英語スピーキング力の上げ方は?レベル別の課題とトレーニング方法
英語のスピーキング力は、短期間の学習だけで身につくものではありません。英語学習を始めたばかりの初心者はもちろん、学習を継続してきた中級者や上級者の中にも、「知っている英語は多いのに、思うように話せない」と感じている方は少なくありません。
本記事では、英語のスピーキング力を伸ばすために、重要なポイントを解説します。さらに、英語の習熟度別に起こりやすい「つまずきポイント」を整理し、それぞれに適した効果的なトレーニング方法も紹介します。
「自身に合ったスピーキング力の上げ方を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
英語のスキルに不可欠!スピーキング力を上げるポイント3つ
英語のスピーキング力を伸ばすには、英語の知識を増やすだけでなく、学習に対する意識や日々の取り組み方も重要です。特に意識したいポイントは、次の3つです。
- ・ゴールを設定する
- ・ミスを恐れない
- ・英語に触れる機会を増やす
まずは、英語を話せるようになって何をしたいのか、具体的なゴールを設定しましょう。「海外出張や英語での会議に対応したい」「短期留学に挑戦したい」など、ゴールは人それぞれです。目指すゴールが明確になれば、必要な英語力や学習内容も見えやすくなり、モチベーションも維持しやすくなります。
次に大切なポイントが、ミスを恐れずに英語を使うことです。「間違えたら恥ずかしい」と話すことをためらってしまうと、なかなかスピーキング力は伸びません。ミスは失敗ではなく、成長するためのチャンスと捉えましょう。
そのうえで、スピーキング力を上げるために、英語に触れる機会を増やすことも欠かせません。ポッドキャストや動画で英語を聞く、英語で日記を書くなど、日常生活の中に英語を取り入れてみましょう。毎日少しずつでも英語に触れる習慣を作ることで、英語を「学ぶ」だけでなく「使う」感覚が身につき、スピーキング力の向上につながります。
【英語レベル別】スピーキング力の上げ方
英語のスピーキング力を効率よく伸ばすには、自分の英語レベルに合ったトレーニングが大切です。無理に難しいことに挑戦するのではなく、現在の習熟度に応じた学習方法を選ぶことで、着実にスピーキング力を高められます。
ここでは、英語の習熟度別に、効果的なスピーキング力の伸ばし方を詳しく紹介します。
英語初心者向け|英文を声に出して読む
英語初心者の場合、いきなり英語で会話しようとしても、なかなか思うように話せません。まずは英語の基礎をしっかり身につけるために、英作文に取り組み、作成した英文を音読する練習から始めてみましょう。英作文+音読を繰り返すことで、自分の考えを英語の文章に組み立てる力が身につきます。
スピーキングでは、難しい文法をすべて覚える必要はありません。まずは中学校で学ぶ基本的な文法を使いこなせるようになりましょう。文法解説が充実した教材を使い、自分で作った英文と正しい英文を比較しながら、文法の使い方や表現を確認するのがおすすめです。
また、音読をするときは、英語特有のイントネーションやリズムを意識することも大切です。さらに、英語音声を聞いて書き取る「ディクテーション」を取り入れると、リスニング力を鍛えながら、単語や文法、発音についても理解を深められます。聞き取った英語を自分で再現できるようになるまで、繰り返し練習しましょう。
英語中級者向け|考えを英文で組み立てる
英語中級者がスピーキング力をさらに伸ばすには、頭の中で英文をスムーズに組み立てられるよう鍛えるとともに、表現の幅を広げることが重要です。そこでおすすめなのが「瞬間英作文」です。次のステップで取り組んでみましょう。
- 1. 英文を意味のかたまり(チャンク)ごとに日本語に訳する
- 2. 単語やチャンクなどを別表現に置き換え、英文を読み上げる
- 3. 日本語の文章を見ながら、瞬間的に英訳する
瞬間英作文に慣れてきたら、日常の考えを英語に切り替える練習にも挑戦してみましょう。日本語を介さずに英語で考え表現することで、英語特有の語順や表現パターンが徐々に身についていきます。
さらに、同じ内容を複数の表現で言い換える練習も効果的です。例えば「楽しみです」という表現も、“I’m looking forward to it.” だけでなく、“I can’t wait.” “I’m excited about it.” など、さまざまな言い方があります。同じ意味でも表現を使い分けられれば、会話の表現力がより豊かになるでしょう。
英語上級者向け|弱点を補強し精度を上げる
英語上級者がスピーキング力を上げるには、以下の3点を重視すると効果的です。
- ・語彙・文法力を補強する
- ・「意見を述べる」練習を繰り返す
- ・正しい発音を身につける
