英検を小学生で受けるなら何級から?おすすめレベルと勉強方法を解説
小学校での英語授業必修や中学受験を見据え、英検を受ける小学生が増えています。しかし、英語のレベルは子どもの育った環境や習得率により大きく異なるため、何級を受けさせるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、英検を受ける小学生を持つ親御さん向けに、各級のレベルや勉強法を詳しく紹介します。読むことでお子さんが何級を受験すべきか判断する基準がわかるでしょう。ぜひ記事を最後まで読み、どのレベルに挑戦すべきか確認してください。
英検を小学生で目指すなら何級から?
小学生は、同じ学年でも学ぶ環境や期間によって英語力に差があります。そのため、英検を受験する際は「今の英語力に合った級」を受験することが大切です。
小学生におすすめの英検のレベルは以下が一般的です。
- 英検Jr.
- 英検5級
- 英検4級
- 英検3級
この章では、小学生におすすめのこれらの英検レベルについて、詳しく解説していきます。
【英検Jr.】幼児~小学生向け
英検Jr.は、幼児から小学生を対象とした英語テストです。小学校の教育課程における「外国語活動」に対応した内容で、難易度は英検5級の手前のレベルに位置します。
読んだり書いたりする力よりも、「聞いて理解する力」を評価するテストです。BRONZE・SILVER・GOLDの3つのグレードがあり、合否判定はなく点数にて英語力が示されます。各グレードの正答率が80%を超えれば、上のレベルに挑戦する目安です。
【5級】中学校学習の初級レベル
英検受験を目指す子どもは、小学3~4年生ごろから5級に挑戦するケースが多いです。
試験後に録音によるスピーキングテストもありますが、5級の合格判定は一次試験の結果のみで行われます。リーディングとリスニングそれぞれ60%程度正解すれば合格圏内です。
【4級】中学校学習の中級レベル
独学や教室などですでに1年以上英語を学んでいる場合、英検5級は易しいと感じるかもしれません。すでに初級レベルの英語力が身についているならば、英検4級からのスタートもおすすめです。
5級と同じく、録音形式のスピーキングテストは級判定には影響しません。リーディングとリスニングそれぞれ65%程度の正答で合格圏内と言われています。
【3級】中学校学習の卒業レベル
私立の小学校や英会話スクールで積極的に英語を学んでいる場合や、海外生活経験がある子どもの場合は、英検3級以上への挑戦も十分に可能です。
英検3級はリーディング・リスニングテストに加え、自分で英文を書いて答えるライティングテストと2次試験の面接試験があります。1次試験は各技能の正答率が60%以上で合格ラインとされており、合格者のみ2次試験に進めます。面接でのスピーキングでは、コミュニケーション意欲や態度なども評価対象です。
【級別】小学生の英検勉強方法
小学生が英検に合格するためには、各級に応じた効果的な勉強が必要です。
ここでは英検5級・4級・3級合格を目指した具体的な勉強方法を紹介します。お子さんの英語の実力や受験級に応じて、合格を見据えた学習スケジュールの参考にしてください。
【5級】楽しく感覚的に覚えよう
英検5級では、英語の基礎を楽しみながら身につけることが大切です。イラストカードや単語帳を使い、無理なく感覚的に覚えられる工夫を取り入れましょう。小学校高学年向け英語テキストの活用も対策になります。
- ・文法の基礎を理解
- be動詞や一般動詞の現在形など、基本的な文法を学ぶ
- 簡単な文の形に慣れる
- ・リスニング練習
- CDやアプリなどから音声を繰り返し聞き、英語に慣れる
- 聞き取る力を自然と養う
- ・過去問の活用
- 実際の試験形式に慣れる
- 頻出単語や表現の確認をする
音声問題やマークシートへの記述など、慣れない試験で戸惑う小学生も多いでしょう。英語力だけではなく、試験に慣れる練習を取り入れると安心です。
【4級】語彙力と文法を身につけよう
英検4級では、5級よりも難易度の高い単語や文法が出題されます。まずは語彙と文法の基礎をしっかり固め、過去問に取り組んで出題傾向を把握しましょう。
