英検2級から準1級の壁を突破するために知っておくべき5つのポイント

英検2級から準1級を受けるには、難しく大きな壁があると聞いた方もいるでしょう。実際、英検準1級は試験時間や問題も多くなり、合格するための難関がいくつかあります。この記事では、英検準1級は2級と比較して具体的に何が違うのかを紹介し、準1級に合格するための対策を分かりやすく紹介します。合格を目指そうとしている方や、今後受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

英検2級から準1級の壁はあるの?
英検2級から準1級の間に壁はあります。具体的な壁を分かりやすく説明しますので、みていきましょう。
単語数の壁
まず、英検で出てくる単語数に違いがあります。英検2級は約5,000、英検準1級では約7,500~9,000です。英検2級の単語の範囲は、高校生で使用するレベルで、約8割は中学生で使用する単語が出題されます。
準1級は単語内容の難易度が上がります。具体的に、2級は環境問題やデジタル・テクノロジーなどの単語がでてきます。準1級は2級以上に専門性が高くなり、普段聞くことのない単語が出てきます。レベルは大学中級程度です。
文法や長文の壁
英検2級では、文法のレベルは高校生で、助動詞や比較級・仮定法などです。準1級の文法は、大学中級程度で問題文だけでなく、選択肢も長く、読む量が多くなります。また、英検2級で使用する高校生の文法の基礎をしっかり理解しておく必要があります。
単語も重要で、文法をきちんと理解できなければ、文章の意味が分からなくなります。ほかにも動詞プラス前置詞の例題なども出されます。同じ単語でも前置詞によって意味が変わる場合もあるので、きちんとした対策が重要です。
リスニングの壁
スピーカーの話すスピードや情報の多さから「難しい、理解しにくい」と、壁を感じる方も多いのがリスニングです。そして、問題は1回しか読まれないので、聞き取る集中力も大切です。英検準1級では、出題される題材が環境・ビジネス・科学など幅広くなるので知識と語彙力も重要です。
また、問題の選択肢として似ている内容が多く、きちんとメモを取ったり、リスニングの要点をつかんだりすることもポイントです。
ライティングの壁
準1級のライティング試験の内容はあるトピックについて、文字数が120文字から150文字で英作文します。採点基準は4項目(内容・語彙・構成・文法)で配点の割合が2級よりも高いのが特徴です。
エッセイの書き方の例は以下の通りです。
- ・自分の意見で賛成または反対
- ・理由や具体例
- ・まとめや結論
賛成や反対の言い回しや類義語をきちんと把握しておきましょう。また、時間内に問題を読み終えるための速読の練習も必要です。
面接の壁
1次試験に合格したあとには、2次試験で面接が待っています。準1級の面接時間は約8分で内容は以下の通りです。
- ・自由会話
- ・4コマイラストを見て、2分間で説明
- ・イラストに関連した質問に答える
- ・カードのトピックに関連した内容について質問に答える
- ・カードのトピックに関連した社会性のあるテーマについて質問に答える
2級と準1級の大きな違いは受験者が自分の意見を述べる場面が増えることです。そのため、普段から英語を話す機会が少ない方には特に壁と感じるかもしれません。

