触れる回数を増やすのが効果的です。また、目で見るだけでなく、アプリなどを利用し耳で聞く(リスニング)、音読する(リスニングとスピーキング)、手で書く(ライティング)など、五感をフルに使うことで記憶力がより高まっていきます。

文法・構文の理解 |中学レベルの英文法を完全に理解する

英検3級に多く出題される文法事項は、過去・未来・現在完了などの時制、疑問⽂、受動態、⽐較、現在分詞、動名詞、to不定詞、関係代名詞などです。

中学の教科書や英検特化の問題集を利用し、ルールを覚えていきましょう。例えば「不定詞(to + 動詞)」は「〜すること」「〜するために」の意味、などです。さらに、英語の例文と日本語訳の音読をくり返し、パターンを覚えていきましょう。

上位級を目指せる英語力向上のためには、読んで理解するだけでなく、ライティングやスピーキングで英文を作る際にも活用できるようになるまで覚えこむことが大切です。

リーディング練習 |長文を時間内に読みこなす力をつける

3級のリーディングセクションは、以下の大問3つです。

問題問われる力
大問1:短文の語句空所補充 文脈に合う単語・熟語や動詞の形を選ぶ力
大問2:会話文の空所補充 会話の流れをつかみ、適切な回答を選ぶ力
大問3:長文の内容一致選択 質問の意図を読み取り、必要な情報を見抜く力

内容は、家や学校、食事や天気など身近な話題です。問題の量は4級の約1.5倍に増えるので、時間内に読み切るためには、問題集や過去問で出題形式に慣れて、テンポよく問題を解き進めることが重要です。普段から長文を読む習慣をつけ、分からない単語があっても文章の内容がイメージできるように練習しましょう。

リスニング対策 |試験と同じ速さで問題文を声に出して読む

3級のリスニングセクションは、以下の大問3つです。

問題読み上げ問われる力
大問1:会話の応答文選択 1回 イラストから内容をイメージして答えを選ぶ力
大問2:会話の内容一致選択 2回 対話と質問を聞き、答えを選ぶ力
大問3:文の内容一致選択 2回 英文と質問を聞き、答えを選ぶ力

大問3は、35語程度の少し長めの英文が流れます。最初にテーマについて話され、最後の方で選択肢につながる質問が話されるので、注意して聞き取る練習をしましょう。

過去問などをくり返し聞き、出題パターンを覚え、スクリプトを試験と同じ速さで読めるようになるまで音読をくり返しましょう。聞くだけでなく音読練習をすると、しっかり聞き取れるようになります。

ライティング対策|定型表現を使って書く練習をくり返す

3級から始まるライティングは、2問で⼀次試験の得点の1/3を占めます。慣れていないと難しく感じるかも知れませんが、しっかり対策をして得点源にしたいところです。

高得点のコツは、「定型表現」を覚え、その型に当てはめて回答を作ること。以下のような型を覚えるのがおすすめです。

問題書く内容
Eメール問題 ① 質問1への回答
② 質問2への回答
③ 自分の感想など
意見論述問題 ① 自分の考え
② 1つめの理由(First, ~)
③ 2つめの理由(Second, ~)

過去問や問題集で、この型に当てはめて回答を書く練習をくり返し、できれば誰かに添削をしてもらいましょう。難しい表現を使わず、正しく使える簡単な表現で書くことも大切です。

スピーキング対策|試験の流れを把握し、実戦練習をする

3級からは、1次試験に合格すると2次試験があります。面接官との一対一の英語面接で、英文の音読、パッセージについての質問、イラストについての質問、受験者自身についての質問があり、時間は約5分です。会話の内容は、1次試験に合格していれば難しくはないので、「バーチャル二次試験」で試験の流れと聞かれる内容をしっかり把握しておきましょう。

3級の面接では、完璧な英語を話すことよりも、伝えようとする意欲や態度(アティチュード)が大切です。緊張して黙ってしまうと減点になるので、「Pardon?」と聞き返したり、ハキハキと答えたりすることを意識して練習しましょう。実戦練習をくり返して慣れておくことが大切です。

(参考:英検二次試験を徹底解説!スピーキング対策で磨ける「使える英語力」

(参考:英検二次試験に落ちる人の特徴とは?失敗から学ぶ対策と合格への近道

英検3級取得で受けられる優遇措置

英検は、4級以下で受けられる優遇措置はあまりありませんが、3級から中学や高校の入学試験で有利になる可能性が高まります。

優遇の内容は学校によって異なりますが、受験資格になる、英語の試験が免除になる、得点換算や加点になる、奨学金給付の対象となる、などです。2025年時点で英検3級を入試で活用している私立中高は191校あり、英検公式サイトで学校名も確認できます。

さらに、準2級以上になると、難易度の高い高校の入試や大学入試など、受けられる優遇措置の幅がぐっと広がります。英語の資格試験はいくつかありますが、「大学受験優遇制度」で一番多く活用されているのが英検です。英検の勉強を続け、上位級を目指していくことで、今後の可能性が大きく広がります。

(参考:英検を大学受験で利用するには?有効期限と準備期間をチェック!

(参考:大学受験は英語力で差がつく時代|主流の年内入試も英検で有利に!

プロの手を借りて自分専用の勉強戦略を

英検3級からは、自力で英文を考えるライティングとスピーキングの問題が始まります。すべてマークシートだった4級までとは違い、模範回答しかないため、自分の回答でどの程度のスコアがとれるのかを判断するのは難しいでしょう。上位級を目指せる本物の英語力をつけていくためには、プロの手を借りることも大切です。

英検特化のオンラインコーチング「エイゴバ」では、英検を熟知したプロが、自力では限界のあるライティングの添削やスピーキングの実戦練習にも対応。一人ひとりに合わせた勉強計画・学習の習慣化・モチベーション維持まで、専任のトレーナーがフルサポートします。

まとめ

英検は問題形式が決まっているので、出題パターンを把握し、効果的に対策することで、高スコアを目指せます。3級は、中学レベルの基礎力の集大成であり、英検の特徴である「4技能のバランス」が試される最初の級です。正しい勉強法で英語の基礎レベルをしっかり固めて、3級合格以降も、自信をもって準2級以上を目指していきましょう。

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