英検準2級はなぜ人気?中学生・高校生にピッタリの勉強法を解説

「そろそろ英検を受けてみようかな」と考えている中高生の皆さん!英検には、現在5級から1級まで8つの級がありますが、何級を目標にしたらよいのか、知りたい方も多いと思います。
高校生はもちろん、中学生の目標としてまずおすすめの級は「高校中級レベル」とされている準2級です。というのも、2級以上はビジネスや社会問題など社会人向けの語彙や内容が多く、中高生にとっては難易度がぐっと上がるレベルだからです。準2級なら、学校英語の基礎力を土台に、英検の対策をすれば合格する可能性が高く、さらに高校や大学の入試優遇制度でも活用されています。
本記事では、英検準2級のレベルや内容、中高生向けの勉強法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください!

英検準2級はなぜ人気?|レベルと内容
英検準2級のレベルは「高校中級程度」とされています。なかには大学入試レベルの問題も出題されますが、英語の得意な中高生なら、しっかり準備すれば合格出来るレベルです。
また英検Can-doリストには「日常的な話題について、概要を捉えたり、情報や自身の考えを基本的な語句を用いながら伝えることができる」とあります。つまり準2級は日常的に使われる英語力を測る内容になるため、社会人向けの難解な語彙はほぼ出題されません。
このように準2級は「難解な内容ではないが、高いレベルの学校英語が身についている証明になる」級であるため、高校や大学の入試でも優遇されており、中高生に人気があるのです。
英検準2級レベルの高校生はどのくらいいる?
文科省は、高校卒業時の英語力として「英検準2級~2級レベル」を目標に掲げています。令和5年度「英語教育実施状況調査」では、準2級レベルの英語力を有する高校3年生は50.6%で、ほぼ半数です。平成27年度以降、毎年約2%ずつ増加しており、今後も増えていくと予想されます。ちなみに、同調査では英検2級レベルの高校3年生は19.8%でした。
高校生はまず準2級・準2級プラスを取得!
英検に初めてチャレンジする高校生は、中学英語の完成度を確認するために、3級を受験してみましょう。または3級の過去問を解いてみて、8割以上正解できたら合格レベルとみなし、準2級にチャレンジします。
準2級は、学習指導要領に基づく高校2年生までの学習レベルに相当するため、学校英語を確実に身につけた上で、英検に向けた対策を行えば合格できる可能性があります。
準2級に合格できたら次は2級にチャレンジしたいところですが、2級から試験内容が大幅にレベルアップしますので、一度、2級の過去問を解いてみましょう。もしかなり難しいと感じる場合には、2025年度から導入された「準2級プラス」の受験も検討してみましょう。
目標は大学受験までに2級・準1級!
「大学入試優遇制度」では、準2級を採用している大学もありますが、2級から大幅に採用する大学が増えます。そのため、大学受験までに2級取得を目標にしましょう。準2級プラスは新設級のためまだデータがありませんが、準2級に合格後、2級を目指している高校生が取得しやすい設定になっているため、今後活用される可能性はあります。
一方、難関校や国際関係の学部への進学を希望する場合は、準1級以上から優遇されるケースが多いので、ぜひ準1級を目指しましょう。
詳しくはこちら⇒英検を大学受験で利用するには?有効期限と準備期間をチェック!