- ・文法の理解と整理
- 現在進行形・未来形・過去形・不規則動詞・比較級など、より複雑な文法の理解
- ・リーディング対策
- 短めの英文を多く読み、語順や文の構造に慣れる
- 前置詞や接続詞を含む文章の読解
- ・リスニングの練習
- 会話文や説明文など少し長めの音声を理解する
英検4級では文法が複雑になり、独学での勉強ではつまずきやすくなります。効率的に学ぶには、塾や英会話教室などのサポートを活用するのもおすすめです。
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【3級】スピーキング面接への対策も進めよう
英検3級では2次試験としてスピーキング面接があるため、しっかりと対策を立てましょう。まずは語彙力を強化し、日常会話から少し専門的な単語まで幅広く覚える必要があります。また、以下のポイントを意識し英語学習を進めましょう。
- ・文法の総合的理解
- 現在完了形や受動態など、より複雑な文法を習得
- 150語程度の長文読解
- ・ライティング力の強化:
- 与えられたテーマで、25~35語の英作文練習
- ・リスニング力の対策:
- 英語のポッドキャストや動画などを活用し、英語に慣れる
- ・スピーキング対策:
- 30語程度の文章を読む音読練習
- 基本的な質問への返答や会話の練習
文法も現在完了形や受動態を中心に、複雑な表現に慣れることが大切です。また、ライティング対策として英作文の練習を取り入れると効果があります。
2次試験の面接試験では、会話だけでなく英文の音読も行います。面接に慣れていない小学生は緊張しやすいため、家庭で親子練習を行い、自信をつけて臨みましょう。
「英文を読んでも、要点が分からない」「そもそも何から対策すればよいのか分からない」という不安を感じている方は多いと思います。ここからは、必要なスキルを身につけ、要約問題に強くなるポイントを紹介します。
英検に向けた勉強の注意点∣小学生ならではの落とし穴
小学生が英検を受ける際には、勉強方法や学習習慣に注意を払う必要があります。特に、子どもは大人以上にストレスに敏感なため、家庭での精神面のサポートやフォローに気を配りましょう。
特に、親の合格への高い期待や後押しが、子どもの学習意欲の低下や自信喪失につながるケースも少なくありません。受験の目的を子ども自身が理解し、自らやる気を持っているかを確認したうえで受験を検討しましょう。
【学習意欲の低下になる原因】
- ・親の過度な期待や合格へのプレッシャーを与える
- ・子どもが英語に興味がないにもかかわらず無理に受験をさせる
- ・実力より高いレベルを受験し、不合格により子どものやる気がなくなる
また、3級以上の合格を見据えた英語学習も考える必要があります。英検はリーディングやリスニングだけでなく、ライティングやスピーキングの能力も重視しています。そのため、英語の基礎を問われる5級から、少しずつこれらの4つの技能をバランスよく身につけなければなりません。
しかし、家庭での学習だけでは、各技能の習得が偏り、将来的に英語の伸び悩みにもつながります。その対策のひとつとして、コーチング型の英語学習を取り入れてはいかがでしょうか?英検に特化した「エイゴバ」は、お子さんの学習サポートだけでなく、保護者への定期報告やフォロー体制も整っており親子で安心して取り組めます。
まとめ
小学生が英検に合格するためには、保護者のサポートや勉強のスケジュール管理が重要です。また、英作文や英会話は答えが1つでないため、正誤の判断や試験対策を行うのは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、英検特化のコーチング「エイゴバ」。無料カウンセリングで現在の英語力と課題を把握し、専属トレーナーがお子さんに合った勉強スケジュールを作成します。定期的な学習状況を報告するサポートにより、親子で安心して英検に挑戦できます。
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