英検2級から準1級の壁を突破する5つのポイントとは?
英検2級から準1級の壁を突破する5つのポイントを紹介します。どのポイントも大事な部分なので、ぜひ確認してください。
英検準1級合格に向けた対策方法についてはこちらで詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒英検準1級の対策方法は?合格に向けた勉強法を技能別に解説!
過去問題を解いて自分の実力を知る
まずは、自分のレベルを把握することが大切です。そのために、過去問題を試験と同じ時間で解いてみましょう。過去問題は英検の公式サイトから確認ができます。英検の公式サイトでは、1次試験はCSEスコアが1,792以上(Readin,Lisning,Writing)で合格です。
問題を解いて、自分の苦手部分が把握できたら、その部分を意識的にインプットします。問題は1回だけでなく、数回解いてみましょう。勉強して自分の実力が上がってきたら、解答できる部分が増え、自分のレベルが上がったかどうか確認できます。
英単語を暗記する
英検準1級は出題の単語数が多くなります。まずは、知っている単語を増やしましょう。問題で出た知らない単語の意味を調べておくことも大切なポイントです。
英文が理解できなくても、単語を知っていると文章が推測できる場合もあります。また、英検準1級でよくでる単語帳もあるので、それも覚えておきましょう。以下は一例です。
単語 | 意味 | |
---|---|---|
名詞 | tariff | 関税 |
revenue | 収益 | |
動詞 | monitor | 監視する |
confirm | 確かめる・確認する |
ほかには、形容詞や副詞もありますので、確認してください。
英作文や英文読解の対策をする
2級では日常的な英作文を記載しますが、準1級では、より高度な内容が求められます。そのため、英文の長文に慣れることも必要です。繰り返し英検の過去問を解いたり、ほかの問題を解いたりしましょう。また、英検準1級では、テーマが多岐にわたるため、時事問題・自然・医療・健康・科学などの文章にも慣れることが大切です。
また、文章をスキミング(Skimming)してざっくり読んで把握したり、スキャニング(Scanning)特定の情報を見つけ出したりすることも重要です。効率的な読み方を確認して、対策をしっかり行いましょう。
英語で話す練習をする
英検準1級では、受験者は英語で話す場面が多いので対策は必須です。そのために、家族や友人・先生などに試験官役をお願いして面接の練習をしましょう。話す相手が見つからない場合にはアプリを使用したり、人形を置いて練習したりする方法もあります。
アイコンタクトがきちんとできているのか、同じ言い回しをしていないかなど、必要に応じて録音や録画し、自分の応え方、表現の癖を確認しましょう。聞き返す時の言い回しやほかの言葉に変えるストックを増やすことも重要です。
英語のニュースで幅広い情報を確認する
英検準1級では、幅広い情報が出題されます。そのため、新聞や雑誌、ラジオなどを活用して、ニュースを英語で確認しましょう。自分が読みやすく勉強しやすい方法がおすすめです。分からない単語や文法が出てきたら、スマートフォンなどですぐに調べる癖をつけましょう。
特に、自分の意見を述べたり、その理由を表現したりする場面も多いので、ニュースを見た際にはその背景にある原因や影響・解決策などを自分なりに考える癖をつけることも大切です。

英検2級と準1級の壁に対するよくある質問
英検2級と準1級の壁に関するよくある質問をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
英検準1級の合格率はどのくらいですか?
2015年度以前に発表されていた英検準1級の1次試験の合格率は約15%、二次試験は約89%です。英検準1級に求められる英語力は「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められる」と記載されています。準1級は2級に比べると合格率も低いので、難しい英検に合格すると英語を使えると自信を持ってアピールできます。
参照元:準1級の過去問・試験内容
英検準1級を持っているとどのようなメリットがありますか?
英検準1級のメリットはたくさんありますが、具体的に大学進学を考えている学生なら、受験希望の選択肢が広まります。ほかにも、英検資格保持者は、大学受験の英語の試験が免除される大学もあります。また、社会人では、ツアーコンダクター・翻訳者・貿易事務や商社など英語を使う仕事に関われる機会が増えるでしょう。
英検準1級のおすすめの勉強法はありますか?
おすすめの勉強法は、最初に自分の不得意な部分を確認し、それに合わせた対策が必要です。例えば、スピーキングが苦手なら、話す練習をしましょう。相手は、ネイティブがベストですが、家族や友達でも大丈夫です。そして、ヒアリングが苦手なら、英語でラジオやニュース・音楽を聴いて生の英語に慣れる時間をもちましょう。
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この記事では、英検2級から準1級の壁や突破するポイントについて解説しました。英検準1級は独学でも、合格は可能です。しかし、確実に合格を目指して勉強するならプロの力を借りる方が効率良く勉強できます。
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