英検準2級レベルの中学生はすごい?
文科省が掲げる中学卒業時の英語力目標は、英検3級レベルです。先ほどと同じ調査では、令和5年度の中学3年生の50%がそのレベルに達しています。しかし、準2級は高校生のレベルです。
中学生にとって準2級は、学年を超えた先取り学習としっかりした対策が必要になるため「すごい」レベルと言えますが、3級取得後に目指す中学生は今後増える予想です。
中学生はまず5級・4級・3級を取得!
英検は、各級のレベルと中学校の各学年で学習する内容がリンクしています。そのため、1年生は5級、2年生は4級、3年生は3級に合格すればその学年の学習内容は習得できていると言えます。
まずは自分の学年レベルの級の過去問を解いてみて、難しく感じたら一つ下の級にチャレンジしましょう。8割以上正解できたら合格レベルと判断し、一つ上の級にチャレンジします。そして3級に合格出来たら、中学英語は習得できたと言えるでしょう。
目標は中学卒業までに準2級!
準2級は高校中級レベルにあたり、英検対策がそのまま高校受験の勉強にも役立ちます。また、取得すると高校入試で優遇されるケースもあります。
さらに、中学生で英検準2級に合格できれば、同級生に英語力で差をつけることができ、大きな自信になるでしょう。その自信から、さらに英語学習が楽しくなり、高校入学後も、大学受験に向けて英語を「得意科目」として得点源にしていくことが可能です。そうなれば、他教科の勉強により時間を使えるため、大きなメリットになります。
英検準2級|中高生にピッタリの学習法
高校生には必須、中学生には大きな目標である英検準2級。学校や部活、塾などで忙しい中高生が英検の勉強をするには、計画を立てて、効率よく継続学習する必要があります。
ここからは、中高生にピッタリの学習法について解説します。
まずは過去問を解いてみよう!
英検公式HPから、過去3回分の問題・リスニング音源と解答がダウンロードできるので、時間を計って最後まで解き、正解数を出してみましょう。実際には「英検CSEスコア」による判定なので正解の個数で点数が出るわけではありませんが、およそ7割以上の正解で合格レベルです。
英検は、4技能(読む・書く・聞く・話す)のバランスを重視した配点になっており、仮にリーディングが満点でも、リスニングが0点だと不合格となってしまいます。採点の結果、苦手な技能も分かるので、今後の学習の参考にしましょう。
英検によく出る単語を覚えよう!
英検の試験対策のなかで、単語の習得はとても重要です。最初の穴埋め問題をはじめ、長文読解やリスニングでも「意味が分かる単語」が増えれば、全文が理解できなくても内容を推測できるからです。
英検には「よく出る単語」があるので、英検準2級向けの単語集やアプリなどで、語彙力を強化していきましょう。毎日30分など時間を決めて、コツコツ学習することが大切です。色んな問題集を使うよりも、自分の使いやすい1冊を決めて、何周もやり直して確実に使える単語数を増やしていく方法が効果的です。
英検準2級合格に必要な単語数は、2600~3600語と言われています。難易度の低いものから順番に、なるべく多くの単語を意味と発音、使い方まで覚えていきましょう。
リスニングは音学習と音読が効果的!
リスニング対策として効果的なのは、まず英語の「音を聞くこと」です。単語を覚えるときにも、出来ればスマホなどで聞ける音源のある教材を使い、音と一緒に覚えましょう。スペルが難しくて覚えられない単語があっても、音を覚えていれば、リスニングでは役に立ちます。
そして、聞くだけではなく「音読すること」がとても大切です。音読は、自分の発音を自分の耳で聞いて内容を脳で理解する、というプロセスを同時に行うため、最も効果的にリスニング力を伸ばせる学習法です。読めない単語は、意味を知っていても上手く聞き取れないため、教科書や問題集の英語を毎日音読してみましょう。
また、過去問などのリスニングセクションの音を聞きながら、スクリプト(原稿)を音読すると、理解度がアップします。
ライティングは簡単な表現で正確に書こう!
1次試験では、リーディングとリスニングはマークシートですが、ライティングは筆記なので、苦手意識のある中高生が多いかも知れません。しかも2024年度から問題数が2問に増え、難しくなりました。
しかし、リーディングは29問、リスニングは30問なのに対して、ライティングは2問で1次試験全体の3分の1の配点となるため、得点源につなげましょう。
中高生なら、無理に難しい表現を使おうとしないことがポイントです。難易度の高い単語を使っても加点されることはありませんし、ミスにつながりやすくなります。簡単な言い回しで「問われたことにきちんと答える」正確な英文を書きましょう。
解答にはパターンがあるので、過去問の模範解答に使われている「型」を覚え、そこに単語を当てはめて英文を書く練習を続けるのが効果的です。

まとめ
英検準2級は、高校生にとっては多くの大学入試で優遇される2級に向けて必ず取得しておきたい級です。そして中学生にとっては、先取り学習で自信をつけるのに大きなメリットのある級です。
忙しい毎日のなかで成果を出すためには、自分に合った勉強法が大切です。また、ライティングや、2次試験のスピーキングは、自分の答えがどのくらいの評価なのかを判断するのが難しいので、先生やプロに添削をお願いしましょう。