さまざまな英文を読む「多読」は、語彙や文法の強化に効果的です。知らない単語や表現に出会ったときは、その意味だけを覚えるのではなく、前後の文脈と合わせた理解が大切です。英英辞典を活用し、英語を英語のまま理解する習慣を身につけていきましょう。
また、「要約する」「自分の意見を述べる」練習を繰り返すことも、スピーキング力の向上に効果的です。記事や動画の内容を聞き、要点や感想を英語でまとめてみましょう。この作業を繰り返すことで、複雑な内容を整理して伝える力が鍛えられます。
さらに、上級者だからこそ、一度発音を見直すことも重要です。発音記号やフォニックスを学び直し、一つひとつの音を正確に発音できるようになれば、リスニングの精度向上にもつながります。
上級者であっても、知識や発音を継続的に補強することは重要です。英字新聞やポッドキャストなど、「面白い」「もっと知りたい」と思えるコンテンツを活用し、楽しみながら英語力を高めていきましょう。
【英語レベル別】スピーキング力が上がらない理由
スピーキング力がなかなか伸びないとき、「何が足りないのか」を自分自身で見つけるのは意外と難しいものです。英語力が伸び悩む原因は、レベルによっても異なります。
ここでは、初心者・中級者・上級者それぞれがつまずきやすいポイントを解説します。
初心者|つまずきやすいポイントは知識不足
英語初心者がスピーキングでつまずく大きな理由は、英語を話すための知識と経験が不足していることです。特に、以下が主な要因として挙げられます。
- ・何を英語で伝えればよいのかわからない
- ・必要な単語やフレーズを知らない
英語初心者は、そもそも英語で会話することに慣れていないため、いきなり英語を話すことに難しさを感じがちです。また、「伝えたいこと」を英語でどのように表現すればよいのかわからず、言葉が出てこないことも少なくありません。
単語や文法などの基礎知識が不足していると、頭の中で英文を組み立てること自体が難しくなります。まずは基本的な単語・文法・フレーズを身につけ、簡単な英語でも「考えを英語で伝える」経験を積んでいきましょう。
中級者|つまずきやすいポイントは語順
英語中級者になると、日本語を介して英語を理解する習慣がスピーキング力の伸びを妨げることがあります。特に、次のような点で難しさを感じる方が多いでしょう。
- ・日本語と英語が頭の中で行き来する
- ・英語を処理するスピードが追いつかない
日本語に訳してから意味を理解しようとすると、英会話のスピードについていくのが難しくなります。頭の中で翻訳している間にも会話はどんどん進むため、次の発言を聞き逃したり、内容を十分に理解できなかったりと、会話についていけなくなるケースも少なくありません。
また、日本語の語順で英文を組み立てようとすると、話し始めるまでに時間がかかり、スムーズに言葉が出てこなくなりがちです。日本語を介さずに英語を英語のまま理解し、考えたことを素早く英語で表現する力を鍛えていきましょう。
上級者|つまずいてしまうポイントは不安感
英語上級者になると、テストでは高得点を取れても、「特定の場面ではうまく話せない」「話せるときと話せないときがある」と悩むことがあります。自身の弱点がどのような点にあるのか、具体的に把握することが大切です。
- ・知識面の弱点
- ・流暢さ・発音の弱点
- ・心理面の弱点
語彙・文法の知識や文化・専門分野に関する知識不足によって、会話の内容を十分に理解できないケースも少なくありません。
また、「間違えたらどうしよう」という不安や緊張により、本来の英語力を十分に発揮できないこともあります。速い会話についていけない・スムーズに発音できない・話題を広げられないなど、実践的なコミュニケーションに課題を感じるケースもあるでしょう。
上級者がさらにスピーキング力を伸ばすには、まず自分の弱点を明確にし、語彙・文法の強化、シャドーイングや音読、実践的な会話練習など、課題に合ったトレーニングを継続することが重要です。
まとめ
英語のスピーキング力を伸ばすには、語彙や文法などの知識も大切ですが、まずは「なぜ英語を話せるようになりたいのか」という目的を明確にすることが重要です。具体的なゴールがあれば、日々の学習へのモチベーションを維持しやすくなり、成長も実感しやすくなります。
本記事では、英語の習熟度別に、スピーキングでつまずきやすいポイントと効果的なトレーニング方法を紹介しました。自分のレベルや課題に合った学習方法を実践しながら、着実にスピーキング力を伸ばしていきましょう。
英検の二次試験でスピーキング力を試したい方には、英語学習サービス「エイゴバ」の活用もおすすめです。自分に合った学習環境を取り入れながら、英語を実際に使う機会を増やし、スピーキング力の向上につなげていきましょう。
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